HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

the HIATUS at Borofesta 2011 in KYOTO

2011年10月23日 | 細美武士/the HIATUS
2011年10月22日(土)

かなりの雨模様の日。

ただ、私はどちらかというと晴女。
ゆえにボロフェスタの会場に行くまでの道中も終わって
帰るまでの道中も雨はやんでた。ゆえに傘を使うことはなかった。

ってなんの自慢にもなりませんが(笑)

この日京都で10周年を迎えたBOROFESTAに
初めて参加した。

以前は西部講堂でやっていたのが
KBSホールにいつからか移動したそうだけれど
なんとなく知っていたけれど、幼少の頃から
京都に住んでいたらわかると思うけれど
京都大学の西部講堂っていうのは
独特の空気感があって、いわゆる和製パンクが
育つというのか、それもちょっとラジカルな
反○○な雰囲気があって、それがやや近寄り難い
存在にしていた。

が、今回the HIATUSが出るというので
初めてちゃんとBOROFESTAというものを
見る事になった。


the HIATUSが決定したのはおそらく最後だったと思う。
ゆえにそれまでのチケットは曽我部恵一さんや
eastern youthだけでもかなりチケットは買われていたと思うので
the HIATUS枠は結構狭き門だったと思う。
何せ700人が最大ぐらいのホールなので。

昼の部は12時スタートだったんだけれど
私は14時台のPeople in the boxのほぼ終わりぐらいから
会場に入った。会場はL字型に3つのステージが設置されていて
10mステージがKBSのステージで
その横にセンターステージという小さなステージがあり、
さらにその横に9mステージというのが設置されていて
それらを交互に使ってライブが進行して行く形だった。

ライティングにしてもステージのバックの装飾にしてみても
看板等にしても、どこか大学の学祭のような
手作り感が溢れていた。もちろんそれがこのフェスの良さなのだけれど。

私が見たのは
sleepy.ab
長谷川健一
曽我部恵一BAND
トクマルシューゴ
チャン・ギハと顔たち
シグナレス
eastern youth
そしてthe HIATUS

実は会場に入ってから一度も外に出てない。
トイレすら行ってないという
驚くべき自分。

sleepyは北海道出身で前から知ってたけれど
CDとかは持っていない。
3曲目にやった曲がどこかイギリスのヘイヴンを
思い出した。
彼らは「京都ってこんなに暑いの?」って
かなり京都の蒸し暑さに参ってたようだけれど
この日は雨も降ってたし温度も高かったので
蒸してました。で「北海道では雪虫が
飛んでたから、もう雪降ってるかもしれない。
あ、みんな知らないか。」というような話をしてた。

たぶん多くの人は知らないだろうけれど
the HIATUSのファンは知ってるんじゃないかな?
細美くんが北海道に滞在してたときのブログか
記事かなんかで雪虫について話してたから。

その後、長谷川健一という弾き語りのアーティストの
歌を聴いた。私は初めて知ったけれど、
歌の雰囲気はボブ・ディランのようだった。

で、10mステージで曽我部恵一BAND

いろんな場所で彼の名前を何度も目にして
昔はもっとスリムなイメージだったけれど(笑)
今はまるっこい感じだったけれど
彼のステージを初めてみれてほんとうに
やっとみんなの仲間になれたような気がした。
皆っていうのは日本のオルタナを聴く人たちの。

トクマルシューゴはおもちゃ箱のようなバンドだった。
楽しいバンドであるのは確かだ。

チャン・ギハは在日のバンドかと思ったら
韓国のロックバンドだった。ゆえに片言の日本語と
ほとんどがハングル。だからまったくわかんなかった。
でも、彼らの追っかけさんらしき団体が
来て、ハングル語が書かれた画用紙(?)とかを
ステージに掲げて、赤いライトをもって
キャーキャー言ってた。はるばる日本まで来たんだと
驚いた。まあ、逆パターンもあるけれどね。

韓国のロックバンドでもこのバンドは独特だと思った。
ある意味初めてみるロックバンド。なんかよくわからないけど
妙な魅力もあったり、へんな動きしてこういうの日本じゃ
見た事ないな~って感じで。演奏はうまいんだよね。
ボーカルも。ときどきちょっとした時に顔は違うけれど
歌い方がフジファブリックの志村さんを思い出しちゃった。

シグナレスはピコピコ系なんだけれど
最後にわかったのはこのボーカルがゆーきゃんさんだった
ってこと。

「え~!」って驚いた。

実はもう何年以上前かな?
私はゆーきゃんさんの弾き語りのライブに
行ったことがあるんだ。あのときの素朴な青年が
今これ~!!!って感じの大イメージチェンジでした。

eastern youthは名前は昔から知っている。
でも、写真とか見ると、なんか怪しいおっちゃんたちって
感じでなかなか自分からすすんで聴こうって思えなかった。
すごく評価されているのは知ってたけれど。
だからこそ、こういうチャンスにちゃんと聴こうって
思った。
すると、すっごくよかった!
MCもすごくいい事いうんだよ。
「俺を否定されたって、俺は生きていってやるぜ」
だからお前らも生きて行くんだぞ~みたいな
前向きな強い言葉を放っていた。
そして、見た目はほんとおじさんたちなのに
歌の感じも声も演奏もすっごく若くて
ほんと力がみなぎっていて、わ~好き~って
思ちゃった。

彼らはうわさ通り素晴らしかった。

このBOREFESTAっていうのは
曽我部さんやeasternがそのカラーの代表格のように思う。
ややアングラでワイルドなカラーというのか
多くの支持者がいて、みんなその泥臭さが
どうしても忘れられないというのか。いい意味で。

細美さんが「ローカルでオルタナな」と表現してるけれど
まさにそれ。京都のローカルな臭みプンプンなフェスだ。
集まる人は全国あるいは海外からではあるけれど
その臭みに十分交われる人たちだと思う。
ある意味ジャンルは混沌としているけれどどこか
同じ臭いが漂う感じ。

