風通庵-直言

ヨモヤマ話

26年8月豪雨

2014-08-25 14:05:47 | Weblog
 台風11号から引き続いて、あまりにも長く大きすぎた豪雨(特に広島)による災害。山崩れ、がけ崩れ、家屋の倒壊、水没、死亡、行くへ不明、これも一種の自然災害かな?

 阪神淡路大震災は直下型地震による家屋の倒壊と火災、東日本大震災は地震と地震による津波さらに東電の原子力発電所事故と、本来の地震による災害以外の派生的に発生した災害が大きい。これらは常日頃の心がけ、注意、事前の防災設備等で何分の一か、何百分の一かの災害は防げた筈なので極論かもしれないがいわば「人災」と、言える。
 
 いつの、いかなる事故や災害の場合でも、その筋の学者、専門家がメディアに登場して、各種のコメントを発する。例の韓国のセウォル号沈没事故の際も同様で、海洋から船舶事故と、わが国でもこれらに関連する多くの学者や専門家の発言を聞いた。

 翻って、今度の「26年8月豪雨」における広島土砂災害について、多くの大学の教授・学者等の見解が述べられている。門外漢のわが輩、その多く分化された専門分野に驚くばかりである。悪趣味のそしりを受けるかもしれないが、新聞紙上に見る大学教授の専門分野をチェックしたのが下記である。その見解すべてが「事後講釈」後での話、現に起こった災害・現象に対する分析である。
 
 災害の起きやすいエリア
 花こう岩の風化したまさ土
 もろい地層に山裾まで宅地に
 危険個所に住宅密集
 等々ーーーー。

 かかる専門の学会が、事前に「土地・宅地開発危険個所」を指定し、生活の安全確保を呼びかけた話なんても聞かなかった。
 こう見ると、かかる災害が発生する前から、「こうなればこうなる」と、原因も結果も分かりきっていた、何によって研究者としての研究の成果が得られたのか。かかる工学系の学問は、カントの哲学やポスト・モダンの議論と違って、直接、人々の日常生活の幸・不幸、安全にに影響する。今回の広島の土砂災害は「人災」である、と、言える。
 
   地震工学   自然災害科学
   地滑り学   治山工学
   応用地質学  災害社会工学
   河川工学   傾斜地保全学
   砂防学    気象学
   災害情報学   等、等、

 いや、むしろ現実を無視した勝手な発言になったが、もし、仮にも、学者先生が、「ここは地滑りの起きやすいもろい地層で宅地開発には向かない」なんて公表した場合、たまたまそこが土地開発業者の宅地造成予定地であれば、営業妨害のそしりを真っ正面から受けるであろうし、場合によっては政治家が動いて「学者の口車に乗ってたら商売にならん」の一言かも。いや、これも土地ブームの時代ならの話で、いまや昔の夢である。
 

 
   



 

平和をいかに維持するか?

2014-08-20 13:18:34 | Weblog
 今年も8月15日の「終戦の日」が終わった。

 「平和」ー、孫たちに平和の大切さを伝えていきたい」。「生まれてきて良かったと思える世の中であるために、戦争はあってはならない」。「戦争の悲しみを繰り返さないように、命ある限り、語り続けていきたい」Etc、etc、元特攻隊員や遺族会、戦争体験者の声、声----。

 世の中が「平和」であることを誰しも望むが、その「平和」をいかに維持するか。要は、その方法である。過去を語るだけでは無理である。日本がアメリカと戦争したことさえ知らない大学生がいるという。

 現に、集団的自衛権を容認すれば戦争の巻き込まれる、いや、戦争になるとか。各種世論調査でも、集団的自衛権の容認に反対が、賛成を上回っている。
 これは、消費税の増税、賛成か反対かと同じで、当然反対が多くなる。
 多分に情緒的である。
 それも当然で、自民党の旧議員までが、戦争で人を殺し殺される話はいやだから反対と、公然と唱えている。こんなことからも、集団的自衛権と戦争を結び付ける単純な考え方がいかに多いか。戦争をする国になる、とか。
 各種世論調査で、上記の設問で終わらずに、設問をさらに進めて、反対の理由を、「なぜ反対か。複数回答で」の項目を追加して、さらに「平和を維持するための方法。複数回答で」。と、そこまで設問の項目を増やすべきだ。で、なければ徹底しない。

