みどりの船

絵本と絵本まわりのこと、日々の雑感を少し。

かえるくんのたからさがし

2007-07-06 | 子どもと楽しんでいる絵本
マックス・ベルジュイスといえば、オランダでは
うさこちゃんのブルーナと並んで、小さい子から親しんでいる
国民的な絵本作家さんなのだそうです。

今年2月のオランダ絵本作家展では、会場に入ってすぐ
ブルーナ作品、〆がベルジュイス作品になっていて、
このかえるくんシリーズをはじめ、たくさんの原画が
展示されていました。
そういえば、このシリーズは、「げんきをだしてね かえるくん
しか読んだことないなぁと思っていたのですが、
3月に、とてもタイミングよく、人形劇団
『ひぽぽたあむ』(→)の人形劇「かえるくん かえるくん」を
見る機会がありました!
演目は、『かえるくんのとくべつな日』と
かえるくんのあたらしいともだち



これが、とてもおもしろかった!
当時、まだ2歳10ヶ月のコハが、声をたてて笑うほど
小さい人にぴったりの人形劇にしあがっていて、
親子ともすっかりかえるくんファンになってしまったのでした。
お人形も、絵本から飛び出してきたようにそっくりです。

それから・・・・少しずつ図書館から借り出しては
かえるくんシリーズを読む日々。
今まで借りてきたのが、4冊。これが繰り返し借りるので
なかなか先に進まないんですよね。
まだまだ、シリーズ残っています。

  
  

かえるくんはといえば、好奇心旺盛で、なんにでもチャレンジ
するけれど、いつもかなりなマイペース。
時々友だちのみんなを振り回したり、心配かけたり
するのだけど、友だちの目はいつだってあたたかく、
とても安心してしまいます。
かえるくんも、ちゃんとそこのところ、自覚しているのかな

散歩の途中で見つけたくまのぬいぐるみを、友だちに
したいと連れ帰って、言葉を教えたり・・・
急にたからものがあるに違いないと、穴を掘り出して
おっこちたり・・・
白いあひるさんに恋してしまったり・・・
旅に出るねずみくんにくっついてきたものの、弱音をはいて
ホームシックにかかったり・・・・
なかなかにぎわしく、それでも反省したり、自慢したり、
自己肯定したりしながら、よかったよかったとなる結末。
これがとても心地よいんですよね。

お話に登場する、ねずみ、あひる、ぶた、のうさぎの
それぞれのキャラが際立っていて、そこもまたよくて。
ちょっとクールで、紳士で、頼りになるねずみくんは、
いつも冷静で、そっとかえるくんのことを支えてくれる
ところがステキです♪

お話の起承転結に引き込まれるのか、少し長いこのシリーズ
ただいま静かなブーム中
中でも、一番気に入っているのが、『かえるくんのたからさがし』
のようです。

この静かなブームのきっかけ、ひぽぽたあむさんの人形劇は
ちょっとオススメですよー!

コメント (16)
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