≪手を動かさねばっ!≫

自分 で 織った 木綿 の 布 を、シャツ に 仕立てて います。  リネン の マフラー も 織っています。

big な尾頭付き

2012-03-23 18:11:33 | 料理


2歳違いの子どもが3人いると、卒業入学がやたらと続くのだ。
一番上の子どもが高校に入ることになったので、ええ、ずいぶん頑張ったので、
わたしの両親から 明石の焼き鯛 をプレゼントされた。

もうこれが楽しみでねぇ〜

プロの焼いた焼き鯛は、本当に美味い!
ワサビ醤油でいただきます。 海苔を散らしたお茶漬けもまた旨い。
アラの出汁もうまい。


子どもをたくさん産んでよかった〜、といちばん実感するのが、この焼き鯛を食べるとき、っていうのが、我ながらおかしいが、
いやほんと、これがうまい。

父よ母よありがとう。  また、よろしく♪


コメント (2) |  トラックバック (0) | 

『「織」を極める 人間国宝 北村武資』展 に行った。

2012-03-11 16:50:50 | 思ったこと


国立近代美術館工芸館で行われている『「織」を極める 人間国宝 北村武資』展 に出かけて行った。
同窓会があったので、下山・上京する機会を逃さなかったのだ。
そのため、早朝に出かけた。
群馬の山奥は雪だった。 下山したら雨になったけれど。




近美の工芸館は2007年10月にも行ったっけ。
あのときも北村氏の羅に感動したな。
今回は工芸館の写真も撮らなかったが、皇居の乾門の横を通りがかったので、そちらは撮った。↑




まあそういうことで、高い図録も買った。

しかしすごかった。
経錦 (たてにしき) は裏に糸が渡らない。
経糸の密度も高いし、組織が柄になるから設計するのも織るのもすっごく難しいと思う。
簡単な機ではもちろん織れないし、西陣ならでは。
それともでっかいジャカードの機を手に入れるとかしないと織れない。

錦のほかには、透けたもじり織りもたくさん。
一応紗、絽は織ったことがあるし、羅も原理は分かっている。
これを見ればきっとできるだろう、という染織αのバックナンバーもさっさと出してこれた。
だけどそこまで。
はぁ〜

そして、もじり織りと錦を組み合わせる、という信じられないような織りも。
だって、密度が全然違うんだよ!
一緒にしよう、と思う発想に驚いた。
花絽や穀織り (こめおり) のように、もじり織りに組み合わせたものもあるにはあるけれど、
これ、錦だよ!

自分がやっている織りとは天と地の差がある。
自分のやっている織りの延長上にはない、と言い切ってしまうくらい。
技術の粋だ。 確かに極まっているよ。


その一方で、西陣だからできるのかも、とか思ったりもする。
この凄さを評価して、しかもちゃんと支払える人がいないことには存在できない織りだ。
普通の生活には完全にオーバークオリティーだもの。

わたしもなんで手織りやってんの!? とかちょっと考えたりしてしまった。
好きでやってんのよね。






で、午後からの用の同窓会。
約20年ぶりに会う懐かしい顔は、思ったより全然変わっていなかった。
いやお互い多少としを経た顔だけれど。

甘いような苦いような充足したような隙間が空いたような、何ともゆらゆら揺れる心持ち。
みんなユニークな人生を送っているようだ。

染織やってる、とか言った手前、やらなきゃな、と意を少しだけ強くして帰ってきた。



コメント (2) |  トラックバック (0) | 

『スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』

2012-03-05 10:15:22 | 本 (ネタバレ嫌い)
P・ルクーター/J・バーレサン 『スパイス、爆薬、医薬品 世界史を変えた17の化学物質』
↑ アマゾンへリンク

小さな分子が社会を変えた!
文明の発達を理解するための独創的なアプローチにして、化学構造式の読み方も身につくユニークな世界史。

と、カバーをめくったところの紹介にあった。



学校で習うような世界史どうも頭に入らなかったが、違う視点で見た話は面白い。
今までに『砂糖の世界史』『疫病と世界史』『森と文明』 をこのブログでアップした。
それぞれとても面白くておすすめだが、もちろん同じ地球上の話なのだから、重なって関わってくる話もあるわけだ。
砂糖と森ならマディラ島が重なるな、とか。
重層的になってきて、これがまたおもしろい。

そこへこの本の登場だ。
題名の通り、スパイス、爆薬、医薬品、の順で話が進む。
それぞれの話はどこかで目にしたことがあって、化学式も見たことはあったのだけれど、
こうやって1冊にまとまって載せてあるのが思いのほか重宝(?)する。
もちろん本文にもあるが、意外と似た形の分子なんだ!という楽しみ方で。
ナポレオンのロシア侵攻は何度も引き合いに出されるし。 (つまり失敗の原因はいろいろあった。)


