ドイツの整形外科技術を基にした、足に合う、おしゃれな靴作り

足と靴の学校フロイデのマイスター1年コース日記

ドイツ研修から帰国

2014-02-19 18:25:13 | 日記

本日、マイスター1年コースの生徒さんたちがドイツ研修を終えて
無事に帰国しました。
明日からは、早速日本でのコースが再開し、卒業制作に取り組みます。

今回のドイツ研修は、まず前半の1週間は、ハノーファーにあるマイスター学校での研修、 

そして、修了試験です。さらに、ゲゼレへのステップのための中間試験を受けた方もいます。

後半は、靴、材料に関する企業や川の博物館、そして観光をしました。

 

   
これは、トリアにある、おもちゃ博物館です。
ドイツには、おもちゃ博物館が多く、中には世界各国のおもちゃを展示しているところもあります。
これは、ドイツの鉄道、電車の模型ですね。 


この建物は、ヴュルツブルクにある、シーボルト博物館です。
シーボルトは、江戸時代の後期に来日した医者、博物学者です。 

   
そして、ここがフランクフルトとニュルンベルクの中間にある、waldi社です。
フィンコンフォートの靴やサンダルが、どのように作られているか、工場見学をしました。

さすがに2週間、慣れない地での研修は生徒さんたちのとっても大変なものでしたが、
実のある、貴重な経験にすることができました。 

次回はさらに、ドイツ研修について、詳細をご報告します。 

 


体験入学セミナー

2014-02-12 18:45:31 | 日記

2月特別開催の体験入学セミナーを4日間行ないました。

足学を一緒に学び

 フットプリントを採って、自分の足について知っていただき

白衣を着て、工具も使って、アインラーゲン作製や、ソール修理を体験していただきました。
   

ご来校していただいたみなさま、一緒にお時間を過ごしていただき、ありがとうございました。 

セミナーを行ないながら、見学に来ていただいた方と、
靴や靴づくりについてお話をしましたが、みなさん、様々な方向性を持たれています。
ものづくりが好き、靴に興味がある、人のためになる仕事がしたい、新しいことを始めたい…
きっかけや動機は違っていても、「1年間しっかり勉強したい、人に喜んでもらえる靴づくりをしたい」という
やる気やモチベーションがとても高く、
こちら側も一緒にお話ができ、本当に楽しく、嬉しく思いました。

そして、当校では普通の靴づくりではなく、機能性とデザインのふたつを
しっかり学ぶことができる靴づくりだと実感していただき、
楽しんでいただける、充実したセミナーを
もっともっと多くの方に体験していただきたいと感じました。

足から考えた、おしゃれな1足は、将来、確実に求められる靴です。
かっこいい、美しい靴は、やはり末永く履きたいですし、その靴でたくさん歩きたいと思います。 
そんな靴を多く世の中に広められる、未来の靴の専門家と一緒に、
靴の文化を発展させていきたいです。 


足関節の固定

2014-02-11 19:53:34 | 日記

前回のブログで、足関節を固定させる、体験学習のお話をしました。

さて、実際、足関節が固定され、関節の可動域が制限された場合、
そのような靴が歩きやすいと感じるのでしょうか。
どのような調整を靴に加工するとよいのでしょうか。

実験としては、まず固定させ、靴も何も履かない状態で歩きます。
重要なのは、どこに負担がかかるのかどうか、考えることです。
また、生活の中で、どんな不自由が起こりうるか想像します。 

次に、 ヒールのある靴、ローリングのある靴など履き比べてみます。

   

どんなヒールだ履きやすいのか、だけではなく、
靴を履くとき脱ぐときの動き、座るとき、様々な状況を鑑みて、
どんな靴が適しているのか提案できるようになるのが目的です。

足関節だけでなく、膝関節や股関節の可動域が制限されるケースなど、
これから学んでいく予定です。 


体験学習

2014-02-08 19:10:17 | 日記

フロイデでは、足や歩行から考える靴づくりや調整・修理を学んでいます。
足のトラブルについても座学やそのための靴における対処法の技術を
繰り返し学んでいます…

しかし、 いくら足のトラブルを勉強したとしても、
例えば、実際に股関節が動かなくなってしまったら
どんな状態になるのか、どんな靴で加工が必要なのか
自分が経験したり、感じてみないと本人の悩みは解決できないと思うのです。

そのためにも、体験学習というのは欠かせず、
例えばテーマを「足関節」として、
可動域が制限されたときに、どんな靴や調整が必要か、 
自分の足を固定し、

   

いくつかの靴のタイプで実験します。

   

足が固定されただけで、他の体の部位にどんな影響が出るのか、
歩くためにはどんな靴がよいのか・・・ 

自分で体験してみないと分からないことがたくさんあります。
たくさんの人に、その人のための一足を作り、喜んでもらえるには、
知識や技術の習得だけでなく、感じることも重要です。 

そんな総合的な勉強を通じて、多くの足と靴の専門家が生まれることを望んでいます。
 

 


マイスター1年コース ドイツ研修

2014-02-05 20:50:44 | 日記

本日より、1年コースはドイツへ旅立ちました。

   

研修前には、試験対策の練習はもちろんですが、
初めてドイツなど海外へ行かれる方がいるので、
簡単なドイツ語やドイツでの過ごし方について
みなさんで少し勉強もしました。 

      
電車やバスの乗り方、どうやって切符を買えばよいか、
研修が近づくにつれて、だんだんと実感も沸いて、モチベーションも上がります。

研修中には、靴の博物館へ行きます。

靴工房の再現、昔の靴などが展示され、靴の歴史や文化を学ぶには
本場ヨーロッパを知らなければなりません。
日本の靴の文化はまだまだ歴史が短く、だからこそ、
靴の文化を発展させていかなければいけないと、日々感じます。 

     

ドイツからの便りが楽しみです…