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"Clint Eastwood: Out Of The Shadows"(2000)

2008-08-05 00:03:02 | Documentary

 クリント・イーストウッド  アウト・オブ・シャドー

cast >> Clint Eastwood, Gene Hackman, Meryl Streep, Donald Sutherland, Martin Scorsese, James Garner, Don Siegel, Bertrand Tavernier, Jack N. Green, Curtis Hanson, Joe Hyams, Geoffrey Lewis, Rip Torn, Buddy Van Horn, Eli Wallach, Forest Whitaker, Dina Eastwood ...
music >> Lennie Niehaus
producer / director >>Bruce Ricker(87min)《TVM》


クリント・イーストウッド自身をはじめ、かつて共演した俳優や監督らが出演作品の映像を交えながら、知られざるイーストウッドの “素顔” に迫るドキュメンタリー。ナレーションはモーガン・フリーマン( filmography )。


約40年もの時をかけ大スターとして認められ、アメリカの “顔” となったイーストウッド( filmography )。しかし、彼にはまだ世間に明かしていない “顔” があり、公私ともに多くを語らない。そんなイーストウッドの生い立ちや俳優・監督としての “顔” を本人はもちろんのこと、ジーン・ハックマン( filmography )、ドナルド・サザーランド( filmography )、ジェームズ・ガーナー( filmography )やメリル・ストリープ( filmography )、フォレスト・ウィテカー( filmography )、イーライ・ウォーラック( "Mystic River" )、ジョー・ルイス(ジュリエット・ルイスの父  "High Plains Drifter" "Bronco Billy" )など、かつて共演した俳優や、セルジオ・レオーネ監督( "A Fistful Of Dollars" "For A Few Dollars More" )、ドン・シーゲル監督( "Coogan's Bluff" "Two Mules For Sister Sara" "Dirty Harry" "The Beguiled" "Play Misty For Me" )、マーティン・スコセッシ監督( "Piano Blues" )、ベルトラン・ダヴェルニエ監督、そしてカーティス・ハンソン監督( "L.A. confidential" )らが、イーストウッド出演作品の映像を交えて語る。

1993 年 "Unforgiven(許されざる者)" がアカデミー賞4部門【作品賞・監督賞・助演男優賞(ジーン・ハックマン)・編集賞】を受賞して以降、遅すぎる再評価をされているイーストウッド。彼は受賞を心から喜び『監督を始めて23年、俳優になって39年ですが、過去の作品あっての受賞です』と述べている(← まったくの同感!)。限られた枠の中に自分を置くことなく、常に独自の “視点” を持ち続け、商業的な作品にも個人的な作品にも挑戦。もはや映画界の域を超えて、アメリカ文化を描き続ける芸術家 ーーー。

イーストウッド曰く、アメリカで決して変わらないものが “ふたつ”。それは “Jazz” と “西部劇” だと。本作には彼の母親が出演しており、彼がなぜこれほどまでに “Jazz” を愛するのか、その一端をうかがい知れます。個人的にイーストウッドが 秀逸だと思うのは、若作りするのではなく "老い" をそのまま武器にした役を演じていること。まだまだ色褪せることのない姿を、独自の切り口で描いた作品で観たいですね。俳優としても、監督としても、人間としても敬愛するひとりです。

>>  TVM - filmography

 


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4 Comments

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気になるなぁ。 (jamjam)
2008-08-05 18:06:11
funkymeg_mさんへ

彼がなぜこれほどまでに「JAZZ」を愛するのかのくだり気になります、そっと小さな声で教えてください。

今の時代「西部劇」も「JAZZ」もマイナーかもしれませんね。ただ、彼の商業的な作品にも、個人的な作品にも挑戦というプロ意識には頭が下がります。言うのは簡単ですが、なかなか思い通りにいかないことがたくさんあると思います。

また、別件ですがモーガン・フリーマン、命に別状はなかったみたいですが車で大怪我したみたいですね。
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仕方ないなぁ。 (funkymeg_m)
2008-08-05 22:07:02
to jamjamさん


《じゃあ、そっと小さな声で・・・》
“きっかけ”はファッツ・ワーラーが死んだ年に、母親が「稀少品」になるかもしれないと大量に買ってきたレコードだったらしいです。母曰く「貧乏で特別なことはしてやれなかったけれど、家にはレコードが埋もれるほどあった」そうです。《・・・聞こえたかしら?・笑》

そうなんですよ、M・フリーマンが事故に遭ってしまったんですよ!(驚) 幸い事故直後も意識はあったらしいですが、あちこち骨折したらしく心配です・・・71歳ですからね。早く元気になってくれるといいんですが。
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聞こえました。 (jamjam)
2008-08-06 08:56:24
funkymeg_mさんへ

しっかり聞こえました。ありがとうございました。素晴らしいお母さんですね。

ファッツ・ワーラー、かなり古いですよね。お母さんの時代ですから当たり前かもしれませんが、いい感覚ですよね。



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聞こえたみたいですね。 (funkymeg_m)
2008-08-06 09:11:40
to jamjamさん


子供のときに親から受ける影響(意図しても、しなくても)というのは、計り知れないものですね。

“三つ子の魂百まで”というように、jamjamさんにもそんな覚えがあるんじゃないですか?
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