身の回りにある物質がおおよそどのような元素でできているかくらい、学校で教えてちゃんと覚えておくべき基礎的な知識だ、とつねづね思っている。
タンパク質には窒素が含まれている、とか、タンパク質はアミノ酸が繋がっている、とか、
でんぷんは何が繋がっているのか、とか、脂肪は何が繋がっているのか、とか。
物質の3態変化とか、水に溶ける理由とか、金属の金属たる理由とか、豆腐が固まる理由とか。

化学 (と生物学) ほど身近で日常生活に役立つ科目もない、と思うんだけれどなぁ。
妙に科学っぽく解説されるところりとだまされて、何のイオンか分からなくても良いもののように思えたり、サプリ買ったりしてしまうのよ。
(放射線の話は、物理学の範疇。)

なんだかちょっと話がずれた!?
いやいや、騙されないためにも今からでも遅くない、そういう知識を少しでも手に入れるのはとても有用だ。


という役に立つってばかりでなく、じっさいこの本は面白い!
ここ200年くらいで劇的に人の生活は変わったようだ。
劇的に良くなる背景にはもちろん偉大な発明があるけれど、どうもそれだけではなく、そのたびに搾取があるようで悲しい。
そこらへんが、上述の3冊とかぶる。

そしてなぜ奴隷がアフリカ系になってしまったのか?
さりげない1行が心に刺さった。

     小さな分子スイッチは、アフリカ人を何世代にもわたって奴隷たるべく運命付けたのである。



コメント (2) |  トラックバック (0) | 

やっと整経し終わった。

2012-02-27 15:57:14 | 手織り


布を織るまえに機 (はた) に経糸 (たていと) を掛けなければならない。
整経はその準備の1プロセスで、経糸を順番に必要な長さに揃える。
順番がごちゃごちゃにならないために、綾をとる。
×にするだけなんだが、これが何より大事。
これを思いついた先人って、すっごい偉大!!!

ちなみに、この写真↑の右下の部分。 4本立っている棒のうちの右の2本。
左の2本は数えやすくするために使っている。

この写真に写っているのは、全体の1/2。
布の幅が広いので、経糸を2つに分けているのだ。





整経が終わったあとの木枠。
綛 (かせ) 糸の重さと番手から長さを計算して本数のマキシムを出した。
ギリギリのはず、何とか足りるはずなんだけれど、整経していると足りなくなってしまいやしないか、ドキドキだ。
その一方でやたらと余る色もある。
染めるときにちょうどいい糸の量があるから、仕方がないんだよ。


次は荒筬 (あらおさ) に通して、経糸を男巻に巻いて、経継して、…   なかなか織れない。



                                   クリックよろしく!→  
にほんブログ村 ハンドメイドブログ 手織り・機織りへ にほんブログ村 ハンドメイドブログ 糸紡ぎへ にほんブログ村 美術ブログ 織物・染織へ

コメント (2) |  トラックバック (0) | 

高橋智隆 『ロボットの天才』

2012-02-25 12:30:02 | 本 (ネタバレ嫌い)


高橋智隆 『ロボットの天才』 ←アマゾンへリンク

なるほど天才だ。


パナソニックの電池のCMでけなげに動いているロボット、エボルタ君 を作った方である。
高橋氏がどんなに突出した方か、読めば分かる。

もの作りっていつも思うのだが、最初の作品に出るよ。
作りながら良くなっていくってことはもちろんあるけれど、でも上手な人は最初からけっこう上手なんだ。
オリジナリティがしっかりあって、どこがどのようにオリジナリティで武器なのかちゃんと分かってやってらっしゃる。
変な謙遜はない。 そうでなければこんなタイトルはつけられない。
むしろ、後世に天才と呼ばれるような存在になりたい、というんだから大したもんだ。

今までのロボットに最も足りなかったものを、ズバズバ挙げて盛り込む。
そうする能力もある。
つまり第一に、デザインだ。 文句なしにかわいいよね。
それからデモンストレーション。
世にどのように売り込んでいけばいいのか、従来のどこがまずいのか、確固とした意見がある。
作るだけではなく、それがどのように世の中に作用するのかまで考えている。
必要とあらば何でもできるところが憎いくらい。

疾走感がすごい。 1年1年の変化が大きい。
若さゆえの爽やかさ、なんていうともうくさくて嫌なんだが、端から見ていて眩しい。
ああ、わたしも歳ね。
そういう突っ走っている人をわくわく見ている感じ、それを感じたのはかつての 池谷裕二氏 くらいだな。

というわけで、
もの作りの話が好きな方、ロボットの話が好きな方、ちょっとした諧謔の好きな方、等々にこの本はおススメだ。
高橋氏は天才なだけでなく、ぼんぼんでなかなかのイケメンだ。 ああ、なんていけ好かない!
彼がロボットを作る会社 株式会社ロボ・ガレージ のHPのリンクを貼っておく。




↑↑写真:お気に入りのマグカップ。植物柄のはずだが、蓋をしてこの角度から見たらピエロのような顏に見えてしまう。
一度見えたらもうダメだ。 いつでも顔にしか見えなくなってしまった。
シンプルなラインでかわいく見えるロボットに通じる!?


コメント (2) |  トラックバック (0) |