HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

RADIO CRAZY 2014(1日目27日土曜日)

2014年12月29日 | 細美武士/the HIATUS
今年一年生き延びたから、来年も生き延びようぜ!

その細美くんの言葉をしっかりと心に受けとめて今年も年末の大忘年会
RADIO CRAZYでライブ納めをしてきました。

2014年12月27日(土曜日)天気晴れ

10時開場でしたが、その少し前に到着したらもう開場されている感じですぐに入ることができました。
グッズ販売が今年から一番奥の方の場所をまるごと借り切ってやってくれていたので
最初すごい列だなって思ってましたが、案外早く進んで、いつもなら最初のバンドはあきらめていたのですが
今年はしっかりと間に合うようにグッズを手に入れることができました。

さすがにテレフォンズのグッズは列が凄かったですが他のバンドはスムーズに買えました。
ハイエイタスのグッズも武道館ではすでにソールドアウトになっていたパーカーと
赤い方のタオルもゲットできました。また、トライセラトップスの楽器のついたキーリングが
かわいかったのとgo!go! vanillasのグッズもかわいくて買ってしまいました。

今年の回った流れは

go!go!vanillras→昼食→阿部真央→THE BOWDIES→THE KING ALL STARS→THE TURTLES JAPAN→the HIATUS→くるり
→(ラスト2曲ほどback number)→Superfly

この日他にも見たいバンドはたくさんありましたが、欲張ると中途半端になるので
今年はそれぞれをしっかり見ようと思ってのぞみました。

スカパラとゴーバニの選択。悩んだけれどやはり新しいバンドも見たいし
発見したいという思いでゴーバニの方へ行きました。

途中でスカパラへ行くという選択もあったかもしれませんが
最後まで聴くことでそのバンドの良さやこの日のセットリストへの
思いが届くんじゃないかと思って最後まで見ていました。

もちろん曲のタイトルとか知らないのですが、
良いバンドだなと感じました。

どこかandimoriを彷彿する感じで
若さとエネルギーを感じました。

andimoriはもういないけれど、andimoriをこのRADIO CRAZYの最初の時
(まだそのときは毎年やるなんて想像してませんでしたが)
次世代アーティスト枠として阿部真央、andimori、OKAMOTO'S、サカナクション
の4つが取り上げられていて、その4組を見たときのときめきを今回は
このgo!go!vanillasで感じました。

今回その時の阿部真央とOKAMOTO'Sも出てました。

ブログでだいぶ昔に自分がもしバンド作るならバンド名はvanillaがいいなって
書いたことがあります。それはthe CLASHにちなんで。
彼らにthe Vanilla tapeというのがあるのですが、私のとても大事なバンドの1つが
the Clashなので、そこから取ってそういう名前がいいなって。

ジョーストラマーが今も生きていたら、きっとNO NUKESの活動に参加しているなって
想像できるそういうロックで戦うアーティストでした。

さて、このバンドのあとは塩ラーメンを食べて、ついでにデザートにブリュレクレープを
食べてから、阿部真央へ。

彼女はまるでリクルートスーツのような格好でステージに立っていました。
やっぱり彼女の迫力あるボリュームあるボーカルが大好きだと思いました。
どこか自虐的なMCも混じってましたが、そんなに自分のことを低く見積もらなくても
いいのにって思いました。聴いている人たちがあなたの事を応援しているって
安心して思ってくれて良いんだよって思いました。
特にレディクレでは真央ちゃんはそこから生まれた子どもみたいなもんですから
みんなその成長ぶりに感動していると思います。

もしワンオクのTAKAのところを女性ボーカルに一日だけ変えるとしたら
絶対に真央ちゃんだと思います。それだけ迫力があっていろんな色を出せる
すごいボーカルだからです。男性ロックボーカルのトップがTAKAなら
女性は真央ちゃんです。

ドラムにはトライセラの吉田さんがいて、ずっと微笑んでいました。

「それぞれ歩き出そう」ではお母さんとの関係について話してくれて
武道館では泣いてちゃんと歌えなかったから今日はちゃんと歌いたいというような
流れで始まりました。彼女にとってお母さんの存在がどれほど大事かを感じて
ぐっときました。
そして「ふりぃ」を聞いたとき感動しました。
この曲はデビュー曲でレディクレの最初の時にもやってくれた曲です。
「あぁ、阿部真央だ~。」って思う名曲です。心がかき立てられます。