 海江田氏は「集団的自衛権を使わなくても、国民の生命・財産を守ることが出来る」と街頭演説で述べたようだが、それなら「どのような方法で?」、その方法までの説明がなければ本物ではない。ただの放言である。

 現在が平和なら、その平和を今後もいかにして維持していくか、その方法、それが問題である。       

 

 

 

 

まだ千年は経ってないが

2014-08-16 05:05:05 | Weblog
 あれッ!
  朴さん!
   大統領さん!
  
 光復節の式典で、ほら、言いましたやろ、
 ----日韓関係で、両国間に残っている過去の傷をいやす努力が必要だ----とか、日韓国交正常化50周年の来年に向けて未来志向的な友好協力的関係をきずかなければならない----とか、まだまだ言うてはりましたなァ。

 韓国の歴史は、もう千年経ちましたんか。えらい早いでんな。日本なんかまだ1年そこそこでっせ。いや、実は、朴大統領さんが、加害者と被害者という歴史的立場は1000年の歴史が流れても変えることはできん言うてましたやろ、ほら、あの、「3・1独立運動」の記念式典で。さすがに韓国は歴史を重んずる賢いお国柄や思て、この分なら、ひょっとしたら「神功皇后の三韓征伐」まで遡るんやないか大いに心配や。
 
 なんせ、先のことは先のことで、千年でっしゃろ。10世紀も将来のことと悠長に構えてましたんや、われわれは。

 やっぱり堅実なお国柄やなあ、韓国は、わが国の模範、いや、世界の模範やなあ。
 たったの1年やそこらで、千年も過ぎてしまう、そんなお国----見事な計算、----ご立派----中國と手を組むだけあって、なかなかご立派、ご立派!!!
 わが国なんか、足許へも及ばんわい。

一機一艦

2014-08-15 08:04:19 | Weblog
 きょうは8月15日で「終戦記念日」。
 
 この記念日が決まった時、と言っても、いつの間にか誰かが言い出した、そんな感じであったが、戦争に負けてナンで記念日やねん? と、なんとなくそんな思いがした記憶がある。と言うのは、記念日なんて言うと、名誉とか喜びとか、なんかそんなそんなことの一連の行事を連想するからであった。
 以後、喜びも悲しみも、後世にまで歴史的事実として残すためには「記念日」なる名称を用いるものだと了解した。(ただし、それが正しいかどうかの判断は別にして)

 昭和20年に旧制の中学校へ入学した。当時の入学試験は、試験用紙が不足していたので、「口問口答」と言って、普通言われている「口頭試問」であったが、試験の途中で空襲警報が発令されたら中止になるので、そのための予備として、用紙一枚の謄写版刷りの「紙問紙答」が用意されていたが、これがまたインキが不足していたため薄くて読みずらかった。 
 
 ところで、その「口問口答」だが、最初に次のような歌を読まされた。

  「敷島の 大和心を 人問わば 朝日に匂う 山桜花」

 誰の歌か?
  本居宣長です。
 この歌から何を思うか?
  特攻隊です。
 特攻隊の何か?
  名前です。
 どんな?
  敷島隊、大和隊、朝日隊、山桜隊です。

 と。こんなことは当時の子供はみんな知っていた。

 この特攻隊は、歌の順に出撃したのではないかなあ。イヤ、その前に終戦になったか。そこまでの記憶はない。この戦略、もはや戦況不利の折から、当時の陸軍の偉い人が考え出したようだ。飛行機一機で敵の軍艦一隻を攻撃。要するに、
 一人が多数を。
 飛行機一機が軍艦一隻を。
 小さな犠牲で大きな被害を。
ではあったが、飛行機で敵の軍艦に体当たりであるから、特攻隊として若者が犠牲になった。

