HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

モノローグ

2005年10月31日 | 音楽・映画・本
フランス映画やドイツ映画なんかでよくとられる手法だけど、雑踏の中を行き交う人から個々に声が聞こえる。それは心の声なので、実際には回りの人には聞こえないわけだけど、今日はそういう映画の中に自分がいるように思えた。駅の雑踏の中でいろんな声が聞こえる気がしたから。

「あ~なんてことだ。あんなやつに負けるなんて」
「お腹すいたな~」
「彼は私のことをどう思っているのかしら」
「あいつぶん殴ってやる」
「今日は楽しかったな~」
「このスカート似合っているかな」
「泣きたい・・・」

などなど、すれ違う人の顔を見ていて、そう聞こえてきた。この何十人、何百人という人それぞれに喜びや悲しみや怒りやあきらめや安らぎがあるんだと思うだけで、なんか宇宙空間を自分が遊泳しているぐらいのすごさを感じてしまう。

バスに乗っていても、下車を知らせるボタンが夜の薄暗い車内に紫色に光って、そこに座る疲れ切った人たちを暗く照らす。

「どうしたの?何があったの?」

自分自身もいろいろあるけれど、なんか他の人のことが気になる。それは反対に

「どうしたの?何かあったの?」

って自分も聞いてほしいのかもしれない。

理由のない寂しさは家のドアを開ける前に胸のポケットに仕舞い込む・・・温かい家には持ち込まないように。

ふと思い出した。映画「ベルリン天使の詩」ではやっぱり天使が街を行き交う人の側にそっと立ったり、座っている人の横に座ってその人の心の声に耳をかたむける。優しい顔をして・・・私にもそんな天使がいてくれているといいな。
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ハロウィーン☆

2005年10月31日 | 音楽・映画・本
今日はハロウィーンの日。さしずめ外国版お盆というのだろうか?といってもあちらは恐い妖怪とかがやってくる日なんだよね。でも、子どもたちにとってはワクワクする日でもある。トリック・オア・トリート(いたずらがいい?それとももてなしてくれる?)といいながら、ご近所さんを回ってお菓子をいっぱいもらっちゃう日。日本でもそういうことはなくても店頭にはパンプキン関係のグッズやお菓子が並んでるよね。

ところが今日はびっくり!なんと京都駅の大階段のところに早々とクリスマスツリーが!ほんとあっという間にクリスマスが来そうだ。もっと季節をゆっくり味わいたいな~。

これからは紅葉のシーズン。京都は観光シーズン。イギリスでは紅葉のことをカラーリングという。でも、日本みたいに紅葉狩りっていう風習はない。それと「柿」という果物がない。ゆえに私の知るイギリス人はこのシーズンに日本に来て、柿を食べるのが幸せな事らしい。

話がいろいろカラフルになってしまっているけど、私自身の心はモノトーンだ。どうにかならないものかな~。
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ちなみに

2005年10月31日 | 音楽・映画・本
松山ケンイチ君は映画「NANA」でバンドマンとして出演していて、CMではドコモだったかな?なんかの携帯のコマーシャルでコックさんスタイルで彼女の誕生日ケーキを作っている人です。一方、加瀬亮君の方は木村カエラちゃんの映画「カスタムメイド10・30」に出ています。ってどちらも映画見てないんですけどね(笑)彼らは他の映画やTVドラマで見て知ったわけで・・・

ついでながら、今見たい映画は「コープスブライド」と「ブラザーグリム」です。なんかどちらも無気味なファンタジー系ですね(笑)
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ひだまり系

2005年10月31日 | 音楽・映画・本
今日なんとなくTVを見てたら堂本兄弟が始まって、ゲストにリリーフランキーと安めぐみが出ていた。私はまだ「東京タワー」を読んでいないのだけど、近々友達に借りる予定なので楽しみだ。私にとってもせつない思い出の東京タワーだから・・・

さて、リリーさんのこと結構好きなんだけど、安めぐみも結構好きだ。彼女はスペースシャワーTVの「スペシャ中学」という音楽系番組に出ているんだけど、そのほのぼのとしたキャラクターがいい味を出していて、見ていてほっとする。こういう人を私は「ひだまり系」と勝手に呼んでいる。最近で他に「ひだまり系」と呼んでいるのは白石美穂。彼女もふわっとしていて癒される。でも、「電車男」の時のキャラはおもしろかったし、違う意味でますますファンになった。男の人から見てもやっぱり彼女たちは癒し系なのかな?

