帰ってきたFamily Physicianの独り言

札幌で家庭医療研修プログラムのディレクターをしています

オッズと検査

2005年03月08日 | 研修
結構医者の書いているウェブログってあるものですね。どれも勉強になるものが多いです。最近南国風のテンプレートに変わった万年研修医さんのブログからひろふみさんのブログへたどり着きました。日本ではインフルエンザはやっているようですね。 オッズなどについて、以前母校の勉強会MLで流した記事をちょっと流用してみます。 ケースA 45歳男性、特に既往歴ない方が咽頭痛と微熱が4日間という主訴で受診。バイタル問 . . . 本文を読む

ALSO

2005年02月26日 | 研修
先週ALSOを受けてきました。ALSOとはAdvanced Life Support in Obstetricsの略で、OB版のACLSにあたります。ただACLSよりも扱う項目が多く、Hands-onが多いのが特徴です。1st trimester complicationに始まりlabor dystocia, fetal surveillance, postpartum hemorrhage, p . . . 本文を読む

Legible

2005年01月26日 | 研修
カルテの文字が読めない・・・・。これは日米共通の問題である。カルテは言うまでもなく患者さんの診療記録であるが、医師を含めたヘルスケアプロフェッショナルのコミュニケーションの一部でもある。PCP(Primary Care Physician)いわゆる主治医、ナース、ソーシャルワーカーや呼吸療法士、理学療法・作業療法士、各専門医など様々な人が診療にかかわりカルテを記入する。患者さんの情報を得ようと思っ . . . 本文を読む

quality improvement

2005年01月20日 | 研修
今日はDiabetes discussion groupだった。これはquality improvementの一環で、糖尿病患者さんのケアの質を高めようという試みである。指導医は常々糖尿病に関する最新のエビデンスにあたり、このFHCで適用できる標準ケアを打ち出している。 各レジデント・指導医が担当している糖尿病患者さんのプロファイルが事前にプリントされ配られる。自分は3人の糖尿病患者さんを担当して . . . 本文を読む

折り返し

2005年01月15日 | 研修
今日で第7ピリオドが終わり、今年の研修も後半分を切りました。 一年を4週間単位で区切り、全部で年間13ピリオドの計算になります。明日から第8ピリオド、僕は病棟でシニアレジデントとしてインターン・医学生の教育と病棟患者さん全体のマネージメント、入院患者さんの割り振りなどを行うことになります。チームはインターン3名、レジデントが僕と3年目のジェイソン、そして指導医1名が2週間交代で加わります。 今回 . . . 本文を読む

レジデントナイト

2005年01月15日 | 研修
昨日はレジデントナイトだった。 これはレジデントの同じ学年(クラス)が集まって何かについて話し合ったり、食事をしたり、遊びに行ったり、と交流を図る場である。レストランに行くこともあればピクニックをしたり、誰かの家で食事会になったりもする。およそ月に一度開かれ、この日は他の学年が当直をカバーしあうことになっている。 昨日は同期のウルスラの家で食事会だった。ポーランド出身の彼女が故郷のレシピを皆に . . . 本文を読む

長すぎるprecept

2005年01月13日 | 研修
今日は同期のレジデントを呼んで鍋をした。ベトナムからきたレジデントで、独身でもありよく家に呼んで食事をしている。 その彼と先週一緒に外来をしていたときのプリセプターがR医師だった。R医師は指導医としては新人で、今年が初めての年になる。問題は彼の長すぎるプリセプトだ。15分の外来の枠で、問題なく帰した患者さんのプリセプトを計ってみるとなんと11分。その日は複数のワークアップが必要な患者さんも受診し . . . 本文を読む