お客様より、古い机を新たに、つまりレストアしたいとのご要望を受けました。
この机の他に椅子一脚も含めて承ることに。
まあ、正直、古い家具の修復はあまり経験とノウハウは無く、
修復の過程でどんな困難な状況が待ち受けているかどうか未知数のこともあり、
お断りしようとも思いましたが、
捨てられた家具を、お客様が回収し、
それなりのお金がかかってでも、再び日の目を当てようという、
その家具を大事にする気持ちに賛同した訳でありまして、
それならという気持ちで受けることにしました。
どれくらい前に作られた机か定かではありませんが、
その手掛かりとして、二枚目の机の写真の抽斗部分にアイドルグループらしきシールが貼ってありました。
グループ名は、Village Singers とあり、ググってみると、
なんと、1960年代後半に活躍したグループサウンズでありました。
さかのぼること半世紀近く前となります。
最近では、2002年に、Village Singers の「亜麻色の髪の乙女」が島谷ひとみによるカバーでリバイバルしたとのこと。
しかし、50年近く前に作られた家具。
汚れも相当なものです。
また、あちらこちらにガタが出ており、
取っ手や蝶番などの金具類は全て腐食しており用をなしていませんでした。
見た目では、どんな樹種が使われているのか、判別はできませんでしたが、
ベルトサンダーをかけてみると ↓
その正体が・・・ ↓
この香り、
割と馴染みのある、
独特な、ちょっと刺激的な香り、
そうです。
クスノキ。
この机(写真一枚目)はクスノキとべニアで作られていました。
ちなみに、二枚目の写真の机は、
天板と側板が屋久杉、脚は地杉と多分、ラワンなどの外材、
貫はセンダンでした。
この材のチョイスと、机の作りなどから考察しますと、
これらの机は地元の家具職人が作ったと思われます。
特に、二枚目の写真の机は、天板に大きな節がきており、
作りもラフで、見えない部分にには、使い回しの材が使われており、
一般的な流通には乗らないような作りで、
職人が片手間に家族や知人へのプレゼントとして作ったような感じでした。
と思いきや、扉の留加工には一般的なものよりも高度な加工が施されていたり、
材の使い方、組み方が、必要最小限、つまり小資源、
現代風に言えば、エコな作りになっており、
勉強になるところも多々あるのでやりがいがあります。
このような修復作業において大変なのがペーパーがけです。
特にこの机のような框組みで、薄いべニアが使ってあり、
抽斗もいくつかあり、電動工具では手の届かない箇所が多々あります。
そんな時は、やはり手でコツコツとペーパーをかけていくしかありません。
こんな時に強い味方はコレ ↓
フィニッシングロール(ちょっと高い)です。
写真のものは♯120.
ペーパーがロール状に巻いてあり、
ペーパーの裏は粘着テープになっています。
ですので、べニアに張って良し、
好きな形状のものに張って、その用途に合ったペーパーをかけることができます。
三角形の木片(右側)にペーパーを張ると角や隙間を磨くのに良いです ↓
埃まみれになって仕事していると宅配便のトラックが。
届いたのはコレ ↓
卓上糸ノコです。
台湾のREXONというメーカー。
この糸ノコは中国製。
REXONの木工機械はこれで三つ目となります。
最初に買ったのがボール盤、
次に小型のバンドソー。
どちらかというと、安物ですが、
いずれも壊れずに頑張って働いてくれています。
安く機械が手に入るのは助かります。
今回、糸ノコを購入したのは、この春に納品予定のアイテムに使うため。
たまたま、購入先のオフコーポレーションが、期間限定の送料無料キャンペーンをしており、
それに乗じて迷いなく買いました(送料1,575円得しました)。
早速開封して使ってみたいのですが、ちょっと忙しいので、しばらくお預けになりそうです。
この机の他に椅子一脚も含めて承ることに。
まあ、正直、古い家具の修復はあまり経験とノウハウは無く、
修復の過程でどんな困難な状況が待ち受けているかどうか未知数のこともあり、
お断りしようとも思いましたが、
捨てられた家具を、お客様が回収し、
それなりのお金がかかってでも、再び日の目を当てようという、
その家具を大事にする気持ちに賛同した訳でありまして、
それならという気持ちで受けることにしました。
どれくらい前に作られた机か定かではありませんが、
その手掛かりとして、二枚目の机の写真の抽斗部分にアイドルグループらしきシールが貼ってありました。
グループ名は、Village Singers とあり、ググってみると、
なんと、1960年代後半に活躍したグループサウンズでありました。
さかのぼること半世紀近く前となります。
最近では、2002年に、Village Singers の「亜麻色の髪の乙女」が島谷ひとみによるカバーでリバイバルしたとのこと。
しかし、50年近く前に作られた家具。
汚れも相当なものです。
また、あちらこちらにガタが出ており、
取っ手や蝶番などの金具類は全て腐食しており用をなしていませんでした。
見た目では、どんな樹種が使われているのか、判別はできませんでしたが、
ベルトサンダーをかけてみると ↓
その正体が・・・ ↓
この香り、
割と馴染みのある、
独特な、ちょっと刺激的な香り、
そうです。
クスノキ。
この机(写真一枚目)はクスノキとべニアで作られていました。
ちなみに、二枚目の写真の机は、
天板と側板が屋久杉、脚は地杉と多分、ラワンなどの外材、
貫はセンダンでした。
この材のチョイスと、机の作りなどから考察しますと、
これらの机は地元の家具職人が作ったと思われます。
特に、二枚目の写真の机は、天板に大きな節がきており、
作りもラフで、見えない部分にには、使い回しの材が使われており、
一般的な流通には乗らないような作りで、
職人が片手間に家族や知人へのプレゼントとして作ったような感じでした。
と思いきや、扉の留加工には一般的なものよりも高度な加工が施されていたり、
材の使い方、組み方が、必要最小限、つまり小資源、
現代風に言えば、エコな作りになっており、
勉強になるところも多々あるのでやりがいがあります。
このような修復作業において大変なのがペーパーがけです。
特にこの机のような框組みで、薄いべニアが使ってあり、
抽斗もいくつかあり、電動工具では手の届かない箇所が多々あります。
そんな時は、やはり手でコツコツとペーパーをかけていくしかありません。
こんな時に強い味方はコレ ↓
フィニッシングロール(ちょっと高い)です。
写真のものは♯120.
ペーパーがロール状に巻いてあり、
ペーパーの裏は粘着テープになっています。
ですので、べニアに張って良し、
好きな形状のものに張って、その用途に合ったペーパーをかけることができます。
三角形の木片(右側)にペーパーを張ると角や隙間を磨くのに良いです ↓
埃まみれになって仕事していると宅配便のトラックが。
届いたのはコレ ↓
卓上糸ノコです。
台湾のREXONというメーカー。
この糸ノコは中国製。
REXONの木工機械はこれで三つ目となります。
最初に買ったのがボール盤、
次に小型のバンドソー。
どちらかというと、安物ですが、
いずれも壊れずに頑張って働いてくれています。
安く機械が手に入るのは助かります。
今回、糸ノコを購入したのは、この春に納品予定のアイテムに使うため。
たまたま、購入先のオフコーポレーションが、期間限定の送料無料キャンペーンをしており、
それに乗じて迷いなく買いました(送料1,575円得しました)。
早速開封して使ってみたいのですが、ちょっと忙しいので、しばらくお預けになりそうです。
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