彼女がこの日リクルートスーツで来たのは、就活の学生のような気持ちで
観客に「私を受け入れてくれますか(採用してくれますか)。
私を必要としてくれますか。」っていうのを問いかけているようにも
感じました。もちろん本当はなぜそういう格好だったのかは知りませんが。

でも、私は彼女のことが大好きです。

次にその同じ場所でTHE BAWDIES

彼らは最初から温度がマックスですね。
めちゃくちゃ熱い!
サマソニで真夏の炎天下見て、熱い印象はかなりありますが
冬のレディクレでもやっぱり熱い。

ROYくんが「あ~きれいな湖だ。昼飯を食べよう。
あ~湖に昼飯を落としてしまった~。」

TAXMAN「ザブン。落としたのはこの金のパン?」
JIM「ザブン。それとも落としたのはこの銀のソーセージ?」
MARCY「ザブン。このケチャップもですか?」

ROY「う~んまとめてください!HOTDOG!」

という流れからの「HOTDOG」最高でした。

金のオノと銀のオノのお話のパロディですが
ドラえもんのきれいなジャイアンも結構思い出しますね。

そしてLEMONADEが生で聴けてすごくうれしかったし、
初期のIT'S TOO LATEも聴けたのが最高でした。

ラストのSING YOUR SONGも会場と一体化して
ほんとに楽しく熱いライブを体感できました。

ロックンロールバンドはまさに彼らの事ですね。

次はTHE KING ALL STARS

最初結構人が少なくて、大丈夫なのかなって思ったら
少しずつ人が集まってきました。
このとき他の会場ではゲスの極み乙女やテレフォンズがやってたから
みんな結構そっちに行ったのかもしれませんが、このライブは凄く
貴重だったと思いました。

加山雄三さんを生で見てみたいというのもありましたが
なにせthe HIATUSのウエノさんがベースで参加しているわけですから
見ない訳いきませんよね。シアターブルックの佐藤タイジさんとか
すごいメンツがそろっていますし、きっと演奏すごいんだろうなって
思っていたら、やっぱり凄かったです。
洋楽のカバーから最新曲まで。加山さんって77歳なんですね。
ぜんぜん見えません。ずっと若く見えます。そして彼って
ギタリストでミュージシャンなんだと改めて思いました。
ギターを演奏している時の姿が長年弾いて来た人だというのが
オーラとなって漂っていました。

ウエノさんを紹介するとき「ハイエイタスだよ!」って
凄いバンドにいる人だよっていう感じで言ってくれて
このような大御所にそう思われているっていうのも
ハイエイタスファンの私はすごくうれしかったし
誇らしかったです。

父や祖父の時代のヒット曲「君といつまでも」
を生で聴けて、感動しました。
「僕は幸せだな~こんなにオーディエンスに来てもらって」って
お決まりのセリフの中に今日の言葉を入れてもらって
それもうれしかったです。

よく見える位置にいたので彼の笑顔がすごく素敵でした。

終了後、まだすごく若い子たちが「今日のチケット代
これだけでもう払ったかいあったな~。」って言ってて
それだけ年代を超えて感動をくれたライブでした。

実はこのあと最初はトライセラを見る予定だったのですが
ハイエイタスの事が気になって、ここで見てたらハイエイタスのときに
入れなかったり、見にくい場所になったりするかもしれないという
不安が出て来て、あきらめてTHE TURTLES JAPANへ。

このバンドは亀田さんが率いるバンドで
flumpoolの山村隆太さん(YAMAMURA)と阪井一生さん(SAKAI)と
久しぶりに見たレミオロメンの神宮寺さんと磯貝サイモンさんがメンバーでした。
インディアンっぽいメイクと衣装である意味ヴィジュアル系な感じでした。