そういえば、安さんが「男の人の手に惹かれる」と言ってたけど、実は私も同じだ。そこに男らしさを感じてしまうわけだ。しかも指が長い人や関節の太い人に安心感をもってしまう。いわゆる労働系(笑)もしくはアコギ及びキーボード奏者系(笑)・・・でも、もちろん、それだけで好きになることはないよ。一に人間性だから。もちろん外見もいい方がいいけど、どんなタイプが好きかなんて、そんなことはわからない。出会った時にどきっとしたら、その人がタイプなんだろうね。

ついでながら、最近いいな~って思う若手の俳優は「加瀬 亮」と「松山ケンイチ」。二人ともすごく雰囲気があって、いろんな役ができる感じ。オダギリジョーとか浅野忠信とかそういう路線でいけそう。私は人間的に知れば知るほど味の出て来る人が好きだな~。いくらかっこつけていても知るうちに薄っぺらいな~と感じる人はだめ。深く自分の内面を見つめる人がいいな。外見より中身を磨く人・・・。

いい詩を書く人はきっといつも内面を磨いている人なんだろうな。




コメント (2)
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音楽家のゆくえ

2005年10月29日 | 音楽・映画・本
ある音楽家がある子どもに音楽を期間限定で教えていた。やがて時期が来て、レッスンは終了し、音楽家の手からその子は離れた。ところがその子がその何年後かに突然記憶喪失になった。友達のことも担任の先生のこともいろんな事を忘れてしまった。回りの大人達はどうしようかと思った。お医者さんとも何度も相談した。しかし、治療法は見つからない。そう、それは心の病気だから。そんなある日、その子はある人だけを思い出した。それはその音楽の先生のことだ。そこで大人たちはその音楽の先生を呼んで、彼にピアノを教えてくれるように頼んだ。その音楽家は喜んでそれを受けた。そして、週に1度ではあったけど、ピアノを教えた。それは何年も続いた。不思議なことに少しづつ、その子は落ちついてきて、ふつうの生活はできるようになってきた。そして成人した。完全に社会復帰とは行かないまでも、仕事をしたりできるようになった。

私はこの話を聞いて、音楽の力ってすごいなと思った。記憶喪失になった子が唯一思い出したのがその先生の名前だったというのにもジーンときた。

この世の中にはたくさんのミュージシャンがいて、皆はおそらく大きなステージでワンマンライブをすることが夢なのだろうと思う。でも、それを叶えられるのはごくわずかな人たち。では、その他のミュージシャンはどうしているのだろう?と思うよね。

たとえば、音楽専門学校の先生だったり、スタジオミュージシャンだったり、音楽会社で働いていたり、結構、なんらかの形で音楽と関わっているのではないかと思う。たとえサラリーマンになったとしても、たまにどこかで歌っていると思う。

そして、中には野球でいったら、選手ではなくコーチになる人がいるように、音楽の良さを伝え、将来ミュージシャンになりたいと思う子どもを育てる人もいる。私はそれもワンマンライブをして、アルバムをリリースするたびにオリコンチャートに上がるミュージシャンと同様に実はすごいことではないかと思っている。子どもの心に音楽の種を蒔く人・・・

話は少しそれるけど、まだプロにはなっていない音楽家のたまごの人たちが、結婚か音楽かを選ぶ時が来ることもあるだろう。それはとても難しい選択だ。なぜなら、プロになっていない場合、両立はかなりハードだから。結婚して特に子どもが生まれたら、もうふつうの仕事につくしか家庭を維持できないだろう。子どもはお金がかかる。特に赤ちゃんには・・・それに家では練習できないし、作曲なんかも難しい。それで結局、音楽から足を洗って、家族を選んだ人も何人か知っている。でも、彼らは幸せだ。そして、ある程度してからたまに仲間で集まってバンド活動も始めている。それはそれでいいんだ、それぞれの選択だから。