 先輩の中にも「オレ、死にに行くねん」と、軍隊に志願していった者もいたが、当時のいわゆる戦時体制のもとにあっては、この決戦下に、国のために、なにがしかの貢献をしたい、じっとしていられない、との思いは若者みんなにあった。

 さて、天皇陛下の玉音放送があって、戦争は終わった。負けた。と言っても、悲観も楽観も、さほどの感慨もなかった。もう連日の空襲で荒廃しきっていたから、いまさらの感であった。
 人それぞれの当時の置かれていた立場にもよるが、わが輩いまの中一であった。

 

電話の儲け話に乗る人の気が知れない

2014-08-13 09:50:19 | Weblog
 「特殊詐欺」とか言う、特別な種類の詐欺、なんでそう簡単に引っかかるんやろうか。不思議やなァ。 世の中にそう簡単に儲かる話なんてあれへんのに。
 やっぱり、チョットでも、儲けたいと言う欲があるから、分かってながらも引っかかるんチャウやろか? しやから、そんな人が世の中にいる限り、いくら警察や関係者が知恵を絞っても、アカン。

 こう言うブロガー、元来が、体質的に、投機的な、不確実な、一発勝負的な、金銭だけでなしに何かにつけて「弱い」そんな体質やから、儲け話なんかの誘惑に乗ったことがない。これだけは自慢やなァ。と言うて、お金がいらん訳やないけど、ヤッパリお金はたんと欲しいけど、自分には縁がないと、そんな話には自ら拒否すことにしている。かりにも、間違って、電話に出ても、その種類の電話やったら、イヤオウなしに一方的に切ってしまうんや。要は、そこのところやなァ。ウダうだ言うて電話に付き合っていると、自然と引き込まれてしまうから----。

 こう言うブロガー、かねてから電話は「留守番電話」にしているし、「ナンバー・ディスプレイ」も利用している。しやから、相手の電話番号によって、こちらに関係がなければ最初から受話器を取らんようにしている。
 特に、「0120-」のフリーダイヤルなんかは絶対に受話器を取らへん。と、言うことは、内容のいかんにかかわらず、利用することはないから。商売上の電話にはこちらは関係ない。自分と関係のないところからの電話は取らんようにしてる。
 あるところで、この話をしたら、そんなことしたら「交際の範囲が狭うなる」、「なんのための電話かわからへん」と言う人がいたが、ヤッパリ、なあー、と、思うた次第。
 
 今日ビ、電話帳を見て、電話をかけるいうこともなし、本来の電話帳が当てにならん。携帯電話が普及して、公衆電話もなくなったし、結局は、商売上に利用されるだけの電話では、この分なら、わが家は卓上の電話はもう止めようか思うてるくらいや。

 なんせ、特殊詐欺等の巧妙になってきた騙しの手口から逃れようとしたら、本人の日常の注意は当然としても、何らかの「策」も併せて必要やないかな、と思う。

決まり切った狙い撃ち

2014-08-11 11:48:38 | Weblog
 彼の国に、「独禁法」なんて、そんな氣の利いた法律があったんかいな。これは多分、中国進出のすべての日本の自動車メーカーに、嫌がらせするための、勝手法とチャウヤロカ、習近平の? と思うたが、どうやら他の資本主義の先進国並みに、平成8年かな、制定してたようや。
 価格協定かなんかで値を吊り上げてるとかって、難癖つけて----。質の違い、品質の違いやがな、品質の。けど、一党独裁の国のこんな目的は、高く売った分を罰金か、科料で取り上げたいんとチャウヤロカ。そして、金銭の取り上げだけでやなしに、技術的な企業の内部秘密まで盗み出したいんやないやろか。

 取り上げた罰金か、科料は、習近平主席一族の臨時収入かーー。さー、その臨時収入か、活動資金か、それは兎も角、そこを次期主席から「規律違反」の一言で、一族郎党十把一絡げで虎に準じて退治されること、その方法は、習本人が先鞭をつけている通り。
 
