ふくすけパパのオカメ日記

インコ君達の日常生活や大好きなロックやブルース、理不尽な社会情勢について書いてます。

Let's Try Again 史上最低のチャリティーソング

2011年04月21日 | 被災者応援
昨日からTeam Amuseによる『Let's Try Again』なるチャリティーソングが配信された。
有名ミュージシャンを集め、ただ単にヒット曲を羅列したチャリティーソングだ。多分、この歌はUSA for Africaの『We are the World』を模倣した物なのだろう。ただ、この歌からは被災者の方々に対する思いや、絆を伝えるメッセージは何も感じる事が出来ない。
今回の災害を他人事として受け止めている若者達には、有名ミュージシャンが多数競演している事から、ミーハー的感覚で多くの収益を得て、義援金に充てられるのだろう。
だが、この収益の内、何割が義援金に回されるのだろうか・・・正直、この、つまらない曲に金銭を支払うくらいなら、直接、日本赤十字社等へ寄付した方が、どれだけ被災地復興に役立つ事だろう。
少なくとも、USA for AfricaやLive Aidからはアフリカの貧困救済に対する熱い思い入れを感じる事が出来たが、この「Let's Try Again」は何を伝えたいのか意図が見えず、単なる仲間同士で盛り上がっているとしか見る事が出来ない。
被災者や、この震災に対し真摯に向き合ってる姿を感じられないのだ。こんな曲が被災者達の応援歌になる事などありえない。
今まで、災害や貧困に対し多くのチャリティーソングやチャリティーコンサートが世界中で生まれてきたが、この曲に関しては『史上最低のチャリティーソング』と言わざるを得ない。

お願いだから、こんな曲に金銭を注ぎ込む余裕があるなら、直接、義援金を寄付してくれ!



御用学者集団、原子力安全委員。官僚体質、原子力保安院

2011年04月05日 | 被災者応援
昨日の福島第一原子力発電所(以下、福島原発と呼ぶ)における低レベル放射能汚染水の海洋投棄、飯館村における基準値を上回る測定値の観測。耳を疑う事件が相次いだ。

まず、低レベル放射能汚染水の海洋投棄問題。地域住民への報告が何もなされず、僅か30分程度の協議での突然の実施。ただ、報道されたのは「この放射能に汚染された魚を1年間食べ続けても人間の健康に影響を及ぼすレベルに達しない。」たった、それだけ・・・

しかし、今なお、高濃度放射能汚染水が福島原発からは垂れ流しの状況にあることを考慮した場合、本当に日本の海の安全は保たれるのであろうか???甚だ疑問だ。また、地域住人への十分なアカウンタビリティー(説明責任)が成されず、今回の対策を実施した事で風評被害に加え、実被害を被るのではないかと不安だけを煽り立てることっとなっている。

また、飯館村で測定された基準値を上回る放射能に対する住民避難の回避!原子力安全委員会の見解は「局地的なもので、退避には値しない。」とのこと。なら福島原発周囲20㎞は強制退去、20~30㎞区間の住民は屋内退避とした根拠は何だったのだろう。この程度の説明では、地域住民の不安を駆り立てるだけではないのか。

このような状況が続けば、原子力安全委員会も原子力保安院も、その発言に対する信頼度は薄れ、国民は彼らの発言を誰も信用しなくなるだろう。
少なくとも、実被害を被っている地域住民に対しては、充分な説明責任を果たし、合意形成を図る事が重要なのではないだろうか。

所詮、原子力安全委員会のメンバーは自分の保身、地位獲得のため官僚が策定した原子力政策に付き従う御用学者集団でしかないし、原子力保安院のメンバーは、退官後の天下り先を考え電力会社には何も言えない官僚集団でしかないのだ。
彼らは、地域住民、ましてや日本国の危機感、不安感など何も考えてはいないのだ。我々は、このような輩の発言に振り回されてて良いのか!!



御用学者 原子力安全院委員会の会見



官僚体質丸出しの原子力保安院