そこに今回the HIATUSが初参戦。

彼らはこういう臭みの中にも入り込めるバンドなんだと
改めてその幅広さを感じたんだけれど、
今回京都ならでは奇跡が起きた。

ふつうはthe HIATUSが出るイベントなんてギュウギュウで
ワンマンなんて私なんて今回も1次チケット抽選に落選してるし
チケットとれないバンド。

なのに、このフェスでは後ろで座ってみれるぐらいの隙間が
あったのだ。

しかもステージと客席に柵はない。
ゆえにステージにかぶりつきで見れる。

だからか、こういうのはふだんはあまりできない
マサさんの客席へのダイブがあった。
お蔭で彼をステージに戻すお手伝いもさせてもらった(笑)

ほんとメンバーがリアルに近い。

2、3m圏内に彼らがいるんだ。

まさかthe HIATUSでこんな近くで彼らを見れるなんて
想像もできなかった。

わ~目があっちゃったよ~の世界だ(笑)

みんなが細美さんを見ているときに
ずっと堀江さんを見ていると
ちらっとこっち見てくれたり(笑)

まあ、そんな東京ではおそらくあり得ない状況が
京都ではよく起きるんだ。

knotlampのときも
あの栄喜さんのDETROXのときも
世界の終わりのときも
正直あり得ない感じの空間が京都ではできる。

ほんと京都って独特の音楽文化が育ってるところなんだね。

the HIATUSのステージのセッティングはかなり大変そうだった。
何せ機材とかコードとかが多い。よく間違えずにできるなと
スタッフさんを見てて感心する。

そういえば、そのスタッフさんの中にFoZZtoneの渡會さん
にそっくりな人がいて、ほんと驚いた。どうしても彼に
見えちゃった。客観的に見てだよ。

ある程度のチューニングを終えた時に細美さんが出て来て
マイクテストやギターのテストを始めた。

その時の最初にやった曲は
よく他のライブでやったと言われるジミヘンのlittle wingなのかなと
思ったんだけれど、ある人はもしかしたら新曲じゃないのか?とも
言ったのでわかんない。ずっと前サマソニでマイクテストの時に
新曲をやっていたから。(あとであの時やったのはこの曲だったんだと
わかったんだ。)
その次にやったのは「LET IT BE」を全部。会場とも合唱だ。
タカシくんのドラムもいっしょに鳴っていたよ。
そんな大サービスのあとに一度戻って、それから本番。

セットリストは

the FLARE
Monkeys
My Own First Enemy
Snowflakes
Bittersweet/Hatching Mayflies
西門の昧爽(アコースティックバージョン)
the Ivy
べテルギウスの灯
Twisted Maple Trees
Insomnia

(EC)
紺碧の夜に

今回の細美くんはthe HIATUSが始まった頃より
ずっと無邪気になっていてなんかうれしかった。
肩の力が抜けたというか。
MCもここでは書けないような
(まあ、書けるんだけれどね。)
まあ、たとえるならAvenged Sevenfoldの
ドキュメンタリーDVDを見た人なら
え~あんなイタズラを細美くんもやりたいの~?って
いうちょっと下なお話。

あと
「ペンは剣より強いっていうじゃん。俺それの意味を
よくわかってないんだけれど、俺らもそんなふうに
世界に立ち向かっていけるんじゃねぇかと思ってやってるんで」
みたいな(うる覚え)事を言ってくれました。

そうだ。音楽で立ち向かおうぜって
心で思いました。私は絶対に信じてるんだもの。
音楽は絶対にどんな人をも優しくさせる力を持っているって。


聴きたかった曲がほぼ聴けた感じで
ほんとうに充実してた時間だった。

西門の昧爽のアコギバージョンも
初めて生で聴けたし、
bittersweetも聴けたし
大好きなべテルギウスも聴けたし
アンコールの紺碧の夜にも聴けたし
ほんと久しぶりに細美さんを見て
泣いちゃうんじゃないかと思ったけれど
あまりに楽し過ぎてずっと笑ってた。

細美さんがほんと子どもみたいに
楽しそうなんだもの。

タカシくんのあの凄いドラムもしっかり見えたし、
堀江さんの美しい横顔も見れたし、指先も見れたし
マサさんの腕つかんで運んだし(笑)
そして、ウエノさんのピックゲットしたし~!
なんかまるでミッシェルとハイエイタスの両方分を
ゲットしたような錯覚に陥ったよ(笑)


機材から見てもすごいバンドだと思うけれど
メンバーひとりひとりの力が半端無いし、
やっぱり細美さんの人間的な魅力は半端なかった。

あ~ほんと素晴らしいライブとしか言えない。
ツアーのチケット当たって~!って
ほんと神様にお願いします。

もっともっと彼らの曲を全身全霊で
浴び続けたいんだ。

来年もボロフェスタに出てくれないかな~。






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その名を呼ぶよ。FoZZtone。

2011年10月20日 | FoZZtone
♪僕の名を呼ぶ声で我に返った
「行けるよ、どうかしたの」と
「そうだな、どうしてたんだろう
 行こう」

これはFoZZtoneの「NAME」の一節。

この時代からいろいろなことがあった。
でも、FoZZtoneの根本は変わってないんだ。

「Go」それは今でもしっかり生きている。

♪気高く生きていたいと思うよ
 僕もそうだよ

FoZZtoneはいつだって「気高く」生きている。
自分たちを安っぽい世界に置くことはしない。

プライドがそこにあって
そのプライドをよく思わない人もいるかもしれないけれど
それがあるからこそ2枚組の「NEW WORLD」は
重みがあって、深みがあって、気高さがある。

そんなアルバムをもう何度くりかえして聴いたことか。

日常のワンシーンを描いても
そこには奥行きがあって
聴くものがそれぞれの世界を
自由に作り上げられるような
普遍さもあって
「こうこの曲を聴きなさい。」
というようなものは一切無い。

日本の音楽業界でありがちなのは
ちゃちな恋愛ソングで
どうでもいいカップルの歌を
聴かされることだけれど、

「ハーレクインロマンス」
と村上春樹の小説に登場する恋愛と
あなたはどちらが好き?

