ドイツの整形外科技術を基にした、足に合う、おしゃれな靴作り

足と靴の学校フロイデのマイスター1年コース日記

生徒が作ったオートペディシューズ 3

2010-12-28 21:48:20 | 日記

 生徒作品(5)

革の使い方や裁断の仕方を工夫し
デザインに凝った靴になっています。

オートペディの靴でもおしゃれに履きたいと
デザインに気を配っています。

 後ろから見るとまた個性的

 

生徒作品(6)

オートペディシューズは
紐やベルクロでしっかり足を固定して履く為
ファスナーはあまり使用されません。

そのファスナーを締めるためでなく
デザインの一種として取り入れています。

 

靴の基本は前足部に余裕があり
ウエスト部分(甲の部分)かしっかり止められる靴です。

その点では、紐靴が一番固定ができ、
足が靴の中で動かないようにすることで
フッドベッド(中敷き)の効果も増します。

 

オートペディシューズは足と靴が一体化することで
痛くない歩きやすい靴になります。



 


生徒が作ったオートペディシューズ 2

2010-12-26 16:11:46 | 日記

生徒作品(3) 

 オートペディーオーダーシューズは
足の形をそのままに中敷きや足首周りも
しっかり支えることができます。

カウンターも大きく入れているため
ぶれることなく、踵を保護してくれます。

 

 

生徒作品(4)

世界に1つの自分の為だけの靴

足の細い人、踵が小さい人など
靴選びにいつも困っている人も、快適に履いていただける靴です。

 

 ハカマにワンポイントをおいて
個性的な靴ができました。


オートペディオーダーシューズの基本は、
ハイカットタイプです。
立位と歩行をともに楽にするために、足首をしっかりと支えて、
フットベットにローリングをつけて作ります。
アウトソールには、なるべく調整を行なわずに、
見えない靴内で調整を行なっていきます。

 


生徒が作ったオートペディシューズ 1

2010-12-24 13:59:31 | 日記

中間試験で履いた
みんなのオートペディシューズを
数回に分けてご紹介していきます。

生徒作品(1)

マイスターの評価では一番良かった靴です。
デザインも凝っていて、少し時間がかかっていましたが
きれいに仕上がっていました。

紫の革と茶色の革のコンビが渋くて素敵な靴です。
オートペディシューズなので、外側からは見えませんが、
フットベットがきちんと装着されており、
足の残存機能を向上させる調整が入っております。

 

生徒作品(2)

丸いトウフォームが可愛い靴です。
デザインはシンプルですが、とても履きやすそうです。

丁寧な縫いできれいな靴になっています。
後ろから見ても柔らかい感じの靴に仕上がっています。


ドイツのオートペディシューズは、
足に合わせたラストから作るので、足裏部分から甲の部分や踵部分まで
ぴったりの靴が作れます。
トゥのフォームも足の指に当たらないようにできれば、
尖ったタイプからオブリークトゥやスクエアトゥなど
様々な形が作れます。

 


第3回 マイスター1年コース中間試験

2010-12-24 13:43:20 | 日記

いよいよ年末に近付き
冬休み前の第3回 中間試験を行いました。

筆記試験は50問

実技試験は
①ローリング調整
②インソール製作
③オートペディシューズ製作 です。

オートペディシューズは
恒例(?)の
学校周辺散策で履き心地を確認しました。

今回はマイスターも一緒に散策。
12月22日で雨上がりのよい天気ではありましたが
寒いはずなのに、マイスターは半袖で平気!
いつも暑いと言っているので
ドイツ人は寒さに強い?

 

じっくり歩いて履き心地をチェック
楽しく歩く人の中には、真剣に考えながら歩く人も様々でした。

お店の前で記念撮影をして今年最後の試験は終わりです。


この後は大掃除をして
教室の1年の汚れをきれいにしました。
フッドベッド製作で使用したコルクの削りかすが
グラインダーに大量に溜まっていました。

今年はそれだけみんな頑張ったのだなと感じました。


タイムトライアル!!

2010-12-08 18:28:03 | 日記

今日は、バタフライローリング
(足指の付け根あたりの痛みを軽減するための調整)の



アウトソール調整を時間内で完成させるという
タイムトライアル形式で行いました。 

今までにも、踵修理やオールソール修理、母趾球ローリングなど
様々な修理・調整を時間を決めて行っています。

「時は金なり」と言いますが
卒業後に就職し、現場に出てから、最初に求められるのは正確さとスピード!

修理や調整を早くきれいに行い、
数多くの靴を行わなければ売り上げにつながりません。

 

今から少しでも早くできるようにしようと、
時間を意識し、自分がどれだけの速さできれいにできているかを知るためにも
このタイムトライアルを活用しています。

時間内にできなかったり、きれいに仕上げられなかった人は、
授業終了後に、補習!
再度、挑戦して時間内にきれいに仕上げられるよう練習します。

まだまだ、時間はかかりますが、
少しずつ早さを身につけているようです。

これからも時間を短縮できるように、
練習を積み重ねていきます。