ブログ「風の谷」  再エネは原発体制を補完する新利権構造

原発事故は放射能による公害。追加被曝阻止⇒放射性廃棄物は拡散してはいけない⇒再エネは放射能拡散につながる⇒検証を!

道の駅が2200ベクレル/kgのコシアブラを販売。出荷者が産地偽装。販売済み84パック自主回収

2016-05-07 | 産地偽装

山菜から基準超えの放射性物質
05月07日 06時30分 NHK首都圏 NHK栃木

4月、栃木県栃木市の道の駅で販売された山菜から最大で国の基準の20倍以上の放射性物質が検出され、道の駅では自主回収を進めています。
山菜は東京電力福島第一原子力発電所の事故以降出荷制限がかかっている地域から持ち込まれたということで県は出荷前の検査を徹底するよう指導するとしています。
栃木県によりますと4月26日、栃木市の「道の駅にしかた」で販売された山菜のコシアブラから国の基準の最大で22倍となる1キロあたり2200ベクレルの放射性セシウムが検出されたと厚生労働省から連絡があったということです。
県の調査によりますとこのコシアブラは栃木市などに住む男性2人が道の駅に持ち込んだもので、原発事故以降山菜の出荷制限がかかっている市や町で採られ、制限がかかっていない地域のものとして、販売されていたということで、県が詳しい経緯を調べています。
道の駅では4月23日からの4日間で合わせて84パックのコシアブラを販売していて、ホームページなどで周知するとともに、自主回収を進めています。
栃木県は「販売された量を食べてもただちに健康に影響が出るわけではないが、農産物の直売所などに対し出荷前の検査を徹底するよう指導していきたい」としています。

 

セシウム基準値超の山菜販売 道の駅にしかた直売所、出荷者が産地偽装

下野新聞 5月7日 朝刊

県環境森林部は6日、栃木市西方町元の道の駅「にしかた」の農産物直売所で販売された山菜のコシアブラから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムが検出されたと発表した。県内の出荷制限区域で採れた野生のコシアブラを、県内の個人2人が出荷制限のない栃木市産と壬生町産と偽って販売していた。県は食品表示法違反などの疑いで2人を調査している。

 同部によると、厚生労働省が4月25日に抜き打ちで2パックを買い取り検査し判明した。一つは1キログラム当たり1600ベクレル もう一つからは2200ベクレルを検出県が販売者2人から事情を聴いたところ、出荷制限区域のコシアブラを交ぜて販売したことを認めたという。これまでに84パックが販売され、道の駅が自主回収している。

 

直売所の山菜から基準超検出 産地偽装の疑いも /栃木

毎日新聞2016年5月7日 地方版

県林業振興課などは6日、栃木市の「道の駅にしかた」の農産物直売所で販売されていた山菜のコシアブラから、国の濃度基準値(1キロ当たり100ベクレル)を上回る1600〜2200ベクレルの放射性物質を検出したと発表した。出荷制限区域の山菜が交じっていたといい、意図的に産地を偽装した食品表示法違反の疑いもあるとみて、県が採取地の特定などを急いでいる。

 県によると、商品は栃木市産(1パック60グラム)、壬生町産(同100グラム)として4月23〜26日に販売され、厚生労働省の買い取り検査で発覚した。計84パックが販売されたという。

 基準値超のものは県北地方で採取されたとみられ、県が聞き取りや、詳細な場所の特定作業を進めている。当該商品は、通常は表示されている栽培と野生の別が記載されておらず、意図的な偽装の可能性が高いという。高橋隆輔】

 

 (管理人より)今回は栃木の道の駅で、2200ベクレル/kgのコシアブラが販売済みになっていたというニュースです。 

原発事故後、東日本では山菜が高濃度に放射能汚染されているということは、行政もメディアも伝えていますので、これは有名な話です。

タラの芽やコシアブラは山菜天ぷらにすると非常に美味しく、旅館でも出てきます。私もコシアブラが好きで九州の道の駅で買って帰ることがあります。

厚生労働省の抜き打ち買取検査で発覚したわけですが、もう販売されたあと。手遅れです。

NHK報道は記事タイトルだけ見ると、販売済みということがわかりません。いやらしいタイトルだと思います。

 

原発事故以降、山菜の出荷制限がかかっている市や町で採られ、制限がかかっていない地域のものとして、販売されていた

4月23日からの4日間で合わせて84パックのコシアブラを販売。自主回収を進めている。


栃木県の地元紙の下野新聞、毎日新聞地方版では、産地偽装、それも「意図的な偽装」だと、NHKの報道よりも踏み込んで報じています。

 

県内の個人2人が出荷制限のない栃木市産と壬生町産と偽って販売

出荷制限区域のコシアブラをまぜて販売したことを認めた

当該商品は、通常は表示されている栽培と野生の別が記載されておらず、意図的な偽装の可能性が高い


高濃度に放射能汚染されて出荷制限がかかっているということを地元の人が知らないはずがないと思います。

「まじってた」というのと「まぜて販売した」というのは違います。意図的にまぜたのなら悪質であり、これは犯罪です。 

 

厚生労働省のデータより

 

2016年のコシアブラのデータに2200ベクレル/kgというのがありますね。産地がその他になっています。 

 

道の駅にしかたのHP  より どこかで聞いた有名なセリフ

 直ちに健康への影響がでることはありません 

 NHK記事にも、栃木県行政の発言として、同じことが書いてありますね。

 

売ってあったら一人が何パックか買って帰ってると思います。84パックも販売されています。コシアブラの天ぷらは美味しすぎるので、100グラムくらいはあっという間に食べてしまいます。

すると2200ベクレル/kgのコシアブラなら200ベクレルくらいは胃袋にそして全身に・・・・心臓に・・・臓器に一気に蓄積 ああ、後で健康への影響が出る可能性。

産地を確認しても、偽装されて、混ぜられたらどうしようもないということですね。道の駅自体の信用に関わると思います。

抜き打ち検査がなかったら・・・高濃度汚染コシアブラが誰にも知られることなく、だれかの胃袋に入っていたことになります。

どれだけ自主回収されるかわかりませんが、もう食べてしまってることでしょう。手遅れ。

 

栃木県HPより  引用

からの出荷制限指示品目

下記の市町に対し、平成26年7月18日現在、国の出荷制限指示が出ております。(赤字は今年度新たに制限指示があったもの。前年度からの制限指示も継続中です。)

荷自粛要請品目

下記の市町に対し、平成26年7月17日現在、出荷の自粛を要請しております。(赤字は今年度新たに出荷自粛を要請したもの。前年度からの出荷自粛要請も継続中です。)

 

 

放射性降下物があった地域の山菜は、どんなに美味しくても諦めなければなりません

 

 

東大 森 敏教授のブログより

 

コシアブラ  見た目では区別は付きません。


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