道楽ねずみ

ドイツに関するものを中心に美術展,オペラ,映画等の趣味の世界を紹介します。

ドイツから旅立ちの日

2009年01月11日 | 日常の道楽
1月11日,とうとう帰国の日がやってきました。

4泊したSteigenberger Hotel de Saxeともお別れです。部屋の窓から,再建されて間もないフラウエン教会が本当によく見えるホテルでした。
窓から見たフラウエン教会


ホテルでは朝食もよく食べました。パンやチーズもおいしく,サラミ系はザクセンの名物でしょうか,常にズルツェと呼ばれる肉のにこごりを固めたようなものが並んでいました。ズルツェとやや癖のあるチーズ,それとやや大きめの典型的なドイツパンを食べると,どんなに寒い日でも元気が出ました。

朝食メニュー


ズルツェはこんな感じで並んでいる皿から取っていきます。



レストランにはこんな絵も掛けられていました。


レストランは2階にあり,1階はバーとフロントで,吹き抜け形式でした。



タクシーでドレスデン中央駅まで行き,フランクフルトの空港駅まで直行する特急乗りました。途中にエルベ川の上から,今回の旅行では最後となるフラウエン教会の姿を見ました。それが冒頭の写真です。いよいよフラウエン教会も見納めです。

さて今回乗った特急は,昔「赤い街道」などとも表現された地域を走り抜けます。
ライプチヒ,(ワイマール),エアフルト,ゴータ,アイゼナッハ等の共産主義の歴史に必ず出てくる地名を次々と通るからです。今回は素通りでしたが,今度来るときは,これらの都市をじっくりと再度訪問したいと思いました。

ワイマールの駅


アイゼナッハの駅を懐かしく見ていましたら,何と遠くにワルトブルグ城と思わしき城を発見しました。昔,行ってとても印象に残っていた城ですので,夢中で写真をとりました。望遠レンズに切り替える暇がなかったのが残念です。


やがて長い鉄道の旅も終わり,とうとうフランクフルト空港駅に着きました。


お土産を買ったり,カフェに入ったりして時間を待ち,とうとう出発です。
免税手続の際,担当のおばさんが,免税品のチェックは厳しくなかったのに,スーツケースをきちんと整理して並べるということに小うるさかったのと,スチュワーデス(中国の航空会社?皆,モデルのようにスタイルのいい人ばかりでした)に対しては審査が非常に厳しかったことが印象に残りました。あと,手荷物検査が常軌を逸しているとしか思えないほど厳重で,金属類をすべて身からはぎ取られてしまい,ものすごく時間がかかったのが印象的でした。

留学の際や旅行も含めてフランクフルトを発って日本に帰るという経験はもうこれで4回目です。すっかりフランクフルト空港が身近な存在に思えてしまいます。

このゲートを超えれば,もうANAの飛行機が待っています。


楽しい旅行でした。また,ドイツに行きます。