FoZZtoneの曲はそう
村上春樹的恋愛になるし、主人公の葛藤ソング
の方になると思う。

だから、ファストフードのような
恋愛小説をお好きな人には合わないかもしれない。

アルバム「The Sound of Music」のジャケット写真や
ブックレットの写真を撮ったのは橋本累さん。

ドットといえば累さんっていうぐらいのパワーがあるんだけれど
塁さんの彼らを撮った写真はまるで絵画のようだ。
ベルギーの画家マグリットの絵のように見える。
そこには気高さがやはり存在してた。
あの写真の森の木々が風に揺れるのを想像した。
雲が立ちこめていまにも雨が降るんじゃないかという空を感じた。

ニューヨークの塁さんの写真は先日ONE OK ROCKの新譜に
ついていた写真集の写真より実はFoZZtoneのアルバムの
ブックレットに散りばめられていた写真の方が好きだ。
メロウで心象風景のような写真たち。
FoZZtoneの歌をきっと塁さんは好きなんだなって
感じられて、それがうれしかった。

このアルバムにも入っていたし、公式海賊盤のシングルにも
入っていた「ワンダーラスト」は東京ブックマークのCMソングとして
いつも流れていた。それを聴いて、東京ブックマークで
東京へ行くのはFoZZtoneといっしょに行けるような気分になったものだ。

また「のぞみ」という曲はまさに新幹線の曲だよね。
そう、これを聴きながら私は東京へ行ったんだ。

♪追い越してゆく景色景色

景色はすごい早さで過ぎて行くんだ。
まるで自分の気持ちがどんどん変わって行くんじゃないかと思うぐらい。

私はいつ頃からFoZZtoneをこんなに好きになっちゃったんだろう?
誰かに奨められたとかそういうのはなくて、自然に出会って
自然にライブに行くチャンスが来て、自然にCDを買うことができた。

もちろん最初は「黒点」のMVが出会いだった。
私の場合、ラジオからがほとんどなんだけれど
彼らの場合は珍しくMVで初めて曲を聴いたんだ。
その歌とMVがイメージやトーンがすごく合っていて
MVとしてもとても好きなMVのひとつだ。

壁が迫ってくるシーンもおもしろいけれど
私は彼らの演奏シーンによって好きになった。

ザクザクした感じ
まるでThe Clashの「ロンドンコーリング」のような
ザラザラ感も漂って、そこにぐ~っと引き寄せられた。

それからライブに行くようになって
私が行くライブがいいライブが多かったのか
「なんて素晴らしいバンドなんだろう。」って
いつもそれを受け取って帰れるライブだったんだ。

実際のところ、私はライブへ行く回数は少ないファンなんだろう。
関西のど田舎に住んでいるというのもあって
また、仕事が夜遅くまで続くものであって
平日は行けないし、休みを取るのも
正直ままならぬ仕事でインフルエンザで
病院から診断書をもらうぐらいしか
堂々と休めない仕事なんだ。

だから、行きたくてもいけない。
遠いところも行けない。
だから大阪京都で休日に来てくれる時と
限定されてしまうんだ。

ファンならなんとかしろよ!って
言われるかもしれない。
でも、私はそれでも自分は本物のFoZZtoneのファンだと
思っている。ライブに行くファンもすごいけれど
そういうファンだけが本物というのではないと思っている。
自分の心がそれを決めると思ってるんだ。

私は何度も何度も昔からの曲を聴いている。

♪渦巻くコーヒーの 中に注ぐ白いミルクが
滲むのを見ている 柔らかい言葉を
選びながら君を諭してゆく♪

という彼らの曲「polka dots」のように
いろんな言葉は私の心に渦巻いて
滲みてくる。

たとえばこんな言葉たち。

後光の月/鳥が鳴いている/ヘッドライト走馬灯/新しい朝を迎える/
あらゆる想像に耐えうる心を養っとけ/デジャヴのようにスローモーションで/
車がフレームインする/風に解れて綻ぶ花/フォーカスをぼかせ/見て見ぬフリも/
紛れ込んでしまえ人並みへ/水際揺れる光を覗いてごらん/冬の散歩道/
オレンジの香り/新幹線の窓/車のライト/風に舞う/
雲がダマになったミルクの様に流れて行った/追い越してゆく景色景色/
行き先はSeptember/take me to the moon /往来を満たすような夜景/
俺は地下だったり君は電車だったり/スクランブル交差点/
人の中にも海はあったのだ/London /明るい色を選んで、闇はクローゼットへ/
波に消える俺の背/SOLAR RAY/ON MY HEAD/the blue


FoZZtoneの渡會さんは絵を描く人なので
歌詞の中にも色が見える。だからその色を探すのがおもしろい。

先日「日曜美術館」で荒木飛呂彦氏が出ていたけれど
彼は緑と桜色はいわゆる決め色で、この組み合わせを
使うと間違いではないけれど、ここっていうところで
使うらしい。

また彼は紫も好きみたいだね。とてもきれいな紫を使って
絵を描いているもの。また「岸辺露伴ルーヴルへ行く」に
使われている色がオレンジにしてもブルーにしても
とてもきれいで絵も好きだけれど、色がとても好きだ。

色といえば、エヴァンゲリオンもある意味色で
インパクトをもたらすアニメーションなのかもしれない。

話が少し違う方向へ行ってしまったけれど

なかなかこのFoZZtoneがなぜ好きかということを
うまく表現できないけれど

このバンドが私にとっては
これから先も生涯死ぬまで大事なバンドのひとつになることは
間違いないんだ。






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君の笑顔が懐かしく思える

2011年10月18日 | Nothing's Carved In Stone
髪の毛を切った君はイメージがなんかちょっと変わった。
でも、相変わらず「かっこいい」人なのは確かであって
ますます女性ファンも増えたんだろうな。
でも、彼の凄いところはそれと同じくらいに男性ファンをも
惹き付けるところ。

そう彼の名前は村松拓。

彼の最近のブログに彼のブログのタイトルである
「Turn」について書いてあった。

やっと教えてくれたね。

もう3年近く待ったかな(笑)

下記に書いたのは2009年の1月。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/7c32b070ca7c3aaeb9ff11832b20781d

