ひとつの言葉を大切にする！

「ひとつの言葉」

ひとつの言葉で喧嘩して

ひとつの言葉で仲直り

ひとつの言葉で頭が下がり

ひとつの言葉で笑い合う

ひとつの言葉はそれぞれに

ひとつの心を持っている

きれいな言葉はきれいな心

やさしい言葉はやさしい心

ひとつの言葉を大切に

ひとつの言葉を美しく


この詩の作者は明らかではありませんが、

言葉と心の関係をよく表してますね。

私たちは誰でも、

「あのひとつの言葉で元気が出た」とか

「立ち直ることができた」などの経験が

あるのではないでしょうか。

私たち人間は、落ち込み、苦しんだとき、

誰かのひとつの言葉で立ち直ることがあります。

また、自暴自棄になり、他人のことを考えずに

好き勝手に行動しているとき、誰かのひとつの

言葉で、自分の愚かさに気づくことがあります。

このように、言葉と心は密接な関係があります。



言葉は、相手に意見や思いを伝え、また自分の

考えをまとめる役割がありますね。

私たちが使う言葉が、心を育てると言っても

いいでしょう。



言葉の使い方を間違えると、とんでもない凶器

になることもあります。

何気なく発した言葉でも、相手のことを傷つける

場合があります。

舌刃という舌の刃と書くそのままに、

まるで刃のごとく相手を傷つけ、

時にはグサッと相手の心を切り裂くのです。



反対に、相手に温かく声をかけてもらったり、

柔らかみのある言葉を聞いたりすると、

こちらも優しい気持ちになりますね。

朗らかな言葉が、相手を和ませるでしょう。

朗らかな言葉を発する人は、素直であり、

純情であり、健康であります。

朗らかな言葉が、幸せを呼ぶでしょう。



言葉は、その人の精神状態がはっきりと

表れます。

言葉が心を育て、その心が行動につながります。

前向きで朗らかな言葉を発し、明るく

健やかに過ごしていきましょう。

ひとつの言葉を大切に！

相手の立場になって考える！

相手の立場になって考えることは、

人間であれば誰にでもできます。

全く同じ物事でも、立場が違うと

全く違って見えます。

相手の立場を理解しない限り、

自分の立場を相手に認めてもらう

ことはできません。



仕事上で考えた場合、自分が得をすると

相手はその分だけ損をする場合があります。

その利害をどのように一致させるかが、

その契約を成立させるポイントになります。

相手も自分も両者が利益を得ることができて

はじめてその関係はつながります。

本気で、相手の立場に立って考えることです。

その考えは、どうすれば相手にも自分にも

利益になるかを考えるということなのです。

本気で相手の立場になって考えれる人は、

失敗することは、まずないでしょう。



仕事だけではなく、日々の生活においても、

相手の立場になって考えることは大事です。

日常生活において、相手ともめごとや、

トラブルが生じる場合がありますね。

お互い一歩も引かず、いがみ合います。

そんな時、相手の立場になって本気で

考えてみましょう。

そうすると、相手の立場がわかってきて、

憎んだり、恨んだりする気持ちが薄れ、

どうすれば相手のためにも自分のためにも

なるかを考えるでしょう。



この考え方が自分自身にしっかりと刻まれれば

人生がうまくまわり出すでしょう。

相手の立場になって考えるということは、

人間の特権であり、人生をよくするための

基本だと思うのです。

見ざる・言わざる・聞かざるの解釈

一昨日、諸事情で日光に行ってきました。

日光と言えば、日光東照宮の建物にある

【見ざる・言わざる・聞かざる】の三猿の彫刻

が有名ですね。

お土産屋も、三猿に関するお土産が多く

売られていました。



【見ざる・言わざる・聞かざる】とは

「とかく人間は自分にとって都合の悪いことや

相手の欠点を、見たり聞いたり言ったりしがちだが、

それらはしないほうがよいという戒め」

という意味です。



「みて見ぬりるをする」とも解釈できますが、

私は、「見逃してやる」という器、度量の大きさ、

寛大さというように解釈しています。



私たち人間は、自分に都合の悪いことを言われたり、

されたりすると、腹が立ち、時には報復しようと

します。

いつまでもそのことが忘れられず、

