なるへそブログ

日々の暮らしの中で気づいた新しい発見「なるへそ~」と思った出来事を書き綴ります

校長先生の天下り先は・・・?

2013-12-18 23:57:44 | 教育
私の親戚に公立中学校の校長先生をしている方がいました。その方が今年の春に定年を迎え、中学校を退職しました

長年勤めた教員を退職をしたものの、まだまだ元気マンマンです。本人も「あと10年は働くんだ」と意気込んでいたので、どうするものかと気にしていました。

すると今年の4月から、これまで働いていた同じ市内の私立高校の教頭先生になっていたのです

どんなルートでそういう話になったか分からないのですが、同じエリアで同じ学校のお仕事です。民間(私立)とはいえトップの教育委員会は一緒ですから、何らかの口利きはあったのでしょう

これは「なるへそ」と思いました

まぁ、ぶっちゃけ言うと今回の再就職は“天下り”になるのでしょう。しかし、新たに教頭に就任した高校は私立学校です。私立は自分たちで生徒を集めて運営していかなくてはなりません。そこで中学校にもパイプを持つ人物を招聘することで、他校との競争が少しでも有利になるのではないでしょうか

つまり、これには受け入れる側(私立高校)のニーズも色濃く反映されているのです。その戦略は間違っていないと思います

同様のことはきっと高校の校長先生にもあるのでしょう。高校の次のステージに当たる大学や専門学校などに、顧問のような形で携わっている方もいると思います。

天下りというと、ついついマイナスイメージが先行してしまいます。でも今回のケースなどでは、民間(私立学校)を活性化させる良い手段のように思えるのです

高齢化が進み、年金の需給時期が後ろにずれ込む中、できるだけ長く働いていたいと希望する人は増えてくるでしょう。僕の親戚のように、これまでの経験値や人脈が活かされるステージは誰にでもあるはずです。それをどうやって見つけていくか。サポートする政策やビジネスが今後生まれてきたら面白いと思います

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