このコンサートのタイトル通りに表記するとこうなる。
先日、フジコ・ヘミングとモスクワ・フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
1曲目 幻想曲「カマリンスカヤ」
うん~。。やや静かな曲でオープニングとはちょっとがっかりでした。
2曲目 ピアノ協奏曲第1番 ショパン
この曲はハンガリー・フィルのコンサートでも演奏された曲で曲の流れは演奏が始まってすぐ分かった。この曲とは別にベートーヴェンの「皇帝」もプログラムに記載されているが当日の演奏者側のチョイスだったと思います。
協奏曲の楽章の合間に拍手が。。ややフジコさんもやりにくかったのかも。。
アンコールとしてフジコさんのソロでリストの「ため息」とラ・カンパネラが。指揮者はいないものの楽団員に囲まれての演奏。初めてフジコ・ヘミングのピアノを聴いたが、ソロの演奏のときに彼女の評判の高さを思い知らされて一度でファンになってしまいました。最初はいかにも体の具合でも悪そうかなって思ってしまったんだけど坐骨神経痛だそうで、このことも含めてピアノを弾く姿に感銘を受けたしだいです。
3曲目 展覧会の絵
チケット発売時点では白鳥の湖だったのだがプログラムには「展覧会の絵」になっていて訂正の小さいチラシが挟み込まれていた。
この曲のプロローグにあたるトランペットの音色だけは耳にしていたが本当に展覧会を見て作曲されていたとは知らなかった。場面の表現がそれぞれに曲で描かれていて感心。そしてこの曲を鮮やかにこなす楽団の技量の高さやスケールの大きさなどに圧倒されてしまった。
コンサートも大盛り上がりでアンコールは「白鳥のワルツ」。指揮のシモノフさんは完全に指揮台の上でワルツを踊っていた。場内は明るくなり席を立つ客もチラホラいるがまだ拍手は収まらずシモノフさんが登場。コンサートマスターと懐中時計をチラッとみて「くるみ割り人形」の良く耳にする短い曲(曲名は分からない(汗))で締めくくってくれました。最後はシモノフさん自身が譜面を折りたたんで脇に挟んで指揮台を降りて終了と相成りました。
発売当時のチラシの内容からすると。フジコ・ヘミングがやや前面に出るコンサート内容だったので曲目の変更もあって対等なって言おうか両大御所の良さが最大限に表現されたコンサートになったと思います。
今回はS席でも1階席だったので、なだらかな傾斜しかなく前列の人の頭部が邪魔になって視界が悪かった(まぁ私も邪魔になったとは思うが。)これからは2階席常駐でコンサートを楽しもうと思った次第です。