でも、ファンにしてみたら、ずっといい曲を生み出してほしいわけで、できれば結婚はプロになってからと願うわけだ。

私の知る音楽家もおそらく、大きなステージで歌う人になりたかっただろうし、そういうチャンスもあった。しかし、ある日運命的な出会いをしてしまって、その人は結婚を選んだ。私から見れば、果たして彼は結婚を選んでよかったのか?って思うのだけど・・・でも、音楽の才能はもともとあったので、堅実な収入を得られる音楽の仕事を見つけ、毎日ピアノを弾いている。そして歌も唄い、多くの人に夢を与えている。そして、相変わらず家族を愛し、自分がどれだけ幸せかを語る。そんな彼の話を聞くと、ときどき涙がでてくる。そして、あらためて音楽の奥深さと人の心の奥深さを知る。

私はまだまだ修行が足りない・・・

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JOHNNY ACE☆

2005年10月29日 | インディーズ
まるでライブ告知・・・ってそうなってますが、もう1つ関西で活躍中のバンドのジョニーエースも今度関東方面にツアーに出ます。彼らのジャンルは歌ものロックというのでしょうか、やはりメロディアスで、愛を歌った曲が多いけど、それが結構直球系で、女の子の心をいともたやすく射止めます(笑)でも、一方で男の子のファンも多く、歌い方がちょっと投げやり系というのか、ワイルドというのか王子様というよりは一匹狼系なボーカルですが、曲とのそのアンバランスさがまたよくって、初めて見た人にも必ず好印象を与えるバンドであります。ここのギタリストさんは最近ちょっと怪我をされましたが、もう弾けるようになったようなので一安心。このギタリストさんがすごい早弾きの上手いギタリストさんで、いい板前さんがいる料亭と同じだとバンドのメンバーにいわしめるほどの人であります。その一方でベースさんもドラムさんも上手いんですよ。皆さん男前ですしね(笑)

彼らについてもこのブログで以前から書いているので、また検索して読み直してみてください。

関東方面のライブ日程は以下のとおりです。

11/1 大宮Hearts http://www1.ocn.ne.jp/~hearts/
出演: BigBird /I-RabBits /DragonFishBlow /MOTHER /岡野和貴
時間: 17:30 OPEN 18:00 START
料金: 前売¥1500 当日¥1800 (1ドリンク別¥500)
11/2 新 宿Marble http://www.marz.jp/marble/index3.htm
出演: ninaplay /50OLDMAN /noiam /OVER COME GOD SPEED
時間: 18:00 OPEN 18:30 START
料金: 前売¥1800 当日¥2300 (1ドリンク別¥500)

行かれておそらく外れは絶対にないと思います。
時間が合う方がいらっしゃれば是非ともライブに足を運んでください。

JOHNNY ACEの公式HPは以下のアドレスです。
http://page.freett.com/JohnnyAce/html/main.html
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AIR MASTER☆

2005年10月29日 | インディーズ
関西で活動しているバンドのAIR MASTERが今年9月9日にリリースしたミニアルバムのレコ発ツアーで東京にいく。このバンドは大阪のミューズで9月9日にワンマンライブをして大成功におさめたかなり実力のあるバンドである。最近は大阪の難波あたりでストリートライブを敢行して、かなりのファンをつかんでいるよう。演奏も上手いし、ボーカルさんも客を盛り上げるのがうまい。大きなライブ会場だときっとモッシュとかダイブとかするやつ出てきそうだな~。バラードなんかもすごくよくて、とにかくライブを見てほしい。

ジャンルをいうのは難しいけど、聴いていてメロディアスだけど元気が出るロックかな。私のブログでも今までに何回か書いているので、それを参考にしてもらえたらと思う。「AIR MASTER」でブログ内で検索してもらったら、出て来るので。
東京での日程は以下のとおり

