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"MARVIN GAYE: Behind The Legend"(2003)

2016-01-14 19:26:00 | Documentary

 マーヴィン・ゲイの真実


【Features Cuts From】What's Going On, Distant Lover, Come Get To This, Inner City Blues, How Sweet It Is, Sexual Healing, I Heard It Through The Grapevine ... and more

【出演】アンナ・ゲイ、ジャン・ゲイ、ノーナ・ゲイ、フランキー・ゲイ、フレディ・クルサート、デヴィッド・リッツ、デイヴ・シモンズ、ゴードン・バンクス、ウィリアム・ブライアント ... etc.

       【chapters】 1. イントロダクション
              Introduction
              2. 逃避行
              Escaping
              3. カムバック・ツアー
              The Comeback Tour
              4. ミッドナイト・ラブ
              "Midnight Love"
              5. セクシャル・ヒーリング
              "Sexual Haling"
              6. レガシー・リヴズ・オン
              The Legacy Lives On

  【Bonus Features】 1. Let's Get It On
              2. What's Going On ~ Save The Children
              3. You're All I Need To Get By ~ Ain't Nothing Like The Real Thing ~ Your Precious Love ~ It Takes Two ~ Ain't No Mountain High Enough

ソウル・ミュージックの枠を超え、多くの音楽ファンに色褪せることなく愛され続けているマーヴィン・ゲイ( discography )ーーー。
本作は未発表映像をを中心に、彼の生涯の後半に焦点を当て、初DVD化されたドキュメンタリー。
遺族( "2人" の妻も登場)や、彼と共演した ミュージシャンやプロデューサーたちの献身的な協力を得て制作されており、マーヴィンの音楽的バイオグラフィーであると同時に、栄光の "影" に隠れた "真実" や "苦悩" を知ることができる。

The Soul Behind The Legend-Marvin Gaye


本作で彼の人生 "Legend" のすべてを追うことはできないが、幼少時代・モータウンで築いたキャリア・不朽の名曲 "What's Going On" に込められた想い・アルバム "Midnight Love" の製作秘話・逃避行時代のハワイやベルギーでの姿・コカインへの依存・・・。そして 1984年 4月 1日、自宅で父親と口論になり、逆上した父親に射殺されるという悲劇的な最期まで、その壮絶な人生を振り返る。奇しくもその日は、彼の45回めの誕生日の前日だった ーーー。

彼が最後に行った、1983年NBAオール・スター・ゲームでの国歌斉唱が収録されていないのは残念ですが、グラミー賞受賞式(← プレゼンターは、グレイス・ジョーンズ&リック・ジェームス)は収められています。なお本作で登場するほとんどの曲はライブからのカットですが、特典映像【Bonus Features】では全編楽しめます。

それにしても何故、私の大好きな人は早く亡くなってしまうんでしょう・・・(残念)。
あの日、FMラジオの番組の途中で聞こえてきた『M・ゲイさんが射殺されて亡くなりました』とのニュースに、思わず「えっ? 今なんて言った?!」と聞き返したほど衝撃的でした。とにかくショックで信じられなくて、背筋が凍りついた感覚を今も忘れられません(悲)。
唯一無二の秀でた才能を与えられた人というのは “繊細” でどこか “脆く”、その “脆さ” 故に “繊細” な作品を生み出し、それが人々の心に沁み入るんでしょうね・・・・・。

>> Documentary - filmography(ドキュメンタリー  映画作品一覧)

2008-05-02



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4 Comments

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ダニー・ハザウェイもいい。 (jamjam)
2008-05-02 15:14:41
funkeymeg_mさんへ

ダニー・ハザウェイのライブ盤の「What's going on」をたま~に聴きます。当時はマービン・ゲイをよく聴きましたが、彼の死を聞いてびっくりしたことを思い出します。確か、お父さん牧師さんじゃなかったかなぁ。

才能豊かな人の感性を、紐解くのは大変ですよね。彼らにとって、死自体の捉え方が凡人とは違うような気がします。そう思わないと、マービン・ゲイの場合は別にしても、薬の大量摂取が命に係わることがはっきりしているのに、止めない理由の説明がつきません。単純に止められないからということではないような気がします。命をかけて、いい曲を演奏しているとでも思わないと、聴く方が辛くなります。
Bingo! (funkymeg_m)
2008-05-02 18:09:47
to jamjamさん


おっしゃる通り、Marvin の父親は厳格な牧師さんです(笑)。
そもそも父親の常軌を逸した厳しい躾が、彼を音楽に没頭させる“きっかけ”になったようです。
当時 FM から流れてきた彼の訃報はショックで、信じられませんでした・・・。

Donny Hathaway "LIVE" は名盤です。彼の "What's Going On" もシビれます♪ でもダニーもまた早くに亡くなりましたね・・・しかも「自殺」で(ため息)
私の好きな人は、早くに亡くなるんです・・・(苦笑)

ちなみにご存じだとは思いますが、Marcus Miller "Master Of All Trades" に登場しているレイラ・ハサウェイはダニーの娘です。

マーヴィンは自身の才能を“神からのギフト”として受け止め、どうすれば自分の使命を果たせるのか常に考えていたようですが、何かを人より多く与えられると、何かが欠けているのかもしれませんね。そして、凡人には解らない苦悩も同時に背負うことになるんでしょう・・・。

でも最期まで生き抜く人も大勢いるわけで、やはり「生きて」いてほしかったなぁ。
フットルース! (jamjam)
2008-05-03 08:55:19
funkymeg_mさんへ

ふっと、(ダジャレではないですよ。)ですが厳格な父親、牧師さんときたら、「フットルース」を思い出しました。若者に人気の映画ということで、見た記憶がありますが、個人的にはケヴィン・ベーコンよりジョン・リスゴーの演技の印象が強い映画で、「ガープの世界」のオカマの役と一致しなくて、調べたことがあります。

そうでしたね。30代半ばで亡くなったんですよね。娘さんのことはちなみにご存じありませんでした。

「神からのギフト」とは凄いですね。多くのミュージシャンの心の支えになるのが「神」なんでしょうね。

サンタナのライブの時の演奏前の一分間の黙祷を思い出します。会場のライトを消して、真っ暗、ライトアップと同時に「哀愁のヨ-ロッパ」の演奏でしたから、会場は大変な盛り上がり方でした。

同感。 (funkymeg_m)
2008-05-03 13:19:17
to jamjamさん


私もジョン・リスゴーという人を強く認識したのは "FOOTLOOSE" でした。それ以降、スクリーンに彼が登場する度に「あ、牧師のお父さんだ!」と思ってしまいます(笑)。不気味なイカれ野郎なんかを演じたら、震えるほどハマってますよね。

サラ・ジェシカ・パーカーやクリストファー・ペンなども出ていますが、ケヴィン・ベーコンがこんなに活躍する性格俳優になるとは予想もつきませんでした。

"Santana" もよく聴きました~(笑)。ライブは残念ながら行けていませんが、日本大好き、京都大好きで、何度も来日していますね。なんと言われようが、"Europe" や "Black Magic Woman" etc.は名曲で、大好きです。

33歳で亡くなったダニーの娘レイラには、父の面影を見ることができ、彼女も深みのある“声”の持ち主です。

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