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"Driving Miss Daisy"(1989)

2008-07-30 00:50:02 | Drama
ドライビングMissデイジー デラックス版

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cast >> Morgan Freeman, Jessica Tandy, Dan Aykroyd, Patti LuPone, Esther Rolle ...
writer >> Alfred Uhry
director
>>Bruce Beresford(99min)
music >> Hans Zimmer
soundtrack >>


《人生の黄昏で手に入れた、かけがえのない宝物。》
1940年代の南部を舞台に、人生の黄昏を迎えたふたりの25年間に渡る交流を、静かにあたたかく描いた秀逸な人間ドラマ ーーー。原作・脚本はアルフレッド・ウーリー( "Mystic Pizza" )。アトランタで育った彼が、自分の祖母とその運転手をモデルに描いた物語で、ピューリッツァー賞に輝いた同名の舞台劇を映画化。アカデミー賞4部門【作品賞 / 主演女優賞: ジェシカ・タンディ / 脚色賞 / メイクアップ賞】受賞。


1948年、アメリカ南部のジョージア州アトランタ。長年務めた教職を退いた未亡人のミス・デイジー(ジェシカ・タンディ  "The World  According To Garp" "The Birds" "COCOON" "Batteries Not Included" )は、ある日ちょっとした運転ミスから隣家の庭に突っ込んでしまう。母の身を案じた息子ブーリー(ダン・エイクロイド  "The Blues Brothers" "SNEAKERS" "GHOSTBUSTERS" )は、専属運転手として初老の黒人ホーク(モーガン・フリーマン  filmography )を雇うが、典型的なユダヤ人でプライドが高く、自分が年老いたことを認めたくないデイジーは、決してホークの運転する車に乗ろうとしない。乗車拒否を続 けるが、黙々と職務に励むホークに“根負け”し、悪態をつきながらも渋々車に乗ることになる。こうしてふたりの奇妙で不思議な交流が始まり、やがて何物 にも代えがたい“友情”の絆を育んでいく・・・・・。

ブーリーの妻フローリンをパティ・ルボーン( "City By The Sea" )、デイジーに長年仕えるアデラをエスター・ローレ( "The Mighty Quinn" "House Of Cards" )が演じており、出演者それぞれの演技が秀逸。
J・ タンディは、史上最年長「80歳」でのオスカー受賞。若い女優をメイクで老けさせるのではなく、年相応の彼女を起用したのは大正解。頑固で気難しい老人の 役ですが、それでも“気品”が感じられます。M・フリーマンは、オフ・ブロードウェイで上演した『ドライビング Miss デイジー(【オビー賞】受賞)』と同じホーク役を務め、【ゴールデン・グローブ賞 男優賞】受賞(J・タンディも同女優賞受賞)。当時は50代初めで、表情や仕草など工夫して演じていますが、実年齢が役に近づいた今のM・フリーマンが演 じるホークを観てみたいものです。

'40年代のアメリカ南部ですから、そこには当然「人種差別」が存在しています。でも本作で描いているのは、そういった人種間の差別ではなく、口が悪く気難しい女性と、いつも感謝を忘れず朗らかな男性との間に生まれた“絆”の物語です。じわ~っと心に効いてくる作品です。

>>  AFI'S 100 YEARS 100 CHEERS(2006)- filmography


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