 なんなら、中国製品より安うしたらどうや? そしたら、こんどは不当廉売や、言うかも知らんな。

 ----ところで、と、相前後して、評論家の石平氏が、産経新聞のオピニオン欄<China Watch>で、「ーー日本企業はこれから、『撤退』を本気で考えるべきではないか。」と結論づけて、実は、共産党中央校の韓慶祥副学長が「新しい闘争を深く理解せよ」との論文を発表。その中で共産党政権が直面する8つの新しい闘争を示し、勝ち抜くために「国内外の敵」と徹底的に戦うことを党院幹部に呼び掛けたが、その8つの闘争の一つが「市場争奪戦」で、これに習政権が早速取りかかった。これは政権党から発せられた「外資企業叩き」の大号令で、それが実際に始まったのであると、石平氏は見る。

 話が、前後するが、米国系中国現地企業「上海復帰食品」の期限切れ鶏肉問題が、まずそれで、悪いのはアメリカ企業で、中国企業ではない、と。さらに、同じく、米系スーパー、広東省のスーパーウォルマートで、半月以上も使い回した食用油で揚げたフライドキッチンを販売したり、虫が入って返品されたコメを店内のレストランで使用したとかと、またぞろ「食の安全」である。
 決まり切ったような「狙い撃ち」で、平気な顔や。

 一旦ケチがついたら、臆面もなしに取って付けたようなことでも平気でやり出す彼の国の悪習。分かり切ったようなことでも、平気で言いだす、そんなお国柄や。
 悪いのはアメリカの企業、中国の企業ではない、と言いたいらしいが、誰もそんな言い草を信ずるアホはおらん。いてへん。どれもこれもこの程度が中国の知恵である。
 同じ時期に、神戸の洋食店の経営者が、読売新聞に投書している。「日本と中国とは衛生観念が違う」と。中国人の従業員に地面に落した食材は廃棄するように教えると、故意か偶然か「落とした」と言って食材を勝手に持ち帰る。従って、彼らを使用するには「倫理感から教えなければ----」と言う。従って、リスク覚悟で安い外食にするか、安全を担保した値段で外食をするか。お値打ち価格のメニューにはウラがある。
 一種の忠告である。中国、中国人のことなら、さもありなん。
 

まともな道徳教育を

2014-08-09 14:09:46 | Weblog
 あの手合いは、道徳の授業を「価値の押し付け」と言う。どうせそんなこと、その程度のことであろう。思った通り。
 
 押し付けでどこが悪い? オノレの勝手な好き放題の押しつけ、、おかしな思想を押し付け、それはいいのか?
 
 子供に価値が分かるのか? その指導、それを教えること、善・悪、正・不正、それを教えるのが教育ではないか。

 一口に「価値」と言っても、良い価値と悪い価値がある。どうせ、学習指導要領の価値は悪い価値で、オノレのおかしな偏った思想の価値は良い価値と言いたいんだろう。

 その価値判断を教えるのが教育ではないか。

 民間の有識者でつくる「教育再生をすすめる全国連絡協議会」は、「10の提言」を掲げ、そのなかに道徳の充実に掲げる、学校、家庭、地域が連携しての「道徳教育啓発推進法」(仮称)の制定を求めているが、願わくば、併せて「あの手合いからのオノレ勝手な「価値の押しつけ」反対の放言は、永久これをに排除する。」との一条を付け加えて欲しいもの。

 あの手合いは、70年前の終戦直後の思想から一歩も出ていない。とは言え、みんな戦後生まれで、戦中のことを知っている者は誰もいない。教えられたままのことを金科玉条にただ横流しして言っているだけ。学校と言うところは、企業のように時代時代に適合して、生きていない。だからいまだに「価値の押しつけ」てなこと言っても通用する社会で、稀にみる少数社会。
 「人を殺して見たかった」とか、人の命のなんたるかが分からない。動物は性善説で、人間は性悪説。これは教育の主要部分の放棄による結果。
 「親が子を殺し、子が親を殺す」、「教師が生徒にセクハラ」、これみんなよって来る原因は同じ。

