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[ADO]エア・ドゥ機鳥衝突し翼に穴

2006-05-17 | 事故・事件・トラブル
<コメント>
 鳥が着陸寸前のエア・ドゥB767-300型機の右翼に衝突し、約30センチ四方の穴が開いた。衝突した飛行機はそのまま無事着陸し、負傷者などはなかった。
 穴は右翼前縁部と思われるが、フラップが破損しなかった事は不幸中の幸いだった。
 トラブルは高度約600メートル(約2,000フィート)で降下中。また速度は定かではないが、約150ノット(約280キロ)程度だったと思われる。ちょうど新幹線の走行スピードと同じ程度。
 鳥が多い場合、空港近辺では爆発音を流して飛散させるが、空港から数キロ離れたいた場所のため、防御策はとられていなかったと思う。
 また報道によると、右エンジンも被害を受けたようで、推力が著しく低下したか、停止したと思われる。2,000フィート上空なので、すでにILSに乗り下降しており、自動操縦は解除されていたのではと思う。そうなるとトラブル後、推力の弱った右側へ機首が向き、修正するため左足ラダーをあてた状態で着陸したと予測出来る。シミュレーションで訓練しているとはいえ、さすがプロ。
 翼に穴が開いても無事着陸できる飛行機。やはり飛行機は私達が想像する以上に安全な乗り物かもしれない。

(時事通信) - 5月17日2時1分更新
 北海道国際航空(エア・ドゥ、札幌市)は16日、15日夜に羽田発新千歳空港行きのボーイング767が着陸直前に鳥と衝突し、右主翼に約30センチ四方の穴が開いたことを明らかにした。乗客にけがなどはなかったという。
 この影響で、同機を利用する15日から17日の羽田~新千歳間の計15便が欠航することになった。
 同社によると、15日午後8時45分ごろ、同機が降下途中の高度600メートル付近で鳥数羽と衝突。右主翼に穴が開いたほか、右主翼と右エンジンカバーにへこみが3カ所程度できた。 

(読売新聞) - 5月17日1時49分更新
 北海道・新千歳空港に15日夜、着陸しようとした北海道国際航空(エア・ドゥ)の羽田発25便(ボーイング767―300型機)に鳥が衝突、同便の右主翼に約30センチ四方の穴が開き、右側エンジンなどが損傷したことがわかった。
 同便はそのまま着陸し、乗客らにけがはなかった。
 同社は「高度600メートルで、4、5羽の鳥がぶつかった」としている。
 このトラブルの影響で、同社では機体修理のため、15~16日の東京―新千歳間の計7便を欠航。17日も同区間の8便を欠航とすることを決めた。

☆エア・ドゥのホームページ
※写真はトラブルと同型のB767-300型機


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