そこで私はこのタイトルはTRAVISの曲からかな?って書いた。
いつか教えてほしいっていうのも書いた。

そして、2011年の10月に彼のブログにその答えが書かれた。

「正解!」だったね。

うぶさんのブログのタイトルも
そして拓くんのブログタイトルも
私の好きな曲ばかり。

だから彼らが作る曲が嫌いになるわけないじゃん。

根本的に聴いて来ている音楽がいっしょなんだから。

私が直に会ったことがあるのはABSTRACT MASHの村松拓くんで
NCISの彼には会ったことがない。だって、ライブ後出てくるなんて
ないでしょ?わかんないけれど。

彼といろいろ話したあの時が懐かしい。
すでにNCISで活動していても
昔ながらの彼のままでほんと気さくに
自然体な人のままだった。
彼はどんな人に対しても態度がきっと
変わらない人なんだと思う。
凄い大物アーティストだろうが
私のようなただのファンだろうが
いつも同じように接してくれると
思う。今もそうだと信じてる。

でももうあの時のように会えないかもしれないね。

それでもずっと君の歌をこれからも昔と同じように
聴き続けるから。

また、ライブに行けるといいな。

そんなことを思いながら
久しぶりにTravisの「Turn」を聴いてみる。

私の愛する町グラスゴー出身のTravis。

彼らも最近どうしているんだろう?
また新曲が聴きたいな。







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ひとつに繋げること

2011年10月16日 | 細美武士/the HIATUS
震災から約7ヶ月経った。
まだまだいろいろな場所でいろいろな人が
想像もできないような苦しみを感じていらして
身体もヘトヘトかもしれない。

でも、そんな中でも前へ前へ1分1秒でも
進んで行こうをされているのが
感じられることがある。

もうライブなんてできないんじゃないかと
思っていた場所でいろいろなライブが
行われ、そこに集まった人とアーティストが
心を繋げる。きっとそれは今まで以上に
強い絆で繋がったんだろうなと想像する。

私はアーティストというのはどこか
ふつうの人の倍かそれ以上の感受性をもっていて
だから、まだ起きる事等想像してない時に
本能で感じ取る力があるんじゃないかと思うんだ。

the HIATUSの「西門の昧爽」の歌詞を聴いていると
なんかすごく東北の震災後にリンクして行く。
でも、そこには希望があって
それは大げさな感じでなく
無理矢理な感じでなくて
それでも背中を押してくれる感じで
心に響いてくる。

この曲は細美さんがギター1本で
復興のためのチャリティイベントなどで
いつも歌ってくれる。

これはなんだか神様が彼に
この歌で人を癒しなさいと告げたのかなと
最初から彼にそういう使命を与えたのかなとすら
思えてくる。

なんか泣き笑いしてしまいそうな曲なんだ。
泣いているけれど、笑わないといけないなと
思っちゃう歌と言うか。

震災後、もう復活しないんじゃないかと
思われた大物バンドがたくさん復活した。

AIR JAMが開催され、ハイスタが復活した瞬間。
みんなは何を思ったんだろう?

SIAM SHADEが復活し、それが一時期であったとしても
そんなこと誰が最近まで想像できただろうか?

そして、細美くんがmake a wishを歌ってくれるって
誰が想像した?

震災はいろいろなものを引き裂いた。
でも、その後に強力な吸引力で
人と人を繋げて行った。

バラバラだった人たちの心や状況を
ひとつにどんどん繋げて行った。
日本はもちろん、世界をも繋げて行った。

それぞれが自分や家族をもう一度ふりかえることができた。
何が一番大事かを確認することができた。

命を失った多くの人たちのために
これからはみんなが幸せに向かっていかないと
いけないんだと本当に思う。

私はまだ震災後細美さんに会えていない。
どれだけ会いたかったか。
どれだけ生の彼の声を聴きたかったか。

やっと今週末彼に会えると思うだけで
泣きそうになるよ。

今週も仕事はいつもの倍以上に忙しい。
それこそ胃が痛くなるような事だらけだ。

だけど、彼の歌がまた聴けるかと思うと
ほんと生きてるって素晴らしいなって
思う。

私は細美さんはもちろんのこと
いろんなアーティストさんから
歌や言葉で「命」のエンジンを
かけ続けていられる。

たとえば、FoZZtoneの渡會さんや
bye bye circusの真田さんや
ほんと素晴らしいアーティストの皆さんに
「生きる」力をもらい続けている。

音楽の力を誰になんと言われようが
全身全霊で信じてる。



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残響リファレンス

2011年10月16日 | ONE OK ROCK
ONE OK ROCKの新作も期待どおりのものだった。
私は初回限定の橋本累さんの撮ったブックレット付きのを買ったんだけれど
塁さんらしく、ONE OK ROCKの写真集というよりはNEW YORKの写真集という
感じだった。でも、それが余計にONE OK ROCKを感じさせてくれて
素敵な写真集だと思った。もともといかにも「この人かっこいいでしょ。」みたいに
どこかのアイドルのように撮られた写真は好きじゃない。
風景にふと溶け込むように写っているようなアーティスト写真が好きだ。
その人とそこの町や国の空気感が詰まっているような写真が素敵だと思っている。
その方がリアルなんだよね。ドキュメンタリー映画のようで。

私はMusic Videoでも町の風景や空気感が漂うものが好きだ。
反対に超創作的な感じも好きだ。中途半端に登場人物が映画もどきなことを
しつつも、それが深くないMVは好きじゃない。映画的にやるなら
徹底的にやってほしいのに予算の関係か安っぽいものが多い気がする。
それなら、もう徹底的にミュージシャンだけしか映さないものや
演奏風景しか映さないものの方が好きだ。

ちょっと話がそれたけれど、
そんな素敵な写真を撮る塁さんのイベント「サウンドシューター」で
初めてONE OK ROCKのライブを見たんだ。
もちろん、それを見る前から音楽聴いてて、いいなぁ~って思って
CDも買ってたけれど、実際にライブ見るとまだ年齢的に若いのに
すごい力をもっているバンドだな~ってほんと鳥肌が立った。

私はアメリカのバンドMy Chemical Romanceが大好きなんだけれど
彼らの歌を最初に聴いたときに思い浮かんだのはこのマイケミだった。
実際、彼らのmy spaceを見たら、影響を受けたアーティストのひとつに
このマイケミが入っていた。

