ほんとうにほんとうのことだけ

ああでもないこうでもないとアタマやムネの裡をぽろぽろとこぼしたりこぼれ落ちたり。

NODA MAP『ロープ』@コクーン

2006-12-27 12:32:25 | 映画ほか
昨日の東京は、朝からどしゃ降りだった。
雨は一日降り続いた。
お芝居がハネて劇場の外へ出ても相変わらずどしゃ降りだった。
野田秀樹『NODA MAP ロープ』も言葉のどしゃ降りだった。
空間と時間を圧倒的な量と質の言葉で埋めつくす。
野田秀樹は、プロレスという場と性質を使って、世界の欺瞞を暴いていく。
戦争をする大義とやらの嘘、国を牽引する政治のからくりそして戦争そのものの欺瞞。それらを言葉の弾丸であぶり出す。
お芝居が始まってすぐは言葉の連射とそのスピードに、自分との落差がありすぎて何がなにやらぽかんとしてしまったけれど、終わってみれば野田秀樹の知性に力技でねじ伏せられた感じがする。
宮沢りえちゃんは声を張って喋りっぱなしなので、のどが保つかどうかということだけが心配だったけれど。

“今年最後”のファミレス

2006-12-26 15:57:46 | Weblog
昨日の夜は、CとSちゃんとでロイホ。
この夏くらいからめっきり交際費が上がってきたような気がするわたくし。
出費は痛い。痛いけれどでも新しく人と知り合ったり、友だちと交流をするのは大事だなぁとやっとわかってきたので、これは必要な出費なのよね。
だからといってファミレスっていうのもどうかとは思うけれど、そこはそれ、そういうことを分かち合える友だちというのはありがたく・・・・。
昨日もメインの話はスピ系と会社の話。
なんだかね、女は怖いっていうのかしら?イジメがあるみたいで。
前はそんなことなかったのにね。
変わっちゃったのかなぁ。
いじめられているCがそれでも強いからまだなんとかなっているようなものだけど。
いじめてるのもいい年をした大人なのだけど、なんか寂しい気分になるわね。むなしいというか。
Sちゃんは、Cをものすごい好きだからCがいじめられてるとものすごい勢いで怒るらしいんだけど。
『大奥』じゃないけれど、女って怖いのね・・・。

そんなことは置いておいて。
私のこれからの目標。
新年を待つまでもないな、と思うので。
いい男もいい女もバンバン引き寄せる磁石のような人間になりたーい。
頑張ろっと。

今年の映画、10本

2006-12-26 11:00:27 | Weblog
今年の好きな10本
順位はないです。

『マンダレイ』
飛行機が嫌いでどこにも行かないラース・フォン・トリアーなのに、なんでこんなにアメリカのことをよく知っているんだろ。
『美しき運命の傷痕』
フランス人は、人間関係の達人だと思い込んでいた私。だけど、フランス人でも不器用な人たちがいるんだな、と言わずもがなのことを改めて知りました。
『Good Night & Good Luck』
ジョージ・クルーニーはただのちょい悪にあらず。中身もえらい男前でございました。
『ゆれる』
ラストの香川照之さんのあの笑顔が忘れられません。
『嫌われ松子の一生』
過剰なくらいのサービス精神とケレン味が大好き。
『太陽』
好きとか嫌いではなく、別格。
『百年恋歌』
恋はいいですね。スー・チーの美しさにやられました。
『サラバンド』
ベルイマン、とても90歳間近には思えない現役感。かっこいい。
『007/カジノロワイヤル』
何も考えずただただ目をハートにしていられる幸せ。
『明日へのチケット』
ケン・ローチ、キアロスタミ、エルマンノ・オルミの3人に連れて行かれる楽しい列車の旅。

