
ウチの庭には苔がある。
この苔を根付かせるために長い年月をかけている。最初に苔を植えてからかれこれ25年ほど経っているだろうか。
父と母が西芳寺(苔寺)の庭を見たとき、苔に魅せられてしまったようで、そのときから苔庭への挑戦がはじまった。普通、苔を根付かせるなどというと、庭師の力を借りることになろうが、コストをかけたくない私の両親は無謀にも自力で試みた。ゆえに「挑戦」なのである。
最初のうちは、遠くから苔を取り寄せ、夏にはヨシズをかけるなどして頑張ったが、なかなか根付いてくれなかった。
地元に生えている苔を試し、どうにか見てくれがよくなってきたのは、10年ほど経ってから。「石の上にも3年」ならぬ「苔をおだてて10年」だ。いや、英語のことわざには「A rolling stone gathers no moss:転石に苔むさず」というのがあるらしい。まさに、あきらめずに放り出したりしなかったことが苔を定着させたといえる。
やがて、苔は直射日光にもびくともしなくなり、しっかりと根をおろした。ここまでくると、西芳寺ほどのずっしりとした重みのないことが、逆に我が家の庭らしくてよいように思えた。
苔に水をやると、生き生きとして、その上を通ってくる空気は心なしかおいしい。
この苔の多くは、現在、某所に避難している。当初はしっかりと養生するよう施工者に指示するだけにしようかと考えたのだが、苔育成の最大の功労者である母が、踏み荒らされる危険に耐えられず、丁寧に掘り起こして仮の場所に移植した。
この苔たちは、家が出来上がれば家族と同様に帰宅してもらう。
そしてさらに貫禄をつけてもらうつもりだ。
この苔を根付かせるために長い年月をかけている。最初に苔を植えてからかれこれ25年ほど経っているだろうか。
父と母が西芳寺(苔寺)の庭を見たとき、苔に魅せられてしまったようで、そのときから苔庭への挑戦がはじまった。普通、苔を根付かせるなどというと、庭師の力を借りることになろうが、コストをかけたくない私の両親は無謀にも自力で試みた。ゆえに「挑戦」なのである。
最初のうちは、遠くから苔を取り寄せ、夏にはヨシズをかけるなどして頑張ったが、なかなか根付いてくれなかった。
地元に生えている苔を試し、どうにか見てくれがよくなってきたのは、10年ほど経ってから。「石の上にも3年」ならぬ「苔をおだてて10年」だ。いや、英語のことわざには「A rolling stone gathers no moss:転石に苔むさず」というのがあるらしい。まさに、あきらめずに放り出したりしなかったことが苔を定着させたといえる。
やがて、苔は直射日光にもびくともしなくなり、しっかりと根をおろした。ここまでくると、西芳寺ほどのずっしりとした重みのないことが、逆に我が家の庭らしくてよいように思えた。
苔に水をやると、生き生きとして、その上を通ってくる空気は心なしかおいしい。
この苔の多くは、現在、某所に避難している。当初はしっかりと養生するよう施工者に指示するだけにしようかと考えたのだが、苔育成の最大の功労者である母が、踏み荒らされる危険に耐えられず、丁寧に掘り起こして仮の場所に移植した。
この苔たちは、家が出来上がれば家族と同様に帰宅してもらう。
そしてさらに貫禄をつけてもらうつもりだ。
うちには、庭といえるようなスペースがないんですが、今はなにもない状態なので、いずれは、やはり石をベースに考えたいです。
大変なのは、根付くまでですね。
しっかり根付けば、逆に芝なんかより、刈る手間がない分楽かもしれません。
あとは、見場をよくするために、枯葉を掃除するようなことはあります。
苔は盆栽にも使うくらいですから、限られたスペースこそ合っていると思います。
京都などに、いい感じの坪庭とかあるのみたことありませんか?
大変なのは根付くまでです。
しっかり根付けば、刈る手間がない分、芝などより楽かもしれません。
苔は盆栽にも使うくらいなので、限られたスペースにこそ適しているように思います。
京都などには、苔を使ったいい感じの坪庭が多いようですよ。
同じ内容の投稿がダブってしまいました。
ちょっと勉強してみます。
京都にいけたらいいんですけどね~。
私もまだ訪問したことがありません。行ったらきっと圧倒されるのでしょうね。
苔ならば銀閣寺も捨てがたいと思っています。