小石川植物園へ

2023年03月18日 | flower
皇居の一般参観と昼食の後は
東京メトロで茗荷谷まで移動し
小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)に行きました。

平日のためか、まだ春らんまんの花ざかりには早い時期だったからなのか、とても人が少なかったです。
思いつきで訪れたのですが、
丁度4月からのNHK連続テレビ小説「らんまん」主人公のモデルになった植物学者牧野富太郎さんが働いていた場所だったそう。ミニ企画展が催されていてラッキーでした。

主演の神木隆之介さん、好きなので楽しみです。
植物の分類法や学名の付け方を作ったのはスウェーデンのリンネという植物学者で、リンネが作った大きな分類から鋼→目→属→種とだんだん細かく植物を分類しラテン語で世界共通の名前を付ける方法は今でも使われています。

新しく発見された植物に名前を付けるには、その植物の属が分かり、種の名前を決め、ラテン語で表さなければならないそうですが、牧野富太郎さんは日本で初めてこの作業をやり遂げた人なんだそうです。
日本で発見された植物に日本国内で学名を付ける。そして自分で絵や文章を書き印刷所の石版印刷機を借りて自身で印刷まで行い「日本植物志図扁」を作ったのは彼が26歳の時。
それから94歳で亡くなる寸前まで植物の標本を作り、論文を書き研究をやり続
けた植物一筋の人だったようです。

野原のような所に学生さん達と座り込んで楽しそうに語らっている写真や
太鼓のような楽器を肩から下げ、嬉しそうに微笑んでいる写真を見て、ユーモアがあって面白い方だったのではないかな、と思いました。

持ち歩きしやすそうなブックレットを購入。寄付をしたら園内の杉ぼっくり数種を頂きました。

シロレンギョウ
園内で綺麗に咲いていたのは
ミツマタや

カンヒザクラ

スイセン

ツツジ
ふきのとう

初めて見て驚いた花が、
このホンコンドウダン
グミキャンディーのようにツヤツヤしているベル型の可愛らしい花でした。
満開の桜の下の芝生に寝転び、気持ち良さそうに空を見上げる子連れファミリーさんがいらっしゃいましたが、それ以外はほとんど人が居なくて静かで貸し切り状態。ゆっくりできました。
サンシュユ

サザンカ


椿が見事でした。
ソメイヨシノが満開になったら美しい桜並木になるでしょうね。

レトロな佇まいの旧東京医学校本館も素敵でした。
分類標本園、薬園保存園、ニュートンのリンゴ、メンデルのブドウなどもその季節になったらまた見に来たいと思います。














コメント    この記事についてブログを書く
« 都内散歩 皇居 一般参観 | トップ | 桜のスクラッチアートとパス... »

flower」カテゴリの最新記事