こころ穏やかなクリスマス、でもちょっとやな奴

2006-12-25 15:45:43 | Weblog
イブイブの土曜日は銀座。
今年はあんまりクリスマスクリスマスした感じを受けなかった。
去年もたしか銀座にいたように思うけど、去年は「ザ・クリスマス」みたいな感じで思わずk
さんにメールしたよ。そしたら「危険ですからすぐに脱出を」と慰めメールが返ってきてありがたかったな。
夕方、戻ってラジオをつけたらJ-WAVEで“クリスマスお一人様委員会”みたいなことを山田五郎さんたちがやっていて。
ひとりでどう過ごすかっていうのをやってたんだけど。
でも、こんなのをやってるくらいだから多分、カップルの数と同じくらい一人な人たちもいると思うのだけど、どうなのかな。
前向き過ぎ?希望的観測過ぎ?
まぁ、いいじゃないの、希望は大事だもの。ふふ。
日曜日に“ポケモンパール”が届いて早速In。
アドバンスには“ゼルダ”、DSには”ポケモン”の二本立て。
うーむ、やはりちょっと子どもっぽいかも。
でもまぁ、私にはいいのかも。へへ。
とかなんとかほとんどいつもの週末と変わらずのんびりと過ごしてしまったのですねぇ。
ほんとに師走って、足元も気持ちもそぞろな感じがいっぱい。
よく考えなくても新しい年は、”来週”でもあるわけで。
新年の抱負なんて、来週まで待たなくても、いことだったら今すぐに始めればいいじゃん、みたいな。
なんかやな奴、私?
そういえばやな奴つながりで思い出した。
昨日のお昼から24時間のチャリティ番組をニッポン放送でやってて。
メインを上戸彩ちゃんがつとめてるんだけど。
上戸彩ちゃんが、これがもう本当にいい子なの。元気だし。
でもそれがねじくれている私には素直には受け取れなくって・・・・。
単に羨ましかったりするだけなんだろうけれど。
人に興味を持てないことが最近困っている私なので、「なんでそんなに色んな人の話が聞けるわけ?」とか思ってしまうの。
あー、ちっちぇえ人間だなぁ、私。

『無花果の顔』

2006-12-24 14:58:24 | 映画ほか
一言でいうと変な映画。
日本語のフランス映画みたいな、というか。
一見、奇妙で突飛な印象を持つけれども、その実、お互いを細やかに想いあう愛情あふれる家族。
その家族が、父の死によって少し方向性を変える。
奇妙だけれどあたたかい家族の、父を失う美しい話かと思いきやそうはいかず。
未亡人となった母は、あっさりと再婚をする、山田花子ちゃん演じる娘は一人で子供を生んだりする。
それでハッピーエンドなのかと思いきやまたもやそうはいかず。
母は新しい家族の中で喪の作業をしているのだった。
母のこの一連に、彼女の夫への愛情の大きさ、深さを感じてぐっとくる。
そして娘は、赤ん坊を抱えてこれからどうやって自分の家族を作っていくのだろう、と自分のことのように思ってしまう。


カメラワークがとにかく変。
奇をてらっているという感じではなくてものすごい新鮮。
そしてお家のインテリアや色使い、衣装が非常にきれい。


2006.12.23

J-WAVEでこんなのやってた

2006-12-23 18:21:46 | Weblog
J-WAVEの『東京REMIX』で↓こういうのをやってた。

---渡辺佑&山田五郎が
  「ひとりクリスマス」の過ごし方をシミュレーション---

《初級者編》
~クリスマスモードと全く関係ない1日を堪能しちゃうコース~
朝食は、築地でガッツリ!
 ↓
クリスマスより年末モードを味わう為、アメ横で人混みにまみれる
 ↓
昼食は、「神田やぶそば」で、ちょっと早い年越しそばを味わう
 ↓
上野で「ダリ展」堪能
 ↓
寄席、歌舞伎をひとりで堪能
 ↓
夕食は“ひとり「フグ」”、または“ひとり「スッポン」”

《上級者編》
~あえてクリスマス全開スポットに出かけちゃうコース~
朝食は、高級ホテルのビュッフェ
 ↓
六本木ヒルズに移動し、ひとりで映画「プラダを着た悪魔」を見る
 ↓
52Fで開催中の「福山雅治PHOTO STAGE~記憶の箱庭~」を堪能
 ↓
ディズニーランドに移動し、
「プーさんのハニーハント」「イッツ・ア・スモールワールド」を
ひとりで楽しむ 
 ↓
夕食は、予約がとれない人気レストランのキャンセル待ちを待って
ひとりでクリスマスディナーを楽しむ


というお一人様のクリスマスの過ごし方なのだけど。

っていうかこれを聴いてる私がモンダイだと思うんですけど
来年は恋人を作るぞーー。作りたいぞーーー

『人生は、奇跡の詩』

2006-12-23 17:34:27 | 映画ほか
言葉よりも行動。いくら口で美辞麗句を並べても行動が伴わなければそれは本当ではない、といわれる。
このロベルト・ベニーニ演じる詩人のアッティリオもそれはそれはよく喋る。
喋らないと死ぬのかと思うくらいだ。「ちょっと黙ってくれない?」と言いたくなるのも度々だ。
そんなお喋りなアッティリオだけれど、彼は口だけではなく行動する男でもある。
別居中の愛する妻を救うために何でもする。
イタリアからイラク戦争真っ只中のバグダットに行き、何も物資がない中にも関わらず薬を調達し、妻の命を救うのだ。
それをずうっと喋りながらやる。これがちょっと癇に障りもするし、ユーモアとも思える微妙な感じだ。
このうっとうしさが最後の最後には「こんなに愛されたらどんな気持ちなのだろうか」と思ったりするから不思議だ。
多分、お喋りと同じくらい勇気と行動力に裏打ちされているからだろうな、と思う。


2006.12.23

これって退化してるの・・・?