フランプールのファンが結構来るんだろうなって思ってたし、
そういうファンを結構見つけました。少しは楽曲に期待したのですが
まずボーカルと演奏の音のバランスが悪過ぎて、声がちゃんと聞こえなかったです。
何言ってるのかほとんどわかんなかったです。私のいる場所が悪いのかな~って
思ってたのですが、その同じ場所で後で見たハイエイタスやくるりはしっかり
聞こえたので、あくまでセットするときの音の調整がちゃんとできてなかったのですね。

ここでちゃんとしたバンドかどうかわかる気がします。どんな大きなフェスでも
いいバンドはちゃんとバランスをとっていますもの。

このバンドにはがっかりでした。多少期待はしてたし
flumpoolに対しての印象も生で聴いたら変わるかなと
思ってたのに。彼らの曲はCDとかMVで聴くといいのに
どうして生はだめなんだろう?って
何言ってんのかわかんないとノリようがないだろう?って感じでした。
私はNICO Touches the Wallsをプロデュースするまでは亀田さんって
凄い人だと思っていました。もちろんベーシストとしては今でも
リスペクトしています。でも、ニコは亀田さんによって
彼らの良さをつぶされたと今も思っていますし、FoZZtoneだって
結局彼らの良さを出せなかったわけで、それ以来なんかがっかりすることが
多くありました。東京事変はあれは林檎さんの力が強かったから素晴しかったのです。
音楽プロデューサーならもっとちゃんとステージの音のバランスを考えてほしいと
ほんと思いました。
また、A-haのTake On Meもどきの曲もあって、なんだかな~って。

この日見たバンドの中で唯一残念だなと
思ったバンドでした。唯一よかったのは久しぶりに神宮寺さんのドラミングが見れたことです。
元気そうでよかったです。

さて、いよいよthe HIATUS

flumpoolファンらしい人たちがはけてハイエイタスファンが集まってきました。

武道館後初のハイエイタス

<セットリスト>
1 The Ivy
2 Storm Racers
3 The Flare
4 Thirst
5 Unhurt
6 Lone Train Running
7 Insomnia
8 紺碧の夜に

こういうセットもあるようでなかったので
すごくうれしかったです。

この日の細美くんを見ていて
武道館のときはいつもどおりにやっている感じがしたのに
レディクレで見たら、やっぱり武道館モードだったんだなって
感じるほどラフな日常に戻った感じの普段着なライブでした。

レディクレでも大きな会場なのにすごく近く感じて
彼の笑顔がまたいつもどおりな感じでこっちも気持ちがラフで
日常的なモードで聴けてすごく楽しかったです。

もちろん武道館は武道館でそこでしか見れない彼やハイエイタスを
見れて、いっぱい曲が聴けて、ペン子さんの手話も見れて
ジェイミーの歌も聴けて、最高に幸せな時には違いありません。

でも、レディクレみたいなthe HIATUSや細美くんを見てると
洗いざらしのシャツでいるような自分でいられる感があって
落ち着くな~って思いました。

この日も演奏前のちょっとしたリハで
Silver Birchをやってくれました。
この日はなぜか同じ会場にもうひとつ小さな会場があって、かわりばんこに
ライブするっていう感じで、リハ中でもあちらがライブしてたら演奏できない
感じでした。だから最初細美くんがやろうとしたらスタッフにとめられて
「今日はやれないのかな~」って思ったら、本番始まる前にやっぱり
やってくれました。

うれしかったです。

♪彼女は僕の頭の中で今日を救ってくれている(the Ivy)
♪もうちょっとだけシンプルに行こうぜ(Storm Racer)
♪灯をともせ 夜を終わらせよう(The Flare)
♪この時間 忘れられた瞬間に 待っている(Thirst)
♪きっと今日も生き抜ける だから飛び込むぜ(Unhurt )
♪朝になれば新しい一日がやってくる(Lone Train Running)
♪もうしばらくここにいて ちゃんとするから(Insomnia)
♪思い出の中に君がのこしたかけらは咲いて(紺碧の夜に)

この日something ever afterをやらなかったのは
あれが死がテーマだからかなと思いました。
年度のしめくくり、そして来年への思いがつまった
セットをやってくれたのだな~って。