 道徳教育の実施でどこが悪い。生まれた子供が、学校へ行くまでは家庭による躾け。学齢期になると学校での道徳教育、個人と社会。社会に出ると地域、企業、集団での習慣、仕来たり、人たるの道。
 このうち最も重要なのが「学校における教育」である。

 こんなこと言うとナンだが、戦前の「修身」は良く出来ていた。「一定水準の授業を担保するには質の高い教材が必要」と文科省が言うように、教科書は当然必要で、あの手合いの勝手な言い分を排除して、全国共通の教科書が必要である。
 教科書も、まともな道徳教育のためには、国として、国民として必要な道徳を教えるため、内容を教科書で統一するべきだ。
 そして、検定なんてケチなこと言わないで、教科書はすべて「国定教科書」であるべきだ。

 
    

地域冷暖房はどうか?

2014-08-06 12:19:22 | Weblog
 夏の五輪で、東京を冷やせ! と、その方法論が俎上に上っているようだが、嘗て、大阪万博が千里丘陵での開催が決まった際、周辺に新しく生まれる住宅・商業地域に「地域冷暖房」の設置の計画があるとか聞いていたが、現在の千里ニュータウンにそんな気の利いた施設はない。
 当初の単なる噂であったのか、技術的な問題が原因か、資金面からか、なんせ途中で沙汰やみになった。東京五輪で、東京を冷やせのテレビ番組を見てヒョッとそんなことを思い出したシダイ。
 各家に、電気、ガス、水道と、無意識のうちに栓をひねって使用しているが、それにもう一本「冷暖房」の栓が架設され、夏は冷風、冬は温風と、そんなことが実現すれば、いまの生活がもう一段レベルアップするのだが、さて、贅沢か?

 東京五輪で検討してみては? 会場周辺だけでも!

一強多弱症候群

2014-08-05 12:03:46 | Weblog
 いかに軟弱政党でも、その代表者たる地位はそれほどに魅力的なのか。一旦居座れば是が非でも居座り続けたい、その精神構造は----? 海江田氏。
 もう1年代表を務めて、成果がなければ「お後と交代」。その間猶予を、と。ところが、沈滞気味の党内事情を見計らって、折から代表選の前倒しのうわさがポロポロ出始めると、海江田氏、厚かましくも「さらにもう1年----」と。さー、ここら辺りがわれわれ善良な市民には理解しがたい所である。約束した成果も見るべきものがなくて、聞こえるのは非難ばかり、本人にしてみれば恥の上塗り以外の何物でもない。従ってここは善良なる市民でなくても、普通の人間なら、格好悪い、恥ずかしい、公衆の面前で顔潰される、これではなんぼ何でも自尊心が許さないと、自ら辞任を申し出るのが筋だと思うんだが、そこはそこ、政治家の精神構造はやっぱり違うような。非難ごうごうも実績の一つになるらしい。

 折りしも、多弱の野党各党は、維新の会と結いの党は新党を、石原氏は新党「次世代の党」を、民主党の若手で反海江田グループと、どことなく連携の氣配。反自民もあれが準自民もあり。しかし、問題の集団的自衛権の容認に関しては、野党でも容認派が目立つ。ところが、民主党内は例によって例のごとく右から左まで党内に抱え込んでいるから、纏まった議論もできないし、方針も経たない。

 今月1~3日、読売新聞が全国世論調査を実施した。集団的自衛権で、安部内閣の支持率は前回より下がったと思いきや、全回(7月2,3日)48%から3ポイント上がって51%に。政党支持も、民主党5%に対し、自民党38%と圧倒的である。ところが集団的自衛権の容認については、評価する41% 評価しない51%、
 集団的自衛権に関して政府は国民に十分説明しているか。している11%、していない85%。
 
 どうやら海江田氏、ここに目をつけたらしい。民主党は「集団的自衛権の容認に反対します」と、反対の立場に立ったようだ。読売新聞の世論調査を背景に、党内リベラル派に合わせての決着。安易な決着。
 代表はやめたくない。
 
 一強多弱症候群はまだ当分続く。