決して真似ではなく、彼らの要素を上手く取り入れて、それを日本語で
表現出来る力はほんとすごいと思う。
マイケミ自体すごいバンドだから、それに負けないぐらいのボーカル力と
演奏力と曲の力を持つバンドってそう探してもいないから。

「サウンドシューター」の時、アメリカ村にふつうに彼らが歩いていて
まさに目の前を歩いてたんだけれど、結構小柄なんだよね。
それなのにステージにあがるとビッグな感じがする。
それは歌のもつ力と表現力なんだと思う。

今回の「残響リファレンス」は以前のアルバムより
さらにいろんなものがそぎ落とされて、よりひとつひとつが
明確に聞こえる感じがした。ある意味濃厚になったのかもしれない。

「C.h.a.o.s.m.y.t.h」の歌詞はすごく心に響くし
この歌詞はもしかしたら震災後の多くの人びとに対する気持ちが
込められているのかなと思った。

私はまだ彼らのアルバムに関するインタビューとか読んでいないので
ぜんぜん違うかもしれないけれど、私はそう感じたんだ。

「Let's take it someday」はやっぱり震災後の音楽家としての
彼らの意思が溢れた曲だと思った。そして、すべての人への
彼らの願いだと思った。なんて素敵な歌なんだろう。

「Pierce」はキーボードから入るバラードだ。なんか
ふとマイケル・ジャクソンを思い出した。英語詩から
自然に日本語詩に、そしてまた英語詩になるTakaの歌は
ほんとうに生まれながらのセンスだと思う。

こんなに自然に言語と言語を繋ぎ合わせられるって
ある意味ワールドワイドな人なのかもしれない。

実際彼らの曲を聴いているとふつうに海外で
流れていても違和感がない気がする。

この曲も聴いていてなんか心の奥の奥を熱くさせる。

先にシングルカットされた「Re:make」は
やっぱり彼ららしい曲だと思う。
疾走感がたまらない。

彼らにはマイケミ的要素とSIAM SHADE的要素があって
そこが両方ファンの私には「やっと出て来た次世代」って
感じでうれしかったりする。

すべての曲について書きたいけれど
そうなるとすごいことになりそうなので
とりあえず、このあたりで。

あ、最後のシークレットトラックがおもしろかった。
次回作もかなり期待できそうで、ワクワクする。


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FAT PROP

2011年10月11日 | 邦楽
FAT PROPの新作「Brand New World」について
とにかく感じたままに書きたいと思う。

私はこのFAT PROPのアルバムは
「Looking for new joy」から持っている。
彼らを最初に知ったのは今は活動休止中の
Start From Scratchからだった。

一目ぼれのごとく
一曲聴いたとたん
もう心を掴まれたそんな感じだった。

当時はどこかボーカルのRinda氏の歌い方が
細美さんと近い感じがあって、英語の発音も
きれいだし、私はこういう歌い方の人が
きっと好きなんだな~ってなんとなく思っていた。

でも、「The DIE IS CAST」からは
似てるとかそういう次元は超えていた。
FAT PROPというバンドがすごいバンドである
ことがわかったんだ。

そして、今作「Brand New World」を聴き
完全に参ってしまった。

なんてレベルの高いバンドだろうって
思う。今、このポジションにあるのが
理解できないほど(ってどんなボジションかって
ことだけれど、日本の音楽の中心にいないってことだ!)

Rinda氏はアメリカの大御所STYXのデニス・デ・ヤングのような
ボーカルを聴かせてくれるんだけれど、さらに
それはクイーンのフレディのように聞こえることすらある。

ある意味、日本のクイーンになれる感じのゴージャス感と
圧倒的音楽力があるってことだ。

ほんと驚くよ。

「Feelin' Pop」を聴いてみてよ。

最初クイーンだから。

もうなんか泣けてくるほど
素敵なんだ。

今、日本のテレビの音楽番組では隣国のアーティストが
花盛りだ。彼らもエンターティナーとして素晴らしいのかもしれない。

でも、日本に
このJAPANに

こんなにも素晴らしいバンドがいるんだよ!

世界に通用する力もある
メロディメーカーがいて
演奏家がいて
ボーカリストがいる
Fat Propというバンドがさ。

もったいないよ。

こんなに宝のようなバンドが
日本にいるっていうのに
みんなが聴かないなんて。

珍しく、このアルバムでは
日本語詩も歌っている彼ら。

日本語詩でも突き抜ける感が
ほんとさわやかに刺さってくる。

「Stop The Time」なんて
聴いてるだけで恋しちゃうよ。
なんかわかんないけれど
その言葉と声に。

見えない「愛」がそこにいるように
たとえ自分がひとりでいても
この歌が包み込んでくれるような
そんな温かさが溢れている。

どう伝えたらいいんだろう。
その歌い方と言葉の感覚を
私が自分の言葉でなぞるのは
ほんとうに難しい。

ただ、聴いて欲しい。
そうすればわかってもらえる。

「Hello」も日本語詩と英語詩が
入っているんだけれど、こういう曲は
日本でも海外でも同じように受け入れて
もらえるポップチューンだと思う。

ビートルズと共通する感じというのかな。

とにかく、すべての曲が
ハイクオリティで
どうして、こういうバンドが
第一線にいないのかがくやしい。

GLAYとかラルクとかミスチルとか
いろいろ第一線の人たちがいて
もちろん、それぞれが素晴らしいのは
わかっている。

でも、それらの音楽と同じラインに
立っていてもちっとも遜色ない
ゴージャスな音楽なんだよ。

もっと
もっと
聴いてもらうべき音楽なんだよ。


ある意味、イギリスでもアメリカでも
みんな好きになってしまうような
世界共通の美しいメロディを
奏でるバンドだと思う。


あ~もどかしいな~。

とにかく聴いてください。


そういえば、最近私が
好きで好きでしかたがない音楽を
やっているバンドはFで始まるのが多いな。

FoZZtoneに始まり

a Flood of Circle(まあ、aがつくけれど)
FACT
Fear, and Loathing in Las Vegas

Fってヘ音記号の元だよね。
楽譜の低音部に君臨している記号。

それを頭に戴くバンドは
かっこいいに決まってるよね。

私は低音部がしっかりしているバンドっていうのを
昔から信用している感じがある。

低音部が心臓にドクンドクンっと届くバンドが
好きなんだよね。

これらのバンドはみんなそうだ。

私のハートをドクンドクンと熱くしてくれる。

なんだかFって最高なアルファベットに見えて来た。




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I LOVE YOU

2011年10月10日 | a flood of circle
先週末に久しぶりに地元のタワレコに行った。
そこで買ったのはa flood of circleの2枚のシングルと
Fat Propの「Brand New World」と
ONE OK ROCKの「残響リファレンス」

