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[国産ジェット機]三菱重が受注活動開始

2007-10-10 | 業界ニュース
<コメント>

半世紀ぶりに、国産旅客機が大空へ!

 2012年就航を目指している三菱重工業は、国産ジェット旅客機『MRJ』の受注を開始すると発表。国産旅客機の製造販売は、輸送機設計研究協会(日本航空機製造)が開発した『YS-11』以来。
 今回開発される『MRJ』は近中距離用旅客機として使用される予定で、座席数が70~90席。現在トラブル続きの『ボンバルディア機』の後継機種として期待されている。


<国産旅客機関連リンク>
MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)
Honda Jet
YS-11(ウィキペディア)


日の丸ジェット受注へ 事業化来春判断 三菱重が旅客機仕様決定 10月10日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 三菱重工業は9日、2012年就航を目指す国産ジェット旅客機「MRJ(ミツビシ・リージョナル・ジェット)」の仕様を決定し、受注活動を始めると発表した。心臓部のエンジンには燃費性能の優れた米プラット&ホイットニー(P&W)社製を採用した。受注状況をみながら、来春に事業化の最終判断を下す。悲願の“日の丸ジェット”の離陸がいよいよ最終段階に入った。
 三菱重工の佃和夫社長は同日の会見で、「課題を克服できる見通しがたった。長く欧米企業のパートナーにとどまってきた国内航空機産業の宿願達成に挑戦する」と述べ、事業化に強い自信を示した。価格は「30億から40億円程度」という。
 エンジンの選定ではメーカー3社と協議していたが、P&Wが新開発したエンジン「GTF」を選んだ。燃費を従来比2~3割向上させたほか、騒音が小さく、整備コストを低減できるなどの強みを持っている。
 すでに骨格部分の開発を終えており、エンジンが正式決定したことで、航空会社への正式な販売提案に乗り出す。事業化が可能と判断すれば、来春にも開発や製造、販売を行う新会社を設立し、正式に民間航空機事業に参入する計画だ。
 MRJは隣国など比較的短い距離を飛ぶリージョナル・ジェットと呼ばれる小型機で、座席数が70~90席。原油高による燃料費の高騰を背景に燃費性能に優れた中小型機への切り替えが進んでおり、リージョナルジェットも今後20年間で5000機の需要が見込まれている。
 三菱重工は「燃費を中心とした圧倒的な性能」(戸田信雄・航空宇宙事業本部長)を前面に打ち出し、先行するカナダのボンバルディアなどのライバル機に対抗する考えだ。最終的に「少なくとも1000機」(佃社長)の受注を目指す。
 国産旅客機の開発は、1962年に初飛行したプロペラ機「YS-11」以来、ほぼ半世紀ぶりとなる。三菱重工業のほかにも、川崎重工業やホンダも計画を進めている。


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