けろちゃんの山日記

定年後の山行録です

立山・裏剣ミニ縦走に行きました

2007-07-23 18:48:57 | Weblog
まだ梅雨なのに北アルプス立山から裏剣に縦走しました。
仙人池ヒュッテには一度は行きたいところとかねがね思っていましたので本望でしたが、残念ながら雨で裏剣岳の威容は見ることが出来ず、小屋にあった写真を見るだけでした。
ヒュッテから阿曾原温泉小屋までのルートは雪渓を渡ったり、沢を高巻きしたりと結構厳しいものがありました。あまり人が入っていない時期で、ルートを探すのに時間がかかり、また半年振りの登山で、足にはつらいものがありました。
欅平までの断崖絶壁の水平道5時間も長かったです。久し振りの本格的登山に充実感がありましたが、結果的に見て単独行にはちょっと向かないコースでした。
7月18日
新宿22時半のさわやか信州号夜行バスに乗ります。
7月19日
朝5時15分頃に、扇沢に着きましたが、1番のトロリーバスは7時半で2時間待ちです。室堂へ直行するバスの方がずっと早く着くのですが、料金が高いです。
トロリー、ロープウエイ、トロリーと乗り継いで9時30分ようやく室堂に着きました。天気は晴れ、暑いです。一の越までの登りは意外に短く、1時間もかかりません。

しかしそこから雄山への登りは急で息が上がりました。11時半雄山通過、大汝山は12時で昼食です。カップメンを食べましたがどういうわけか美味しくありませんでした。次に別山までには結構登り下りがあって時間がかかりました。
200m近い登り・下りでしょうか。2時40分乗越しから剣沢小屋へ下ります。急な雪渓をトラバースしましたが後は緩い雪渓を下るだけでした。15時5分剣沢小屋到着です。
夕方剣岳が見え、写真を撮りましたが、これが今回の剣岳の見納めとは予想外でした。

7月20日
6時剣沢大雪渓を下ります。アイゼンは着けなくても大丈夫と判断しましたが、1時間半も歩いたのですから着けた方がラクだったでしょう。失敗でした。真砂沢出合いで雪渓がなくなりました。

二股までは今年はまだ人が通っていないルートで、草が生い茂って道が分りにくいです。二股の立派な橋は昨日出来たばかりで、私が渡り初めです。雨が降り出しました。ここからの仙人新道は急ですが良く手入れされた道でした。なんとか三の窓雪渓や池ノ平山を見ながら登りました。

北俣ルートは通行禁止になっていました。
剣岳頂上、八峰は残念ながら全く見えません。11時5分には仙人池ヒュッテに到着したのですが、まだ午前中なのに足にかなりの疲れを感じました。池ノ平山もガスの中です。この有名な展望も味わえません。
7月21日
小雨です。もう一泊しようかと考えましたが、天気予報ではまだこの悪天が続く見込みとのことであきらめました。下山にします。あまり雨が続くとまた降りられなくなるとのことです。沢を下っていくとすぐ急な雪渓でした。かろうじて夏道を探しながら降ります。時々雪渓で隠れ、探すのに時間がかかりました。雪渓をずっと降りた方がラクなのですが、崩落しているので出来ません。仙人温泉まで2時間を要しました。仙人温泉の小屋番に下の様子を尋ねたら、下の2本の雪渓の横断は可能とのことで安心しました。しかし、2本目の左からくる枝沢の雪渓を渡ったところで道が消えていました。対岸にルートが見つからず、うろうろして雪渓を下ろうかと思った時後続のパーティ2人組が降りてきました。なんと雪渓を登っていくのです。下山なのに登るとはと驚いたらなんと横断後も大高巻きとなりました。100m以上も登ってから下って沢ルートに戻りました。ただこの高巻きルートは今日までで、明日からは雪渓をそのまま下りて橋を渡るとのこと。橋の完成が当日夜6時と遅かったためで、随分損をした感じです。枝沢の徒渉が危険ということでした。これで、阿曾原温泉小屋に着くのは2時間以上も予定より遅れました。11時25分着で、軽く昼食を取ります。小屋番に、最終トロッコ電車に間に合うかと聞きましたが、返事は「間に合わなかったら祖母谷温泉に泊まれば良い」とのこと。11時50分発では間に合わないと言わんばかりでした。ただ一人ならあまり休まないだろうから間に合うかもとも。
丁度雨が上がり、雨具を脱ぐことが出来ました。水平道までの登り返しが30分かかり、いよいよ水平道です。初めは歩き易くて助かるなと思っていました。しかし2時間ずっと歩いても何も変りません。永久に水平道が続く錯覚を覚えました。3時間以上も歩いて中間点の志合谷のトンネルになりました。まだ2時間以上あります。16時半、やっと欅平上部という標識に出てホッとします。下りに1時間はかからないと読んだからです。17時8分ようやく欅平駅に到着しました。最終に間に合いましたが、阿曾原小屋で聞いた祖母谷温泉に泊まりたくなり、電話して、車で迎えに来てもらいました。ここは山小屋ですが、温泉は野天で実に気持ちの良いものでした。トロッコ電車でしか来ることが出来ない場所なのに車があるのが不思議です。もっとも車には番号もありませんでした。
7月22日
7時朝食、8時15分出発、同宿の夫婦連れと一緒に歩き出します。9時欅平駅着、9時16分の始発に乗ります。宇奈月10時28分、発11時、新魚津11時半、ほくほく線特急はくたか号に初めて席が取れました。12時9分発、越後湯沢13時57分、発14時3分と忙しいです。上野着15時15分、自宅は16時でした。

2007年7月やっと登山再開です。

2007-07-03 12:48:23 | Weblog
2月3月の入院で、登山から遠ざかっていました。やっと再開です。病み上がりということで、手始めは志賀山(標高2036m)にしました。名前の通り、志賀高原の真ん中にあり、リフトに乗ると、標高差は200mそこそこの軽い山です。
行程も3時間半しかありませんが、東京から遠く、日帰りでは限界的でしょう。
7月1日 池袋7時集合、野歩路会のM氏の例会です。マイクロバスはほぼ満員の25名でした。関越高速を渋川・伊香保ICで降りるとは予想外です。長野周りだと思っていました。これだと一般道が3時間近くかかることになります。
滋賀山登山口の硯川には11時15分に着き、リフトで高度を100mほどラクをします。11時35分緩やかに下る道を歩き出します。40分ほどはなだらかな道ですが、、それからの40分は急登でした。12時50分頂上着で昼食です。
天気は晴れていますが、高曇りで展望はいまいちです。梅雨どきの山では恵まれた方でしょう。1時15分頂上から東へ向い、滋賀神社のピークにお参りしました。地元の人が山開きなのでしょうか大勢来ていました。四十八池へ下って池塘を見ました。ワタスゲとヒメシャクナゲとイワカガミが咲いています。登りの時の道と合流してリフト乗り場着は丁度午後3時で、ハイキングは終了です。
帰りは当然、草津温泉に入浴しました。池袋着8時半と極めて順調でした。