自分で言うのもなんだけれど
なんて素敵なセレクトでしょう!って思う。

これらすべて「最高に素敵」なCDだから。

だからすべての感想をいっしょに書くことなんてできないので
今日はa flood of circleの2枚のシングルについて書こうと思う。

「I LOVE YOU」と「Blood Red Shoes」をメジャーとインディーズで
同時リリースした彼ら。

こんなにも血が沸き上がるというのか
全身がカア~っと熱く熱くなるロックと出会えてほんとうれしい。

もちろん前からフラッドの曲は好きでCDも持っている訳だけれど
なんか今までよりさらにまっすぐ血潮に溶け込む音楽になった気がした。

彼らはきっとミッシェルの跡継ぎになれる。そんな気がした。

まさにロックンロールがここにある!って感じ。

あ~大好き
大好き
大好き。


こういう音を聴くととにかく
身体が熱くなって
嫌な事があった時なんて
最高に体内の毒を飛ばしてくれるよね。

歌い方も
ギターの音も
ドラミングも
ベースも

ライブに行けない身でも
こういう音源がいつもそばにあると
ぐわ~っとか
感情を放出できるよね。

I LOVE YOUも素敵だけれど
BLOOD RED SHOESなんて
聴いてて感情が高まって
泣きそうになっちゃうよ。

こういう音楽やってくれるバンドがいるっていうことが
ほんと素晴らしいと思うよ。

こういうバンドと
私が愛するFoZZtoneがまた仲間だというのが
さらにうれしいよ。

この2バンドの対バンなんて私にとっては
最高っていう以外ないよね。

でも、まだ見た事ないんだ。
いつか見てみたい。



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FoZZtone Lodestone Tour 4 at the NEW WORLD

2011年10月03日 | FoZZtone
去年の8月5日のここのブログを見ると
「FoZZtoneがオーダーメイドアルバムを作ることを発表。」
というようなことが書かれていた。その日がもしかしたら
始まりだったのかもしれない。

2011年10月2日(日)
大阪梅田Shangri-Laにて
FoZZtoneのワンマンライブがあった。

このハコではなんと偶然にも
2009年10月2日(金)に
FoZZtoneのワンマンライブを見ていた。

詳しくは下記↓をご覧下さい。

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/23192f5325fdf303c70ad6944732c18f

考えてみたら、フォズのワンマンライブは2年ぶりってことになる。

すごいインターバル。
本当にファン?って聞かれそうなぐらいの間である。
といっても、私は関西在住でお金がないから遠征はできないし
仕事もへたすれば休みなしの仕事で、時間もままならない。ゆえに関西で
休日あるいはうまく時間休とれたら金曜日になら行ける感じだ。
でも、それでFoZZtoneへの思いが薄いなんて思わない。
それぞれのファンはそれぞれの方法や行動でFoZZtoneへの
思いを表現したらいいわけで
誰が上とか下とか誰が凄いファンとかそうでないとか
そんなものまったく無意味だと思っている。

自分が「大ファンだ。」って思っていたら
それでライブに行ってなくてもファンなのだ。

だからいつも私は思っている。
私には誰にも負けないFoZZtoneへの愛があるってね。

ここをご覧のあなたが思っているようにね。

でも、よく我慢したな~って思っている。
ワンマンをよく2年も待てたなって。

自分を褒めてあげたい(笑)

そんな思いででかけたシャングリラ。
2年前とちっとも変わってなくて
私はこのハコ好きだな~って
やっぱり思った。

ここだと心からライブを楽しめる。
安心して楽しめる。
そんなライブハウスだ。

回数はそんなに来てないけれど
くるたびにそう思う。

そうそう、ここで偶然2年前に出会ったとてもかわいい
FoZZtoneのファンの女の子はつい最近ママになった。

まさに「Mama said "YES", Papa said "GO"」の
ママになったんだ。おめでとう!

これからあなたがベイビーのロードストーンで
ベイビーがあなたのロードストーンで
ベイビーのパパもあなたとベイビーのロードストーンで
あなたもパパのロードストーンなんだよ。

同じ海でいっしょにがんばろう!

さて、この2年間ほんといろいろな事があった。
FoZZtoneもいろいろな事があった。

でも、その分、なんだかFoZZtoneとすごく濃い2年間を
過ごして来たような気がする。

ここをご覧のあなたもきっとそう思ってるだろ?

オーダーメイドアルバムについて発表され、
少しずつ楽曲が発表され、今度は私たち自身が
それを選曲して自分だけのオーダーメイドアルバムを
作るのにどれだけ時間を費やしたか。
何度も何度も自分の呼吸と同じじゃないのか?って思うほど
一曲一曲を丁寧に聞いてたよね。
そして、ひとりとして同じオーダーメイドアルバムがなかったという
素晴らしいこの世にひとつしかないアルバムができた。

そして、そこから様々なイベントライブに参加し、
震災もあって、日本国中も大変なことになったけれど
すでにFoZZtoneはNEW WORLDを掲げて、あらゆる人に
前へ向いて進んで行こうっていう力を渡せたらという
思いでロードストーンになるべき2枚のアルバムを
作り上げた。

私たちが作ったオーダーメイドアルバムへの
レスポンスアルバムでもあったよね。

で、その間にはタワーレコードの13店舗の
それぞれのレコード店でのオーダーメイドアルバムを
同日に同時13枚リリースも果たした。

私達フォズファンだけじゃなくて
タワレコの店員さんたちも何度も何度も彼らの曲を
聴いたことだろう。

他にも彼らの親しい人たちにもオーダーメイドアルバムを
作るべく、何度も何度も楽曲を聞いてもらったんだよね。

こうして振り返ると、NEW WORLDに入った曲の多くが
どれだけ驚くほど丁寧に丁寧に多くの人に聞いてもらったかが
わかる。濃厚 on the KNOWCOW (外タレ系発音で)である。