11.09 東京西荻窪ターニング
11.10 東京新宿MARZ

関東方面で時間が合う方がいれば、是非とも足を運んでほしいな。


AIR MASTERの公式HPは以下のアドレスです。
http://www.geocities.jp/airmasterspirits/

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ある吟遊詩人の場合・続

2005年10月28日 | インディーズ
中世の吟遊詩人はメロディよりも詩を伝えることに重きをおいていたのではと思うのですが、私の聞かせてもらったVOXHALLの吟遊詩人さんの場合も詩にすごく思いが込められているのが聴いていて強く感じられました。そして、彼の場合、誰もが使うような言葉でありながら、彼しか書けないフレーズを綴ります。彼自身が意識しているかどうかはわかりませんが、1つ1つの言葉がちゃんと手を繋いでいるというかんじで仲間はずれになる言葉がないのです。どれもが関わりあっているというのか、ちゃんと同じ思いの川を流れているんです。だから、納得させられるんです。そして胸にこだまするのです。

案外、詩を書いている人でその詩の中の言葉が皆手をとりあっているかなんて考えたことないのではないですか?

詩を書く人の中には自分の中の世界に酔ってしまう人もありますし、私も書くとしたらその部類かもしれません。ゆえに、たまにひとりよがりになって、人には伝えたいことが伝わりにくいことがあります。何度か聴くうちに「あ~そういうことか」とわかって、おもしろいと思う詩もあります。でも、やはり多くの人に伝わる歌の詩はすっと意味が入ってくる詩のような気がします。でも、簡単な言葉だからこそ、それをどのように組み合わせて使うかがその人のセンスです。へたするとあまりにも無意味で平ベったい詩になる可能性もあるからです。

その吟遊詩人さんの詩はそんな言葉を自分色に染めあげて、人には書けない歌にしてしまいます。そこがすごいところです。ただ、まだやはりプロではありませんから、どうしても言いたい事が溢れ過ぎていて、そこから削るという作業に躊躇してしまうこともあるようです。ゆえに曲が長くなるようです。もちろん、それでも十分に聞きごたえがあって、無駄な言葉はぜんぜんありません。だからこそ、多少長くても、もちろん私自身も彼のファンの方たちも十分それらの曲が大好きなのですが、さらに言葉を厳選して、俳句の原理というのでしょうか、1つの言葉で3つぐらいを表現できるぐらいの感じで詩を書けば、それこそ4分以内の曲もたくさんできるのではないでしょうか?長い曲だから悪いとかはないのです。むしろ、長い曲の方がいい場合もたくさんあります。でも、4分以内に終わる曲だと「もう終わったの?いい曲だったな~。もう一回聴きたいな~」と人は案外思うわけです。それで何度もヘビーローテーションしてしまうのです。ちょっとした心理作戦ですね(笑)ビートルズがそのいいお手本です。

一つの曲の中でも、コントラストや光と影が存在するものは人の心をとらえると私は思います。それが曲に奥行きを与えるからです。絵を描くのと同じですよね。

そんな歌をこれからもたくさんその吟遊詩人さんに歌ってもらいたいと願うわけです。



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ある吟遊詩人の場合

2005年10月28日 | インディーズ
吟遊詩人とは中世ヨーロッパで各地を回って、そこで詩を朗吟(ろうぎん)してた人のことをいいます。朗吟というのは詩にメロディをつけて歌うこと・・・そうストリートライブをしていたわけです。言い換えると吟遊詩人はストリートミュージシャンであったわけです。

それでもって、斉藤和義なんかをよく人は吟遊詩人なんて呼びますよね。彼の歌も結構好きなのがあって、いつもではないけどたまに聴くんです。そうそう、まさやんこと山崎まさよしなんかもそういう感じですよね。

さて、この間、とある吟遊詩人(とあえていわせてもらいますね)の歌を京都VOXHALLで聴くチャンスがありました。彼は以前はバンドをやっていた人なんですが、解散後、今の時点ではソロで活動されています。いずれどのような展開を見せるのかはまだ未知であり、楽しみでもあるのですが、バンドの時も素敵でしたが、ソロで歌う彼はまさに吟遊詩人でありました。