2006-12-22 16:32:49 | Weblog
キャパが小さくなっているような気がする今日この頃。
前よりもすぐいっぱいいっぱいになるし、人に対しても寛容度が低くなっている気がする。
退化しているのかなぁ・・・。うーん。
とか思っていたら“ほぼ日”でこんな文章を見つけた。
《ご家族が入院中のメールに、「自ら臨まない経験のほうが、結果、自分の力をつけることになるんだなぁと、身にしみます」とあった。「ある意味で、仕事のほうがずいぶん楽じゃないか、と実感した」ということも記されていた。》
 あー、そういう見方もあるなぁ、とまたしてもちょっとした目ウロコ。
って目ウロコしたって自分が退化しているような感じはまったく解明されてはいないのだけど。

あわや『デスノート』を逃しそうに

2006-12-21 17:02:25 | Weblog
昨日の夕方、岸田今日子さんがお亡くなりになったというニュースが入り。
私が担当する番組のひとつに出ていただいているから「多分、これ再放送やるな」と思いつつ、でもOさんがいないからどうしようもなく。
一応、テロップの原稿とかは用意して。
同時にTさんの海外出張申請のいろんな手続きをしつつ。
『デスノート後編』のリベンジなんだけどどうなのかなぁ。
あ、編成から電話だ。
一応、SさんにはOさんがいないからもしかしたら今日は何も動けないかもしれないです、とは伝えて。
Oさんが私の退社時間までに戻ってこないかもしれないのでメモを書いて。
気持ち的には「戻ってきませんように」と願いつつTさんの仕事をどんどんこなす。
Yさんと『デスノート』に一緒に行くようにOさんが帰ってきた場合、来ない場合と二通りのスタンバイを考えて。
とかやってたら退社時間ぴったりにOさんが戻ってきた。
「ものすごいタイミング・・・。また『デスノート』が見られない?」。
大急ぎで岸田さんの件を伝える。
ご遺族のご了承が必要ということもあり翌日に持ち越すことに。
結局、予定より15分くらい遅く局を出て映画館へ。
なんとか間に合って、ほ。
それで『デスノート後編』。
あまりにも前編がわざとらしかったから後編のわざとらしさがナチュラルに感じるほど。
内容的には、時間の制約があるだろうから原作のマンガをああいう形にまとめたのは偉いとは思うけれど。
でも途中から頭の中でコミックのページを繰っていた私。
レディースデイでよかった。

で、今日は今日で朝からフルスロットル。
テロップを発注し編集室を押さえテープを出し・・・・。
同時進行で他のもろもろも・・・・・・・。
こういうのってでも忙しいとは言わないわよね。

今年最後のフラ

2006-12-20 16:30:36 | Weblog
フラは今年最後のレッスン。
“ジングルベル・ロック”が苦手でさぼろうかしらと思っていたけれど新しい“To you Sweetheart”が遅れるのは避けたかったので行くことに。
スタジオに着くまでに「楽しむ。今日は恥ずかしいとか思わずに徹底的に楽しむ」と言い聞かせて。
年末のせいかいつもより人が少なめ。
下手でも恥ずかしくても今日でこの曲は踊らないんだ、と思うとなんとなく気持ちが軽い感じ。
“To you Sweetheart”もむずかしいけれどもだめなりについていって。
レッスンが終わって、Nちゃんにアミとオニウのコツを教わる。
膝を使って、と先生方はおっしゃるのだけれど、私は膝を使うのがとても下手。
意識すると余計に無理。
だから膝が使えていないから腰の振れ幅も小さくなってしまう。
そこでNちゃんの登場。
「膝じゃなくて腿をぐっと後ろに押したり前に押したりする感じ。腿を意識するといいと思うよ」と。
やってみたらこれが、さっきまでがちがちだった膝が別人のように動く動く。
ひゃーーーーー、嬉しい。
Nちゃんも「これから膝じゃなくて腿ってみんなに言おうっと」と言ってた。
膝と腿ってすぐそばにあるのに気がつかないなんてね。
っていうかどんなに融通か利かない私なんだって感じ。
でも嬉しいなぁ、膝がスムーズに動かせるようになるなんて。