転勤族のいばらきブログ

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平原綾香  『my Classics!』

2009-09-27 15:04:18 | 音楽



平原綾香のニューアルバム「my Classics!」
ご存じクラシック名曲のカバーです。
「Path of Independence」に続いて、感想を報告しちゃいたいと思います!


「Path of Independence」のマイブログはこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/fukufuku1218/e/7f4a8355adb9ec6f893a261cb4b601dd




01. pavane~亡き王女のためのパヴァーヌ (ラヴェル)
作詞:平原綾香 作曲:モーリス・ラヴェル 編曲:eji
アレンジが美しい平原綾香風の「パヴァーヌ」。素直で豊かな彼女の歌声がしっとり聴けます。1番目の曲ということもあり、次の「ミオ・アモーレ」と並んで、このアルバムはこの曲という位置づけです。

02. ミオ・アモーレ (『カタリカタリ』&『誰も寝てはならぬ』)
作詞:平原綾香 作曲:サルヴァトーレ・カルディッロ、ジャコモ・プッチーニ 編曲:坂本昌之
『誰も寝てはならぬ』は、トリノオリンピック開会式でパヴァロッティが歌ったり、荒川静香が金メダルのフリーで使用した「トゥーランドット」としてあまりにも有名。彼女が放つメッセージと曲の盛り上がりがリンクし、聴く人の心を揺さぶります。

03. カンパニュラの恋 (ショパン『夜想曲』第20番)
11. ノクターン (ショパン『夜想曲』第20番)
作詞:平原綾香 作曲:フレデリック・ショパン・椎名邦仁 編曲:椎名邦仁
これについては、今さら何も言うことはありません。倉本聰作品「風のガーデン」に女優として出演したことにより、歌手平原綾香の才能がより広がり、より多くの人達に彼女の素晴らしさを伝えました。平原綾香の「ノクターン」は名曲です!

04. ロミオとジュリエット (プロコフィエフ)
作詞:平原綾香 作曲:セルゲイ・プロコフィエフ 編曲:坂本昌之
今回のアルバムで原曲のイメージを一番ぶち壊している作品です。決して悪い意味ではありません。ロック調で今までの平原綾香らしくない作品です。「こんなことも出来るのか!」と彼女の多才さとアレンジの奇抜さに驚きました。

05. シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)
作詞:平原綾香 作曲:ニコライ・リムスキー=コルサコフ 編曲:渡辺俊幸
彼女が書いた「王子様とシェヘラザードが魔法の絨毯に乗って空を飛ぶ」というイメージを、彼女の歌声でいかに表現するか。アレンジに相当こだわりがあるように感じました。大らかで、情景が目に浮かぶ作品になっています。

06. Moldau (スメタナ)
作詞:平原綾香 作曲:ベドルジハ・スメタナ 編曲:坂本昌之
綾香自身が述べているが、この曲は子供の頃から合唱で歌いこんできたのだという。そのせいか、他のどの曲よりも自然体で、彼女自身の歌として馴染んでいるように感じる。楽器はピアノだけ。そのシンプルさがまたいい。

07. 仮面舞踏会 (ハチャトゥリアン)
作詞:平原綾香 作曲:アラム・ハチャトゥリアン 編曲:坂本昌之
浅田真央が昨年フリーの曲に選曲したことで一躍有名になった。ロシアの民族音楽調である曲のイメージを守りつつ、難解な曲に挑む綾香の意欲作とみました。

08. AVE MARIA (カッチーニ)
作詞:平原綾香 作曲:ジュリオ・カッチーニ 編曲:坂本昌之
綾香が歌うジャズ風「AVE MARIA」。とても新鮮で意欲的な作品です。スキャットを差し込んでいますが、これがとても良い。もう少し長めにやってほしかったと思います。
最後にコントラバスとのユニゾンで、
「死ぬまで音楽と共に生きるために どうか私に力を AVE MARIA」と歌っています。彼女の想いが込められています。

09. 新世界 (ドヴォルザーク)
作詞:平原綾香 作曲:アントニン・ドヴォルザーク 編曲:坂本昌之
「遠き山に日は落ちて」など古くから和訳されている曲。ドヴォルザークの曲は情緒的で日本人に自然に溶け込んでくる。逆に言えばメロディーにさして目新しさを感じない「新世界」を敢えて選曲したところに、彼女のこの曲にこめる詞に対する挑戦、メッセージを強く感じる。
この曲のラストメッセージ
「なつかしい大地を 強く踏みしめて 喜びも悲しみも 受け入れていく
もう 何も迷わない そんな世界へ ゆけるはず  私は行く 新しい世界へ」
私たちもかみしめて生きていきたいと思います。

10. シチリアーナ (レスピーギ)
作詞:平原綾香 作曲:オットリーノ・レスピーギ 編曲:沢田 完
一昨年発売された彼女の5thアルバム「そら」に収録されている。メロディの良さを忠実に生かしたアレンジ、悲しくて彼女らしくない後ろ向きな内容の詞。心に染みる名曲です。

12. Jupiter (ホルスト 組曲『惑星』より『木星』)
作詞:吉元由美 作曲:グスターヴ・ホルスト 編曲:坂本昌之
これも何も言うことはありません。平原綾香の全ての原点。
「Jupiter」と平原綾香の出会い。その出会いに立ち会えた私たち。全てに乾杯です! 





[おまけ]
平原綾香スペシャル映像

コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

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コメントありがとうございました (riroron)
2009-09-27 17:06:35
茨城への赴任ご苦労様です。水戸には娘が大学生で住んでいたので何回か行ったことがあります。そんな歳の私ですが平原綾香さんのファンなんですね。アルバムの各曲の感想すばらしいですね。私も記事いくつか書いていますが同様の感想持っています。ロメオ…、仮面は挑戦したという感じですね。成功してますよね。
彼女はこれからも見守ってやりたい女の子というか才能ある歌手ですね。
返信する
はじめまして (Jean)
2009-09-27 23:35:31
ブログへのコメント,どうもありがとうございました。
平原綾香についてはそれほど聴き込んでいるというわけではないのですが,声が心地よいために好んで聴いています。
また機会がありましたら,どうぞよろしくお願いします。
返信する
うれしいです (kitty)
2009-09-28 20:26:25
はじめまして。
ブログへコメントを残してくださり、どうもありがとうございました。
平原綾香を好きな方がたくさんいるみたいで嬉しいです!
AVE MARIAのスキャットは私も好きです(^^)
他にもCDは結構持っているのですが、ブログに書いたのは『myClassics!』だけなので、これからちょくちょく書いてみようと思います。
今後もよろしくお願いいたします☆
返信する

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