ドイツの整形外科技術を基にした、足に合う、おしゃれな靴作り

足と靴の学校フロイデのマイスター1年コース日記

ルームシューズ製作中

2011-04-28 16:32:21 | 日記

今週からルームシューズ作りが始まりました。

初めての靴製作の為、
まずは簡単なルームシューズで
ティナナイフの使い方や、ハンマーの使い方など
工具の基本的な使い方を学んでいきます。

マイスターの見本をしっかり見ながら
手順を忘れないようにノートにメモしていきます。

釣り込みという平面の革を靴の形にして行く作業は
シワができないように、革を破かないように
適度な強さで革を引っ張らなければいけません。

来週には、アウトソールをつけて完成予定です。

そのあとは、いよいよ短靴作り。

 

5月13日(金)より目的別セミナー『ドイツの靴作り』を行います。

目的別セミナーとして全8回で、靴を1足製作します。

初心者の方向けのセミナーです。
マイスター1年コースと一緒に、
履き心地を考えた「ドイツの靴作り」を学びませんか?


2011年度イブニングコース開講!

2011-04-23 09:48:33 | 日記

2011年度イブニングコースが4月より始まりました。

毎週木曜日は、アインラーゲン(インソール)製作コース


毎週金曜日は、オーダーシューズ製作コース

2つのコースを開講しました。

多くの方のご要望にお応えして1回毎のチケット制にしました。
お仕事の都合に合わせて
ご自身のペースでセミナーにご参加いただけます。

また、少人数制のため、1回お休みをされても
次回の参加時には、お休みされた内容から始めることができます。

受講回数は13~26回


早く修得したい方や、作業が早い方は
13回程度で完成します。
ゆっくりと、細かく丁寧にされたい方は、
26回の授業内容でご用意しています。

チケットは、1回分からの購入も可能ですが、
お得な回数券(11回分・21回分)もご用意しています。

 

随時、入学申込受付しています。

これから始めたいと思われている方、
靴作りやアインラーゲン(中敷き)に興味のある方など
お気軽にお問合せください。

役立つ“ものづくり”を一緒にしませんか?

 


2011年度マイスター1年コース始まりました。

2011-04-19 18:35:37 | 日記

2011年度マイスター1年コースが入学式を終え、
授業が始まりました。

入学式の朝は、みんな緊張しての登校。

 

マイスターの祝辞の後に、自己紹介。
みんなの夢や目指すところを話していました。

職人になりたい方、靴で人の役に立ちたい方、
それぞれの目標があり、希望があります。

1年後にはオートペディの知識を技術を身につけ
今日、語ったことが現実になるよう心から願います。

夢を叶える為の第一歩。

初めの授業は基本的な、マシンの使い方や取り扱う材料について。

マシンは慣れるまでは、なかなかきれいには削れません。
ぎこちない手つきで、曲線を削っていきます。


削る練習から始めて、
接着剤の使い方、ナイフの使い方など
一つ一つ工具の使い方を学び、習得していきます。

また、理論も靴の歴史や材料学などの靴学から
骨や筋肉などの解剖学などの基本から学んでいきます。

1年という長いようで短い期間ではありますが、
充実した1年にしていきたいと思います。


卒業制作 2

2011-04-01 21:26:06 | 日記

 

卒業制作 4

小さくて綺麗なサンプル革を羽根に見立てて
形を切り取り、綺麗に並べ、縫い付けました。

 

 

卒業制作 5

ストラップパンプス
メダリオンをほどこし、丸みのあるトウが可愛らしく仕上がりました。
フットベットが入っているので、履き心地は良いようです。

 フットベットとは、足の形状に合わせて作成したインソールです。
アインラーゲンとの違いは、アインラーゲンはドイツ語で
EINLAGENと書き、EIN(挿入する)、LAGEN(板など)から来ております。
その名前の通り、完成した靴にあとから挿入するものを指します。
アインラーゲンとは、足の残存機能を向上させ
時には矯正する機能をもちます。

それに対し、フットベットは、靴を作るときに作ってしまうインソールで、
基本的には足の形状に合わせたものを指します。

 

生徒作品 6

羽根の部分が2重になり、赤色が効いています

アウトソールは、合成ゴムが使用されています。

現在、オートペディシューテクニックのほとんどが、
レザーソールは使用せずに、合成ゴムもしくはEVA系素材を使用します。
歩きやすさを第一に考え、軽くて減りにくく、機能的にももっとも
優れているのがEVAや合成ゴムになります。

フッター(ライニング)は、カーフを使用しています。
フロイデで製作する靴の90%以上はカーフを使用しています。

足のことを考え、ソフトで足をやさしく包み込み、
さらにアレルギーなどの反応を起こさないよう、
ドイツの厳しい検査をクリアーした材料のみを
使用しております。