かなりのメロディメーカーであって、曲の運び方や展開の仕方なんかがうまくて、これはやっぱり天性のものなのでしょう。

ちょっと脱線しますが、音楽の師匠がある時、200人くらいの10代の学生を対象に作曲教室をしたことがありました。もちろん、それほど長い曲ではありませんが、主旋律だけの簡単なものを作らせたわけです。その中で、光っているものをいくつか選んで、師匠がそれをより引き立てるために伴奏をつけて、皆の前で披露したわけです。自分の曲が皆の前で披露された人はすごく喜んでいたみたいです。その時に師匠が私に言ったのは、やはり天性の才能のある子は2、3人はいる(いいかえれば、2、3人しかいないということになりますが)それは案外、まったく音楽なんてというようなスポーツ少年だったりする。反対に小さい頃からクラシックとかのピアノのレッスンをしていた子は型にはまりすぎて、面白みのないふつうの曲になってしまっている。そういう教育も受けてない子の方が自由な発想で曲を作り出して、そこに天性のセンスが加われば、すごくいい曲を生み出す。と・・・もちろん、教育受けている人の中にもすごいセンスがある人もいるので、誤解しないでくださいね。

また話を戻しますが、その吟遊詩人さんが昔から音楽教育を受けてきたかどうかは知らないのですが、サッカーが好きだったということだけは知っています(笑)。最初は曲なんて作ることも考えていなかったようです。ところが、ある時から曲を作りはじめられました。それから、今に至るまでにもう何十曲もあるいはそれ以上、外に出たもの、まだ温めているものも含めて、たくさんの曲を作っているのです。

才能はある日突然に目覚めるのですね。

・・・・・つづく

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BIG

2005年10月27日 | 音楽・映画・本
BIGと見て、音楽好きならMR.BIGとかビッグカントリー(っていっても知らないだろうな~80年代に活躍したスコットランド出身のバンド)とかを思い浮かべたかもしれない。

でも、今日私の書こうとしているのは『ビッグ』というトム・ハンクス主演の映画のこと。随分古い映画で、トムもまだ若い。実は私はトム・ハンクスのファン(笑)ゆえに、彼が出演している映画は結構見ている。

この映画には思い出があって、教師になる前にちょっとだけ講師として学校で英語を教えていた時に授業中に「ヒアリングの勉強」と称して生徒にこの映画を見せたことがある。たまにはこういうのもいいだろうと、かなり無鉄砲な先生ではあったけど、この映画は見せるだけの楽しさはあった。

ストーリーは小柄な12才の男の子が移動遊園地の不思議マシーン”ミステリー・ゾルダ-”に「僕を大きくして」と願ったことから始まるファンタジー。翌日起きてみるとなんと30才の身体になった自分がいて、驚いて友達の家に逃げ込む。心は12才のままなんだ。友達は話を聞いて理解してくれたわけだけど、大人は理解してくれないだろうといろいろ考えて、とりあえず大人として生きていくように仕事を探す。そんな時、おもちゃ会社の社長と出会って、彼のおもちゃに関するセンス(といっても子どもだからあるのは当たり前)が見込まれ、採用される。そこでいろんなおもしろい事件とともに30才ぐらいの同僚の女性と恋に落ちる。でも、やっぱり両親が心配している我が家に帰らないといけない。友達がまた移動遊園地が来る事を彼に知らせに来た時に子どもに戻る決意をする。そして、その前に彼女にそのことを告げる。半信半疑の彼女だけど、ゾルダ-に再び元に戻る願いをかけた彼を次の日、彼の家まで車で送る。すると車から降りて、家に向う途中、もう一度見たら、そこにはダボダボのスーツを来た少年が歩いていた。それを見てなんともいえないせつない表情をする彼女。でも、一応ハッピーエンド。そんな話。

といいつつ、やっぱりせつないよね。30才と12才で、彼が20才になった時でも彼女はすでに38才。もう一度彼らは結ばれるのかな~なんてふと当時も思ったな。まあ、年を重ねても素敵な人はいるから、再び出会っても恋に落ちると思っておこう。

それはともかく、映画としてはとても心あたたまる楽しい映画なので、是非見て下さい。
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