けろちゃんの山日記

定年後の山行録です

那須三斗小屋温泉は雪の中

2008-03-03 12:06:39 | Weblog

本格的な冬山はほぼ8年振りですが、野歩路会で、「雪の三斗小屋温泉」というのがあったので、参加しました。途中の峰の茶屋は強風で有名なところです。天気が良ければ隠居倉から朝日岳に登る予定となっていました。
3月1日(土)
朝6時50分池袋集合で、参加者は18名でした。さすがに女性は内6名と少ないです。ワカン(小生はスノーシュー)、アイゼン、ピッケルを使用するのですが、76歳の女性がいるのにビックリです。
10時半、登山口の大丸温泉に着きました。すぐ雪道を歩きだします。30分ほどで神社に着き休憩、ここでオーバーシューズを装着したのですが失敗です。1時間もしない内にジャリ道になり、おまけに凍っています。強風の中でアイゼンを付けるハメになってかなり難儀しました。なだらかな道ですが、雪も着かない強風地帯でした。引き返すグループもありました。我々はどうにか12時半峰の茶屋の避難小屋に逃げ込みました。昼食後、アイゼンを再装着し、女性は男性とペアでアンザイレンをし、初めは鎖に掴まりながら下ります。200mの下りで下の避難小屋についてホッとしました。あとは樹林帯の中の緩い下りですが、夏道は途中で消えてしまい、時々藪の中に入ってしまいます。小雪がちらついています。
地元遭難対策協議会の超ベテランのリードを受けているのに途中少し引き返したりすることもありました。ラッセルを続けて、午後4時前やっと三斗小屋温泉に到着しました。
この旅館(大黒屋)は当然冬季休業です。そこをムリに頼んで今日だけ営業して貰ったもので大感謝です。男女交代で温泉に入りました。
3月2日(日)
7時朝食、今日も雪が降っています。朝日岳はあきらめ、昨日のルートを戻ることになりました。出発も8時半とゆっくりになりました。
スノーシューの二人が先頭でラッセルしますが、昨日のトレースが僅かに残っていて助かりました。途中、スノーシューが緩んで外れる失敗がありました。反省です。10時過ぎに、下の避難小屋に到着、熱いコーヒーを飲んでゆっくりしました。晴れてきました。茶臼岳も剣が峰も良く見えてきました。
10時50分、アイゼンに付け替え、万全の体勢で峠に向って登りだします。夏道でなく、沢沿いの凍った直登ルートです。アイゼンが快調に効くのでラクです。さいわい今日は風も昨日ほどでなく、11時20分アッケなく峠を越えました。
下りは早いです。走るように下り、途中写真を撮ったりしましたが、12時10分、もう大丸温泉に到着しました。

大滝旅館で温泉に入りました。洗い場が狭くて、温まるだけでした。うどんを食べてゆっくり休憩、午後2時出発です。
午後5時半池袋到着とまだ明るい内でした。
今回は結局山は登れずでしたが、烈風体験と雪中ラッセル歩行で、冬山の気分はかなり味わうことが出来ました。反省材料も見つけられ、今後に良い経験でした。