ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

【がれきどころじゃない!】福島で除染廃棄物や間伐材を使ったバイオマス発電所が計画される

2013-05-26 | PM2.5

除染廃棄物を燃料化 

「廃材」発電、福島で続々

http://www.yomiuri.co.jp/feature/eq2011/information/20130521-OYT8T00448.htm

 東京電力福島第一原発事故後、再生可能エネルギーの導入が進む福島県で、除染で生じた廃材や間伐材を使ったバイオマス発電所の建設構想が相次いでいる。

 県や自治体は計6施設、総出力3万3000キロ・ワット超を見込み、除染の促進も期待している。ただ、焼却灰の保管場所などの課題は残ったままで、放射性物質の拡散を懸念する地元住民からは建設反対の声が上がっている。

 同原発の立地する大熊町は今年3月、除染廃棄物を使ったバイオマス発電所の建設計画案を環境省に提出した。100億円をかけて、森林除染で出た廃材を木質チップ化し、燃料にする計画だ。田畑の除染を兼ねて、放射性物質を吸着しやすい植物を田畑に植え、燃料化することも検討している。

 県は2012年3月、震災復興の柱として、40年をめどに再生可能エネルギーの生産量を、県のエネルギー需要量以上に増やす目標計画を設定した。バイオマス発電の発電量は、20年度に09年度の5・4倍を目指す。

 これを受け、大熊町の他にも、塙町、南相馬市、飯舘村、川内村、さらに中通り地方の計5か所で、県や地元自治体による木質バイオマス発電所の建設構想が持ち上がっている。いずれも国庫補助で建設し、電力会社への売電などで採算が取れるとみている。

 県内では、面積の7割を占める森林の除染がほとんど手つかずのままだ。仮置き場が不足し、除染で生じる大量の汚染廃材などを保管する場所がないことが、その一因となっている。県は「木材の放射性物質を灰に凝縮させれば扱いやすくなる」と期待するが、焼却灰の保管場所や、発電所周辺の安全確保などの課題は残されたままだ。

 県は今年3月、木質チップの放射性物質濃度を定期的に調べ、焼却灰の放射性物質濃度について、国が「廃棄物を安全に処理するための基準」とする「1キロ・グラム当たり8000ベクレル」を超えないように管理する指針を定めた。県の担当者は「放射性物質濃度の高い燃料は使わないので、発電所で出る灰は一般廃棄物として処理できる」と安全性を強調するが、住民の間には不安が広がる。

 14年度からの本格稼働を目指す塙町では、住民らが今月16日、建設中止を求める5276人分の署名を町に提出した。「塙町木質バイオマス発電問題連絡会」代表の吉田広明さん(57)は「放射性物質を含んだ焼却灰をどこで処理するのか。町からは回答がない」と憤る。

 大熊町の担当者も「除染廃棄物の量を減らせるとはいえ、中間貯蔵施設や最終処分場が決まらないうちは根本的な解決にはならない」と話している。

2013年5月21日 読売新聞)
 

 「100億円をかけて、森林除染で出た廃材を木質チップ化し、燃料にする」 なんて狂気の沙汰。焼却灰が8000ベクレル以下になるなら燃やすんだということです。このニュースを見て、私は、日本は詰んだと思いました。お金に狂った人間に政治をさせたのでそうなってしまったのか、政治家になったからお金に狂ったのかわかりませんが。100億円で町ごと避難したほうがいいと思います。

再生可能エネルギーも 私は疑問に思います。風力も低周波、バイオマスも汚染木なら放射性PMが出ます。 

今回のバイオマス発電、福島県は日本で2番目に面積が広く、森林資源が豊かな県ですが、原発の爆発で大量に放射性物質が降り注いでいることはデータが示しています。それなのにその場所の間伐材を燃やすとは、汚染地域で森林火災が起きたも同然です。

チェルノブイリ原発事故のあと、荒れた森から森林火災が起きました。火災は煙としてPMを放出、火災の際には周囲の放射線量が上がるという現象が起きました。森林火災によって放射能を含んだPMが大量発生し、風に乗って飛んでしまうため放射線量が上昇したわけです。

放射性物質を含むモノを燃やす⇒大気中に再拡散⇒二次被曝 ということを、自治体がなぜ理解しないのか本当に不思議です。バグフィルター安全神話に完全にやられています。

国も地方も行政が公害に加担してしまっています。しかも、煙は越境しますので近隣自治体だけでなく日本中に風は回ります。

もう、完全にナウシカの世界。腐海は無人エリアにして、そのままにして欲しいと私は思います。

以下のジャーナリスト山本節子さんの講演会動画をご覧下さい。

 

 

  

画家・ジャーナリスト 増山麗奈さんのレポート  http://youtu.be/QU6_jxgDSag

福島県東白川郡鮫川村で、8000bg/kgを超える稲わらや牧草を焼却する施設が建­設中です。 毎時200kg以下という小サイズなため、環境アセスも行われないまま工事が進められ­ています。

また、福島県の中で除染森林の焼却施設や溶融炉、除染森林を使ったバイオマス発電など­の事業が多数進んでいます。
東日本全域で処理しきれない8000ベクレル以上の廃棄物がかさんでいるいま、
環境省は8000ベクレル以上の廃棄物を各地で同じように処理する可能性もあります。

本来、環境を汚染した東京電力が責任を持って片付けるべき放射能が
経済的に弱い立ち場の人に押し付けられていきます。  

 

 

 

 

PM2.5 の成分検査をして公表すべきです。 健康と引換えの電気なんておかしい!

 

追記 1行目を訂正してます。すみませんm(_)m 

追記 薪と灰について

現在バイオマス発電が稼働中の会津若松市のHPより

http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2012112100033/

薪を燃やした後の灰には、最大で薪の182倍の放射性セシウムを含む試験結果が報告されておりますので、灰の取り扱いには充分にご注意ください。

 

  • 本市でも1箇所で調査が行われ、結果は薪が74Bq/㎏、灰が5,100Bq/㎏でした。なお、8,000Bq/㎏以下の灰は通常の処分ができます。
  • まきストーブ排出の煙による放射線被ばく量について

 

  • 環境省によれば、まきストーブの煙突から出る煙による周辺住民の被ばく量は「無視できる」レベルとのことで、安全性に問題はないということです。したがって、会津若松市ではまきストーブの使用を制限することはありませんが、使用にあたってはご近所に煙で迷惑がかからないように注意してください。

 

今までは100Bq/㎏ベクレルでドラム缶管理していたことには一切触れていません。煙の危険性も「無視できる」と言い切っています。ひどい行政だと思います。

http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/_files/00112444/tyousakekka.pdf  より

 

 

 

 



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