素晴らしく愛されたとはこういうことを言うんだろう。
まだ生まれる前から愛されたそれぞれの
楽曲が産声をあげてアルバムとしてこの世にリリースされた時に
どれだけ祝福を受けただろう。

彼女が生んだベイビーのように。

前置きが長すぎて終わりそうなんだけれど
ここからが本題なんだ。

素晴らしく愛された音楽でありバンドであるというのが
証明されたのが昨日の大阪でのワンマンライブだったのだ。

まだツアーの最初だからセットリストはここではあえて書かない。
でも、これはどこでも絶対にやるだろうっていうのは
少し書かせてもらう。

私たちは「NEW WORLD」の音楽を愛しすぎている。
でも、それはFoZZtoneがこの1年をかけて育て上げて来た
ある意味教育してきた音楽道があったからなんだよね。

渡會さんはまるで初めてのツアーのような気持ちでと
このツアーを回る前に語っていた。

ほんとその初々しい心の感覚というか初心というかは
すごく感じられた。

でも「海へ行かないか」の歌詞にもあるように
「手ぶらじゃない僕ら」なのだ。

2年前のライブも素晴らしかった。
でも、昨日のライブはそれをはるかに超えていた。

こんなにも強く、たくましくなったんだって
本当に感じた。

ライブ中、心で叫んじゃったよ。

「こんなすごい音楽をここで今やってるんだよ!
FoZZtoneっていうバンドがやってるんだよ!」って

なんか信じられない感じだったんだ。
こんな曲がホールとかアリーナとかじゃなくて
こういう規模のライブハウスで今行われているってことが。

missing massはほぼインストナンバーだ。
それで、ファンが踊るんだよ。
ダンサブルな音楽というよりはプログレ系なんだ。
それに乗れるんだよ。このライブに来ているファンの皆は。
すごいって思うしか無い。これはまさに身体中の細胞が
この曲を記憶しきっているからなんだよね。

今回は大阪バージョンをやってくれて、
ちょっとエフェクターの聴いたノイズの聞こえる
無機質な感じや都会のイメージのあるmissing massだった。
CDでのとはちょっと印象が変わるけれど、でも
そこにもmissing massの本質はしっかり流れていた。

ここでちょっとだけ記憶にある渡會氏語録を。

「NEW WORLDすなわち新世界。新世界といえば大阪だ。」
「ワンカップを渡して、あの新世界あたりのおっちゃんたちだけを
映したPVを口笛男のPVとして本当は作りたかったんだけど却下された。」

これ聞いたとき、私のイメージと感じてる部分が重なっていて
うれしかった。

白鯨あたりだったっけ?
「対バンのライヴでやると 大抵ぽかーんてされる。
だけど、おまえ達は、俺達の音楽を分かっててくれてるみたいで。幸せです。」

ほんとそうだよ。「白鯨」であんなに熱狂できるファン。
ちゃんと全身で理解できているファン。
これは1年かけて積み上げて来た結果なんだよね。

その会場においてはただのファンのひとりに過ぎない私だけれど
目の前のファンが誰1人ぽか~んとすることなく、みんながみんな
全身で楽しんで乗っているのを見て、私自身も幸せだった。
なんて素晴らしいんだろう、フォズのファン達はって
心から感じたライブだった。

男女比もいい感じになってきてたし、どんな難しそうな曲でもみんな
自分のものにして踊ったり、拳をあげたり、拍子とったり、手をたたいたり
自由自在だ。

何より、それを見ている渡會さんの笑顔は真底うれしそうだったし、
竹尾さんのあんな表情見た事無いっていうぐらいの幸せな顔を
見させてもらった。

「おまえら、ほんと最高だぜ。」って声にはしてなくても
あのびっくりしたような泣きだしそうな感動を受けとめているような
竹尾さんの表情を見ていて、こっちが泣きそうになった。

竹尾氏語録

「おれ大阪出身だから。今まで大阪でライブして結構プレッシャーがあった。
地元なのになんで人入らねぇんだ。みたいなメンバーに対してのなんか
プレッシャーがあったんだ。だけど、今日はやっとおれの地元だ!って胸はって
いえます。ほんとうにありがとう。」(多少違ってます。こんな感じってことで)

「生きていると9割はつらいことで1割ぐらいがいいことだよね。
でも、今日はその1割に入るよね。」

GLAYのBELOVEDを少しギターで弾いて「これわかる?」っていうと
菅野さんが「グレイだろ」っていうと「やっぱ友達だな。」って。
なんか竹尾さんがGLAY好きっていうのもおもしろい。私もBELOVED好きだけどね。

竹尾さんのイメージはいつもつっけんどんな感じでちょっと斜に構えるイメージが
あったけれど、昨日の彼はほんとうにまっすぐに素直な真っ白い気持ちでファンに
言葉を伝えてくれていた。だから余計にその感動を感じられたんだ。

渡會氏語録追加

「ノーモアなんとかとか好きじゃない。それより俺こんな発電する方法発見しましたって
言ってきて、俺貧乏揺すりで発電します。っていうやついたら、そいつといっしょに
俺も貧乏揺すりするぜ。そういう風にノーじゃなく、イエスで行こうってことで
Mama said YES, Papa said Goってことで・・・」

そこで渡會さんがMama saidって言ったら会場がイェス!って言って
Papa saidって言ったらゴー!ってレスポンスして、これがなんとも
いい感じにできて、めちゃくちゃ楽しそうだった。

あと、アホっていうのを渡會さんがためらったら竹尾さんが
大阪人はアホっていわれても喜んでるぜって言ってみんなに
言ったら、みんな笑ってたし、竹尾氏いわく「バカ」っていわれると
照れるらしい。かわいい女の子に言われるイメージで。
それを聞いて渡會さんが納得。おれもそれなら照れるって。

今回はキャプテンが話す機会はほとんど無かったけれど
彼がFoZZtoneをずっと見て来た人だと過去のアルバムから
わかった今はほんとその成長ぶりも感じられているのだろうなと
彼がなんだか先生のように見えて来た。