結構ファーストの曲が多かったですよね。
ここからまた新しい幕が上がったのかもしれません。

細美くんから「よいお年を」って言われて本当にうれしかったです。

それにしてもスクリーンに映る一葉さんはいつも目を閉じていました。
彼はどんな世界を心で見ながらキーボードを叩いていたのでしょう。

カシクラさんも笑顔でドラムを叩いていました。

マサさんはなんか髪の毛がさらさらになっているような気がしましたが(笑)
そして、ウエノさんは相変わらずマイウエイな感じでかっこよかったです。

フェスでよくありがちな、このあとのバンドも最後まで楽しんで下さい!というような
社交辞令的な言葉がないところがまたハイエイタスの細美くんの好きなところです。

その瞬間、そこを自分たちの世界にする徹底ぶり。
レディクレだけれどもその中のthe HIATUSのワンマンみたいな感じにしていくところ。
それが大好きです。ファンの跳ねようは半端なかったですけれど。

そんな至福のときを経て、またまた大好きなバンド
くるりの登場です。

くるりの岸田さんはほんと不思議な魅力のある方です。
ふんわり京都弁を話されて、こんなに広いRステージをその言葉で
まるでお茶の間にいるかのようなくつろいだ雰囲気をもたらしてくれます。

くるりと出会ってもう十数年たちました。
まだデビュー前でこれからどんなバンドになるのかなんて
想像もできなかった時代にそれでも生で聞いたインストアライブでの
歌や演奏に深く感動して「音楽を生で聴くってこんなに素敵なことなんだ。」と
感じさせてくれた私にとっては日本で初めてのバンドでした。

クイーンが好きだとかきいて、私といっしょだと余計に感動したことを
覚えています。

彼らの歌詞は日本語の独特の雰囲気をかもしだしていて歌詞自体は
和テイストなのですが、メロディは洋楽なのですよね。その組合せが
「くるり」サウンドになっていて、彼らしか出せない音楽を作り上げています。
洋楽の影響はすごく感じるのにそれを完全に自分たちのものにしているのも
凄いな~って思います。

私は「東京」で彼らを知ったのですが、一番大好きなのが「ばらの花」でした。
でも、それを彼らのライブでまだ生で聞いたことがありませんでした。

それが予想もしなかったレディクレでやってくれたのです!

もう泣けて来ました。一音一語もらさないように聞き入りました。

そしてラストのWORLD'S END SUPERNOVAも聴けてほんとうにうれしかったです。

彼らのライブ中にずっと思ったのは彼らのすべての音と歌をこぼしたくないという思い。
隅から隅迄しっかりと音楽が存在して、どこにも無駄な場所なんてないし、ひとかけらも
感動できない場所などないと感じました。
切り取った場面がすべてすばらしい絵画になるように
どこで切り取ってもそこが感動をくれる音となることです。
ファンファンのトランペットもほんとうに素晴しかったです。

とにかく「ばらの花」を聴けてほんとうに最高でした。
当時のいろんな事を思い出しました。大事な大事な曲のひとつです。

くるり後、ブンブンに行こうか悩みましたが
こういう時にしか絶対見ないだろうなとSuperflyを見て来ました。

そして見てよかったな~って本当に思いました。
彼女の声の素晴らしさと人柄がにじみでるMC。
すごく温かく心に響きました。

「愛を込めて花束を」を生で聴けてほんとうに感動しました。
この会場はほんとギュウギュウだったのですが、意外と前の方に来た方が
空間があって、結構よく見える場所で彼女を見ることができました。
すごくキュートで半端ないボーカル力で圧倒されました。

声も外見も美しくしたジャニス・ジョプリン(ジャニスすいません)のようなオーラのある人でした。

アンコールもやってくれて本当にいいライブを見れて、素晴しいRADIO CRAZYを満喫できました。

年々いろいろな面で会場も改良されてきて、より過ごしやすくなってきています。
ただ、チケットがものすごく取れにくくなって、ほんと困ってしまいます。
去年からほんと大変で、今年もやっと取れました。

関西で冬に唯一あるフェスだから仕方がないのかもしれませんが、
来年も是非参加したいなと願っています。




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« the HIATUS Closing Night-Ke... | トップ | 2014年が終わる »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

細美武士/the HIATUS」カテゴリの最新記事