何も手につかず、イライラしています。

しかし、器の大きい人は、その腹立たしい行為を、

見逃すことができます。

見て見ぬふりが、簡単にできます。

「つまらないこと」とフッと笑い飛ばし、

そして、すぐ忘れ去ります。

嫌なことを、いつまでもウジウジ考えたりは

しません。

常に前向きな思考で、明るく健やかな精神状態です。



相手を「見逃してやる」ことができずに、

憎んだり、恨み、妬みなどの感情を持っていると、

自分自身の体を害するのです。

エルマーゲイツという医学博士が行った実験では、

恨み、妬みなどの感情を持っている人の吐く息を集めて

モルモットに注射したところ、数分後にはすべての

モルモットが死んでしまったそうです。

これだけの毒素が、心身を汚していくのです。



相手を「見逃してやる」ことは、自分の心身を癒し、

楽にしてくれるのですね。

雄大な山のように、どっしりと構えた、

器の大きな人間になりたいですね！

希望なきところに努力なし

【希望なきところに努力なし】

ということわざがあります。

目標を持ち、実現を期待し、のぞみ願うからこそ

努力することができます。

目標を持っても、希望を抱けなければ努力を続けて

いくことはできませんね。

希望を抱くためには、自分が目標を達成した時の

幸せをイメージできることが大切です。

希望を力にして、目標に向かって努力を続けることです。



希望とは、その人の心の状態であり、自分自身の望み

に価値があると判断した時に働くことのできる能力の

ように思います。

希望がなければ、何も動きません。

世の中を動かす力は、間違いなく希望です。

だからこそ、私たちの命がある限り、希望を持つべきです。

希望がなければ何事も成就できません。

希望こそ人を成功に導くものです。

希望さえあれば、どんな壁にぶつかっても超えることが

できるし、どんな険しい道に入っても、通り抜けること

ができると信じることです。



希望を失わずに努力を続ければ、自然と知恵も出てくるでしょう。

精神が研ぎ澄まされ、そこに様々な名案が生まれます。

私たちを幸せに導いてくれるのです。

【不幸を治す薬は、ただもう希望よりほかにない】

とシェイクスピアは言いました。

私たちは、魅力的で幸せな目標を持ち、希望を力にして

日々努力していくことが大切ですね。

本当の健康・美容を手に入れるためには？

生き物は、自ら食べ物を求め、

食べることで生命を維持しています。

その中でも、私たち人間だけが

食べ物を大量に計画的に生産したり、

貯蔵したり加工したりするという

特殊性があります。



食べ物の悪い部分を取り除いたり、

温めたり、冷凍したり、

よりおいしく加工して食べようとします。

もっと言うと、栽培や流通に食べる以外の

事情や思惑がからんだりもします。



本来、生命を維持するために食べている

ものが、本筋から離れる場合があります。

自分の責任で、注意して食べないと、

身体をきちんと維持する食事ができません。

確かに、手間がかからず食べられる加工食品は

簡単で、便利です。

しかし、全てではありませんが、

栄養失調や、重度の貧血、免疫低下、

それらに伴う感染症に悩む人々が増えています。

豊かそうに見える食卓は、ボロボロだったりします。

だからこそ、健康・美容に関する確かな情報は

自己責任でしっかりと入手しなければいけません。

食べ物に関しては、できるだけ出来合いのものに

頼らずに、生の素材を入手し、新鮮なうちに

自分で調理することが一番いいでしょう。

加工食品を全て否定するわけではありませんが、

上手く利用しなければいけないでしょう。

食べ物に対して、眼力を肥やし、手間を惜しんでは

いけません。

健康・美容には手間をかけるべきです。

自然界のバランスを大きく損なわない食事を

心がけましょう。



また、捨てるものと、その処理についても考えないと

いけません。

私たち人間は、自然の一部です。

自然のものを食べることによって、体が作られます。

自然を汚すということは、体を汚すことと同じです。

自分が捨てたゴミは、巡り巡って、自分に還ってきます。

何を食べるかを考えると同時に、

捨てるものと、その処理について考える人こそ、

本当の健康・美容を手にする人なのです。