菅野さんもセンターポジションになってから
すっごく男っぽく太い音を前に前に出して来てくれて
心臓にドックンドックンって響いたよ。大好きなビート。

さて、歌について少し。
「Enemy」は私の大好きな曲のひとつだけれど、
この曲を生で聴くのは初めてだった。

これは実際聞くとさらにパワーを増す曲だとわかった。
会場でひとつの炎になりうる曲だ。

FoZZtoneの「Enemy」は
ELLEGARDENの「Supernova」的存在になる曲だと感じた。

サビの部分ですごい勢いでファンが激しく動きたくなるところが。
サビで一気にファンがヒートアップだ。

素晴らしい曲だと改めて全身で汗だくになりながら思った。

Lodestone<South>の♪ウォウ ウォウ ウォーの
部分が会場から響き渡って、そこに渡會さんの歌がかぶっていく
あたりはほんとに鳥肌もんだった。

こんなにステージとフロアが一体化するのを全身全霊でみんなが
感じられるライブってそんなにないと思う。

船長Mr. Wataraiにみんなついていくぜ!って感じで。
いっしょにこれから航海していくぜ!って。

今回は始まってから何度泣きそうな瞬間が訪れただろう。

うれしすぎて泣けるっていうのはこういうことをいうのかって
こんなにも強く実感できたのは初めてじゃないかな?

大阪ではダブルアンコールをやってくれた。

なかなか聞けない曲をやってくれた。

終わってからの物販の列も凄かった。

誰かが「こんなの初めて。」

そう、それだけみんなフォズが大好きで
フォズのものを身につけたいんだよ。

Tシャツ着て「おれ、FoZZtoneのファンなんだぜ。」って
言いたいんだ。

もちろん私も。

いつでもどこでも
私は堂々と誇らしげに言うんだ。

「FoZZtoneは大好きなバンドだから。」って






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必要なのはロックンロール

2011年10月01日 | FoZZtone
明日は久しぶりのFoZZtoneのワンマンライブです。
長かったな~ワンマンをまた見るまで。

もちろん東京の人たちは何度かチャンスはあったんだろうけれど
関西ではそうないのです。

なんとなく昔の彼らのアルバムを聞きながら
出会った当時のことを思い出しています。

FoZZtoneと出会ったのは大人になってからの
自分の人生において、ワースト5にいや3に入るぐらいの
最悪な時で、もう死んじゃうんじゃないかと自分で自分が
恐ろしいぐらいの時だったのです。

外では泣かないけれど
家ではメソメソしているような感じで
家族もかなり心配していました。

そんな時に「黒点」を聞いて
沸き上がるような強さを感じました。
なんかわからないけれど
この曲を聞いて
FoZZtoneと出会った時に
「まだまだいける。」って
自分の中から生きる力っていうものが
湧き出てくるのを感じたのです。

あれは2008年の初頭でした。

あれから今に至るまで
どれだけ彼らの音楽がそばにいてくれたことか。

いつも思っています。
ファンっていうのはミュージシャンにお返しを
したくても、何もできないなって。

私なんて特にライブをいっぱい行くわけでもないし
プレゼントを渡すような人でもない。
渡したとしても小さな文庫本ぐらいです。

一体どうしたらこのありがとうという気持ちを
目に見える形で表現できるんだろうって
考えています。

私が最初の彼らのライブに行った時は
「カントリークラブ」が出た頃でした。

確か渡會さんに「どうしてカントリークラブって言うタイトルなんですか?」
ってたずねたら「まあ、会社のお偉いさんたちがゴルフ好きだし。」みたいな
答えが返ってきた記憶があります。

まあ、冗談だったのでしょうが、このアルバムジャケットが絵とかのコラージュで
それがまた素敵でした。しかもこのジャケットを今見るとそこに「NEW WORLD」の
ヒントみたいなのが隠れていたりして。(まあ、偶然なのでしょうけど)

スペシャルサンクスのところに
渡會さんが冨樫義博(連載再開ありがとう)ってあって
笑えましたが、一方で冨樫さんってそれから何回それを
リピートしたのかな~って。

今聞いて思うのですが,
このアルバムが作られた頃というかこの中に
入った曲でインディーズのCDには入ってなかった曲を
聞いていると、渡會さんはきっといい恋愛してたんだろうなって
感じました。まあ確かめた訳じゃないので本当はどうか知りませんが。
というのも恋愛ソングにおいて、疑似恋愛ソングと本物恋愛ソングでは
やっぱりリアル感が違うというのか、私はそう感じるのです。

たとえば、
「umbrella」
♪俺は左の肘に君は鳩尾に
互いの落ち着く居場所を見つけ

ってほんとリアルですよね。
なんかその姿が目に浮かぶというか
感覚が感じられるというか

「Twilight」もなんかそういう感じがあって
あ~いい恋愛してたんだって
なんか感覚的に感じたわけです。

今はそうではないかとか
そんなことは知りません。

ただ、今はそういう次元を超えているというか
音楽が第一に今はあるんだろうなって。

ちなみに

下記↓に私が初めてFoZZtoneのライブに行った日のことを書いています。
http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/ca09fd079e3fc66b3b3fd2d3eea84c7f


初めてフォズのCDを買ったときのことは

http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/d6b3558b417bd362823195b6086fd4af


大事件が起きたときの渡會さんの言葉を受けて書いたのは↓
http://blog.goo.ne.jp/funnybunny17/e/107861d51b0b245bcc9e64b160ea5d9b

FoZZtoneのアーカイヴで読んで下さっている方もいると思いますが
そうじゃないところでも書いていたりするので。


そういえば、最初のライブの日に竹尾さんと少しギターの話をしたら
「自分よく知ってんな。」って言われました。懐かしいな~。

渡會さんには
「和を以って貴(とおと)しとなす」
をそのときに書いていただきました。

当時の彼の好きな言葉ということでした。

今はYes!&Go!なのでしょうね。


髪型は相変わらず毎回チェンジされていますが
それは変わらぬ彼の特徴なのかもしれませんね。

というかそれぐらい行くのにインターバルが私には
あるということなのでしょう。すいません。

見えなかった光がきっと明日見えるはず。
その光が私に何かをもたらしてくれるはず。




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