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産廃リサイクル工場の火災。屋根に設置されたソーラーパネルが燃えても伝えないメディアの愚

2016-09-11 | 産廃火災

宮城・蔵王のリサイクル工場で火災 付近に大量の煙

2016年7月30日01時24分  朝日新聞

 29日午後10時55分ごろ、宮城県蔵王町小村崎、廃棄物処理会社ジェーエーシーの「蔵王資源リサイクル工場」が燃えていると、119番通報があった。30日午前1時過ぎ現在も延焼中。建物からは炎が上がり、付近には大量の煙が立ちこめている。

 仙南地域広域行政事務組合消防本部によると、消防車17台が消火活動にあたっている。けが人や行方不明者はいないという。同社のホームページによると、工場では廃プラスチックなどから再生プラスチックの原料をつくっている。 

 

工場火災12時間後鎮火 宮城・蔵王

河北新報 2016/7/30

29日午後11時10分ごろ、宮城県蔵王町小村崎、建設解体業「ジェーエーシー」(本社・石巻市)の資源リサイクル工場から火が出ていると119番があった。
白石署によると、木材チップや廃プラスチックが焼け、約12時間後の30日午前11時半ごろに鎮火した。
出火当時勤務していた従業員6人や敷地内の寮に住む人は避難し、けが人はいなかった。仙南広域消防本部は消防車など17台を派遣した。

 

(管理人より)少し前の7月末の記事です。宮城県の産廃リサイクル工場で火事があったことに気づきませんでした。相当大規模な火災だったようですがメディアがほとんど報じていません。ネットで検索しても出てきません。

燃えているのを実況しているツイートなどのまとめがありましたのでそちらをご覧下さい。相当な煙と炎です。爆発もしているようです。

【火災現地画像】宮城県刈田郡蔵王町小村崎 産業廃棄物の処理工場で大きな火事

 

火災を起こしたのは「ジェーエーシー」。場所はこちら⇒グーグル衛星画像 この工場は東北自動車道沿いにありますから、車から火災を目撃した人も多いのではないでしょうか?

工場の屋根には、膨大な数のソーラーパネルが設置されています。屋根がしだったようです。 

 

会社のHPで 発電状況を確認できるようになっていましたが、今は発電ゼロになっています。工場の屋根に設置されていたソーラーパネルもおそらく焼失したと考えられます。

会社のトップページに、今回の火災についてのお詫び文章がありますが、燃えたものやソーラーパネルについては言及していません。

この会社は、震災がれきを受け入れ、除染事業も行う産廃企業です。

工場にあった廃プラスチックや木屑なども大量の煙を出し燃えたと思われます。

そもそも、産廃工場の火災は消火しにくいというのに、屋根のソーラーパネルが燃えていますから、さらに消火作業が難しかったのではないでしょうか。

消防車17台、消火までに12時間もかかっています。その間、有毒な煙が周囲に垂れ流されたことでしょう。

工場の中に放射性物質を含む廃棄物があったかどうかわかりませんが、もしそれがあったら、さらに煙は危険なものとなるでしょう。

ただでさえ、産廃置き場は火災が起きる可能性が高い場所です。産廃工場の火災が急激に全国で増えていることは、ずっとブログで指摘してきましたので読者の方はご存知と思います。

産廃リサイクル工場の屋根に太陽光パネルを設置してはいけないのではないでしょうか。

産廃企業は、企業イメージを上げるためにソーラーパネルを設置して自然エネルギーに取り組んでいることをアピールしたいのでしょうが、現実的にはこういった火災が起きるので迷惑にしかなっていません。

こういったグリーンウオッシュは本当に迷惑でしかありません。

火災で焼失する太陽光パネルは煙で大気を汚染するという点から、もはや公害原因だと認識しています。管理人は、太陽光発電自体、設置すべきではないと考えています。

参考 太陽光パネルは安全だと思ってる方へ見て欲しい情報(1)太陽光パネルの火事・火災について

参考 太陽光パネルが増えると消防士が感電・有毒ガス等の危険に晒される。東京消防庁はリスクを過小評価

今回の火災の原因はわかりませんが、場合によっては、それ自体が火災の原因にもなりうるからです。

参考 【驚愕】事故情報データバンクシステムには、太陽光発電システムの火災事故等の情報が220件も?!

今回のように、工場の屋根に設置されたソーラーパネルが火災で燃えた場合、メディアはそれを記事に書かないということもはっきりしました。

新聞が報じなくても、グーグルで調べればわかるんです。

ツイッターでは流しましたが、実は8月にも静岡のリサイクル工場で火災が起きていました。 

このときも、太陽光パネルが燃えたことを報道しませんでした。 

リサイクル工場2千平方メートル焼く 磐田、住民一時避難

静岡新聞 2016/8/15 06:58

14日午前2時5分ごろ、磐田市福田のプラスチックのリサイクル工場から出火し、鉄骨造りの工場兼倉庫など3棟計約2千平方メートルを焼いた。約6時間後に鎮火した。けが人はいなかった。
 市消防本部などによると、敷地内に置かれたプラスチックの廃材や隣接する事業所の建物3棟の外壁なども焼いた。磐田署と市消防本部が出火原因を調べている。同署などによると、工場では13日夕まで従業員が勤務していたという。
 現場は太田川河口の右岸で磐田市役所福田支所から南に約1キロ。市消防本部などが、3世帯計11人に近くの公民館への避難を呼び掛けるなど、現場は一時騒然となった。近くに住む男性(63)は「外に出たら、屋根より高い火柱とものすごい黒煙が上がっていた」と話した。

 倉庫の柱が曲がるほどの火の勢い、温度です。そして黒煙。

火災があったのは 永豊産業。プラスチック廃材とソーラーパネルが燃えて有毒な煙。 

https://twitter.com/oldblue2012/status/764854081923842048

 

 





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