昨日、北九州市役所に行き、個人として請願書を提出しました。秘書室に行き次長の二上さんに渡しました。数人でお話をしましたが、国の「がれき安全神話」まる信じの受け答えでした。放射性物質についての知見はなく、バグフィルターの処理についても環境局でないのでわからないという答えでした。
私は5月に、市民団体が出した公開質問状への回答を聞きに行きましたが、その時の資料には回答としてこう書いてありました。↓
③、原子力関連施設では、100ベクレル/㎏を超える汚染物質は放射性物質として厳重な管理のもとに置かれています。例えば、「三十分から三年」と言われるほどにバグフィルターの寿命は短いわけですが、放射能に汚染されたバグフィルター等の取り扱いはどうなっていますか。
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回答
一般的に廃棄物焼却炉のバグフィルターの寿命は4~6年程度です。バグフィルター取替時は、バグフィルターの逆洗作業を実施することで、バグフィルターから放射性セシウムを含んだばいじん及び消石灰、助剤等をほぼ完全に除去することが可能であると考えています。また、ばいじん等を除去した後のフィルターは、焼却施設で災害廃棄物と同様に焼却し安全性を確保することとしています。
仮に百歩譲って99.9パーセントセシウムが補足できてたとして、逆洗作業って何?洗うの?水で?じゃその汚染水はどこに行くの?海? 台所のスポンジじゃあるまいし!
しかも、洗った後、焼くって??洗ってどのくらい落ちるの?そのあと焼いたら、結局、灰がまた強烈に濃縮するでしょう!!その灰を今度は響灘に埋め立て??「焼却し安全性を確保する」って、焼く方が危険では??
そんなむちゃくちゃな取り扱いでいいんですか?!!
と聞いたら、「詳しくはわかりません・・・」 (呆)
「放射線」と「放射性物質」を混同して使ってるような状態だったので「『人間と放射線』(ゴフマン)を読んで勉強してください」と言いました。一応、メモしていましたので
読んだかどうかまた聞いてみるつもりです。この本は小出先生も超おすすめの本です。ちょっと高いですけど素晴らしい。昔はもっと高かったそうです。
新装版 人間と放射線―医療用X線から原発まで― | |
明石書店 |
みなさん、環境局に電話して聞いてみてください。そして、電話担当者が答えられなかったら翌日までの宿題にしてさし上げてください。同じ人にもう一度聞いてください。そして、市職員に放射能の知見がないなら受け入れは撤回するよう言ってください。
決まったことでも取りやめにできることをお伝えください。
【お知らせ】 秘書室の応接室はとても広くて、椅子もたくさんありました。10人は入れますし、ベビーカーも入れる広さでした。
本焼却の日程を聞いたら「わかりません」とのこと。そんなわけないとは思いながら市役所から出ました。あ~疲れた。
北九州市長及び北九州市民に対して補償を求める請願書
平成24年 月 日
北橋健治 殿
北九州市は震災がれきの受け入れ処分をこの8月から開始するとの事ですが、他の自治体は国の基準や指導のあり方に対し、住民を守る事ができないと判断、受け入れを断っています。それをしない北九州市は、国に責任を転嫁するのではなく、自治体として責任を負う必要があります。
震災がれきに含まれる放射性物質や有害物質(アスベストやヒ素、六価クロムなど)は微量であっても健康被害を起こさせうるものであり、水道水への影響、漁業、農業などの一次産業に於ける被害、また、海水浴など海での娯楽も屋外でのスポーツも安心してできなくなること、そして生態系への影響など、がれき焼却の与える悪影響は想像を超えるものになります。
私たちは、目に見えない脅威に怯えながら神経を擦り減らす日常生活を強いられるのです。
海も土地も仕切る事はできず、私たち市外の住民であっても、この危険極まりない事業を到底黙認する事はできません。
国のやろうとしている事は、日本中でこれから起きる健康被害をうやむやにさせる様な事であり、関東からの人や企業の流出を阻止するため、また、地価の暴落を防ぐために全国を一律に汚染させようとするのではないかと考えます。その暴挙を支持する北九州市の判断によって全国民が被害を受ける可能性のある危険な事業は決して甘受し得るものではありません。
以上のことから、北九州市長に対し、下記の補償内容への署名捺印を求めます。
東北地方太平洋沖地震で発生した瓦礫焼却を北九州市が行った場合は、「北九州市民の税金」を使い、北九州市周辺自治体の汚染を焼却前の数値になるよう除染をする事、また、健康被害にたいしての補償、健康被害をうける以前の状態に戻すことを確約します。
北九州市長
署名 印
請願者
住所氏名
印
今月末の本焼却の前にもう一度、焼却工場の位置、距離感の確認をしていただくため再度地図を掲載します。
小野田の焼野のきららビーチあたりは19㎞です。宇部市役所まで26㎞。
北九州市には本焼却を前に4つモニタリングポストができたそうです。それも「風評被害を防ぐために」。以下転載
宮城県石巻市からの震災がれきの受け入れが始まるのを前に、北九州市内の4か所に、空間の放射線量を測定するモニタリングポストが設置されました。
モニタリングポストは、石巻市から運んだ震災がれきを処理する小倉北区、門司区、八幡西区の焼却工場や、若松区の焼却灰の埋め立て処分場の周辺のあわせて4か所に、それぞれ設置されました。
測定した空間放射線量は、表示板に数値で示されるほか、文部科学省のホームページでも公開されています。
●北九州市環境局・江藤優子大気騒音係長
「実際に処理を行っても、空間放射線量に変化がないというところを、実際にこういった表示で目で見ていただく目的で、モニタリングポストを設置しました」
モニタリングポストは、震災がれきの処理をめぐる風評被害対策の一環で、環境省がおよそ700万円をかけて設置しました。
モニタリングポストは市民の命を守るために設置するものではないのでしょうか?対岸の宇部市にもつけるべきです。
山口県のモニタリングポストは現在5ヶ所。(萩・下関・山口・岩国・周防大島)福岡県は11か所。宇部市・山陽小野田市にはありません。↓
私は5月にガイガーカウンターを2つ買いました。
こういった状況に納得のいかない方、毎週金曜日、宇部市役所前からウオークをしています。一緒に歩きませんか?今日も静かに歩きました。思い思いのカードをもって。静かだけど、それぞれの思いは強いですよ!