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"LIVE"(1972)

2016-01-26 14:15:40 | Music 'funky_soulful' (CD/LP)



"LIVE"  Donny Hathaway
produced by Arif Mardin / Jerry Wexler & Arif Mardin*

【Side One】
1. WHAT'S GOING ON(愛のゆくえ)(5:17)
2. THE GHETTO(ゲットー)(12:18)
3. HEY GIRL(ヘイ・ガール)(4:02)
4. YOU'VE GOT A FRIEND(きみの友だち)(4:33)
【Side Two】
1. LITTLE GHETTO BOY*(リトル・ゲットー・ボーイ)(4:32)
2. WE'RE STILL FRIENDS*(ウィアー・スティル・フレンズ)(5:15)
3. JEALOUS GUYS*(ジェラス・ガイ)(3:09)
4. VOICES INSIDE(EVERYTHING IS EVERYTHING)*(エヴリシング・イズ・エヴリシング)(13:40)

【The Personnel】
Donny Hathaway: vocals, electric piano, piano & organ / Phil Upchurch: lead guitar(on side one)/ Cornell Dupree: lead guitar(on side two)/ Mike Howard: guitar / Willie Weeks: bass / Fred White: drums / Earl DeRouen: conga drums


ダニー・ハサウェイdiscography )が '71年に行ったライヴからベスト・パフォーマンスを厳選した3rd アルバム "ライヴ" ーーー。
【Side One】は '71年 8月28日と29日にL.A.のトルバドールで、【Side Two】は同年10月27~29日にかけてN.Y.のビター・エンドにて収録。参加ミュージシャンは当時のダニーのツアー・バンド(← ベースのウィリー・ウィークスは当時、レコード・デビュー前の "ルーファス" から加入したばかりの若者。ドラムのフレッド・ホワイトはモーリスの実弟で、当時16歳。"EW&F" のメンバー)に、L.A.は "EVERYTHING IS EVERYTHING" でも共演したフィル・アップチャーチ、N.Y.はフィルの代役でコーネル・デュプリーという、なんとも豪華なゲスト・ギタリストを加えたもの。
ホーン・セクションは一切加えず、ダニーのなんともグルーヴィー&ディープかつ浮遊感あふれるエレクトリック・ピアノの "音色" が様々な表情を魅せる、"時代" が薫るライヴの "名盤"  ーーー。

【Side One】2. THE GHETTO
(D. Hathaway - L. Hutson)
1.
で聴衆の心をつかんだ後の、この一体感!
"ゲットー" を共有しているかのような、黒人たちの "心の叫び" が聴こえてくるよう。
♪ Talking about the ghetto... ♪♪
オリジナルはこちら

【Side Two】1. LITTLE GHETTO BOY
(E. DeRouen - E. Howard)
クインシー・ジョーンズ( discography )の薦めによって、
ダニーが手がけたサントラ "COME BACK CHARLESTON BLUE" に収められた唯一のヴォーカル・トラック。
ブラック・ムーヴィーの中に埋もれたままにしておくにはあまりに惜しいということで、
このライヴ ver. が公式にシングル・カットされました。

【Side Two】3. JEALOUS GUYS
(John Lennon)
ジョン・レノンの名盤 "IMAGINE" 収録曲で、
当時はまだシングル・カットすらされておらず(← '74年にシングルB面としてリリース)、
"知る人ぞ知る" だった曲を、ダニーがいち早くカヴァー。

【Side Two】4. VOICES INSIDE(EVERYTHING IS EVERYTHING)
(R. Evans - P. Upchurch - R. Powell)
(※ ↑ は前半のみ。後半はメンバー紹介などしています)
ライヴならではのプレイヤーの熱気とエネルギーが沸々と伝わってくるナンバー。
オリジナルはこちら

【Side one】1. は言わずと知れたマーヴィン・ゲイ( discography )の名盤 "What's Going On" に収められた不朽の名曲で、並みのシンガーのカヴァーならば固くお断りしたいところですが、ダニーはもはや「第2のオリジナル」と呼ぶべき領域の完成度で聴かせます(秀逸)。"ROBERTA FLACK & DONNY HATHAWAY" に収録されている【Side one】4. も個人的に大好きな曲で、思わず観客に加わって一緒に唄ってしまいます。ところが、これだけ優れている楽曲にもかかわらず、驚いたことに音源が見つけられませんでした・・・(ショック)。
あまりに若くして自らの人生に "幕を下ろした" ことは覆らない事実で、残念でなりませんが、アルバムを聴くと彼の "声" は今もすぐそこにあって、何かメッセージを訴えかけているように感じられてなりません。
何より、とてつもなく深くて優しい声が、心に沁み入ります・・・・・。

>>  'funky_soulful'(CD/LP)- discography

2010-10-30
 

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2 Comments

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神アルバム (音楽わらしべ長者)
2010-12-27 12:56:11
今年中は、記事の内容でたいへん参考にさせてもらいました。

当方は、今年は心象風景にムラがあり
安定した形で記事を更新できませんでしたが

2011年はどうにか更新していきたいと思います。


ダニーの神の領域アルバムは10代の頃からの大好きアルバム、
ベースを抱え、ひたすら1枚分コピーをすという
若さと馬鹿で聴いてから現在まで
思い出と一緒に持ち歩いた大好きアルバムです。

ああ、この場に居たかったと。。。
返信する
心から・・・ (funkymeg_m)
2010-12-28 01:01:12

同じ空間で彼の "唄声" を聴いてみたかった、
"SOUL" を感じてみたかったと思いますね。
ーーー 叶わぬ願いとわかっていても。

まだ健在のアーティストですら、
"あの時代の空気" を共有しながら、
絶頂期のステージを観ることはできませんしね・・・。

"想い出のアルバム" というのは、
歳月が流れてもちっとも色褪せないものですよね。


いつも恐縮なコメントをありがとうございます。
2011年もまたご贔屓でお願いします。
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