風通庵-直言

ヨモヤマ話

アメリカは北朝鮮から手を引きたいのでは?

2007-03-21 14:52:55 | Weblog
 六カ国協議の行方がどうか、一喜一憂する時代でなくなった、と、そんな気がする。
 北朝鮮の核がテロ集団の手にさえ渡らなければ、そのための手段方法は大目に見て、後は時間の推移を待って事なきを得よう。それがアメリカの今の本音ではないか。
 
 世界に類を見ない独裁国家と、世界の自由と民主主義をリ―ドするアメリカと、話しの一致を見る筈がない。独裁国家と言えば言い過ぎで、与太者国家の脅迫政治の前には、如何なる正義も無力である。しかも、北朝鮮はイランのような資源国家ではない。北には未発掘の金属資源の埋蔵が見込まれるとか、荒廃した国内の開発に対しての経済効果を目論むとか、従って棄て難いとか。しかし、そもための物心両面の犠牲は避けたいのが本音ではないか。黄色人種は手に負えない。

 ここは、中国と言う保護国,後見国にすべてを任そう。黄色人は黄色人に任そう。いまやアジアの覇権国となった中国に、北朝鮮のコントロ―ルを任そう。そしてもう北朝鮮から手を引こう。中国に任せたからは、こんごは北朝鮮問題は中国を相手に話しをしよう。と、そう決めたのではないか。このように米・中が秘密裏に話し合っている可能性もなしとはしない。
 米 「中国さん、北を任せるから抑えてよ。」
 中 「わかった、北の核はこちらで抑えるから、米さん、日本の核武装の世論も押さえて
  よ。」
 米 「それは引き受けた。それではそうしよう。」
 中 「お互いに、そうしよう。」

 もう一点は、金正日を見限ったと言えば聞こえがいいが、相手にせず。むしろポスト金正日に照準を当てるように政策転換をしたと見るのが至当ではないか。
 北朝鮮の核が如何なる核か明らかではないが、(蓋を開けてみれば線香花火の仲間内ていどかも、それはイラクの核同様に)テロの手に渡ることさえ阻止できれば、我慢しよう。

 

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