ロード・トゥ・パーディション (特別編) (ベストヒット・セレクション) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る |
cast >> Tom Hanks, Paul Newman, Tyler Hoechlin, Jude Law, Daniel Craig, Stanley Tucci, Jennifer Jason Leigh, Dylan Baker, Liam Aiken, Ciaran Hinds, Kevin Chamberlin, Doug Spinuzza ...
producer >>Sam Mendes, Richard D. Zanuck, Dean Zanuck
director >>Sam Mendes(117min)
music >> Thomas Newman
soundtrack >>
【perditin】… 魂の喪失、地獄に堕ちること
大恐慌時代のシカゴを舞台に、アイルランド系マフィア幹部の父と息子の姿を通して、組織の“掟”と“愛”の再生を綴った人間ドラマ ーーー。原作はマックス・アラン・コリンズの原案と、リチャード・ピアース・レイナーの作画によるグラフィック・ノベル(← コレほしい!)。監督のサム・メンデス(← 妻はケイト・ウィンスレット( "TITANIC" ) "American Beauty" "JARHEAD" )は、製作もザナック親子(父 リチャード・D・ザナック "True Crime" "Driving Miss Daisy" "The Verdict" )と兼任。
1931年、雪の降るイリノイ州ロックアイランドの町 ーーー。
良き夫で、2人の息子の良き父親でもあるマイケル・サリヴァン(トム・ハンクス "PHILADELPHIA" "Forrest Gump" "The Green Mile" )には、町を牛耳るアイルランド系マフィアの幹部という裏の顔があった。ボスのジョン・ルーニー(ポール・ニューマン filmography )は、マイケルを息子のように愛し、彼の2人の息子も実の孫のように可愛がっていた。そんな父ジョンを実子コナー(ダニエル・クレイグ "THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO" "The Power Of One" "Casino Royale" ← まさかJ・ボンドになるとは思わなかった!)は、苦々しく思っていた。ある日、組織の幹部会で、コナーはヘマをしでかしたことをジョンに責められる。追い詰められたコナーは、父への恐れとともにマイケルに対する嫉妬と憎悪を膨らませ、彼の妻子を殺してしまう。マイケルは生き残った長男を連れ、復讐の旅に出る。それは父子にとって "地獄(パーディション)" への旅でもあった・・・・・。
長男のマイケル・サリヴァン・Jr. をタイラー・ホークリン(← 賢い目がイイ)、弟のピーターをリーアム・エイケン( "Sweet November" )、彼らの母アニーをジェニファー・ジェイソン・リー( "BACKDRAFT" "Fast Times At Ridgemont High" "EXISTENZ" ← J・ロウと共演)、殺し屋マグワイアをジュード・ロウ( "Midnght In The Garden Of Good nd Evil" "The Talented Mr. Ripley" "The Holiday" )、シカゴのフランクをスタンリー・トゥッチ( "The Perican Blief" "Lucky Number Slevin" )、フィンをキアラン・ハインズ( "MUNICH" ← D・クレイグと共演 "Miami Vice" )。渋い役者陣。時代を再現した景観や、自然描写も美しい。
"ギャング・ムービー" といっても、ひと言では表現できないほど多種多様で、やはり "ストーリー" が秀逸なものが好き。
予想を裏切られるストーリー展開や、"悪人" とは言い切れない魅力的なキャラクターたち。加えて "CARLITO'S WAY: Rise To Power" などとは比較にならない「役者」+「スタッフ」+「予算」(苦笑)。
〈いやいや、このまま終わるハズがない・・・〉と思ったら〈やっぱり・・・〉という結末。
ーーー ですが、オープニングとエンディングが見事につながります。紛れもなく"He was my father." 。