私家版 野遊び雑記帳

野遊びだけが愉しみで生きている男の野遊び雑記帳。ワンコ連れての野遊びや愛すべき道具たちのことをほそぼそと綴っていこう。

ポンチョを着る秋がいまから待ち遠しい

2012-06-20 00:40:09 | Weblog
☆ポンチョを着てガウチョ気分 
 今季、2枚のポンチョを買った。もともと、ぼくは「ポンチョ好き」である。だから、これがはじめてのポンチョではない。すでに何枚か持っている。
 ぼくのポンチョにはふたつの種類がある。ひとつはポンチョ本来の防寒防風のためのものであり、もうひとつが雨具としてのポンチョである。

 前者のポンチョをこれまで2枚持っていて、ガウチョ気分で真冬に使ってきた。ひとつは、アンデスっぽい製品だが重いのとかさばるのと派手すぎてなかなか着こなせないできた。
 もう1枚はアクリル製の安物だが、軽いのでキャンプのときはもっぱらこちらを使っている。ただし、火の粉にはまったく無力だとわかるから焚火には近づかない。
 
 雨具としてのポンチョもすでに2枚ある。
 キャンプ地で雨に見舞われたらさぞや便利だろうと思って買ったのが7年ばかり前。ミリタリー(軍用)ほどではないが、かなりヘビーデューティーでグランドシートとしても使えるからいつもクルマに常備してある。ところが、実は一度も袋から出していない。
 その後、イヌの散歩用にもう1枚薄手のやつを買って家に置き、こちらは大雨でないかぎり、頻繁に使っている。
  
 雨具としてのポンチョは、家で使ってみてわかったのだが、一度濡れるとあとの始末がけっこう厄介だ。キャンプ地だったりすると、スクリーンタープの中に吊るして干さなくてはならないから邪魔になる。
 セパレート型のレインギアなら着たままで乾かすこともできるが、ポンチョとなるとスクリーンタープの中でさすがに着たままはうっとうしい。ましてや、濡れていたらなおさらだ。

 ちなみに、雨のキャンプサイトで過ごすとき、普通の雨だったら傘がいちばん便利である。トイレへいくとか、水汲みにいくとかがせいぜいだからだ。使い終わったらすぼめて立てかけておけばいい。 
 むろん、設営や撤収など作業がともなうときは、やっぱりセパレート型の雨具になる。素材はゴアテックスなどの透湿性のものでないと作業中に汗まみれになるのはいうまでもない。

 まだ未使用のものさえあるというのに、今季、ポンチョを2枚ゲットしてしまった。
 1枚はコットンで、春や秋の朝晩に羽織るためだ。焚火のときに化学繊維のアウターが火の粉で穴が開かないためにも有用かなと思ったけど、何年も焚火をしていなかった。

 買ってから気づいたことがふたつある。ポンチョの名称が「ファイアーポンチョ」というから、やっぱり焚火の火の粉を想定したポンチョなのだろう。
 もうひとつがブランドである。「グリップスワニー」は、アウトドア用の皮革グローブのメーカーとして、ぼくが知るかぎりはナンバーワンである(このテーマは稿をあらためて検証してみたい)。

☆フィールドにはけたたましいデザインだったかな? 
 ゲットしたもう1枚はColombiaのショップで夏用のパンツを物色しているときに見つけたレインギアとしてのポンチョである。さまざまな派手な柄のポンチョがあるなかで、この写真の柄のものがどうしてもほしくなり、迷わずに買ってしまった。3枚目ということになる。
 
 この柄がなかったら買っていなかったほど、気に入ったけど、こいつをフィールドで使うにはいささかけたたましすぎるような気がしてならない。きっと、犬の散歩用として街中で使うことになるだろう。

 色については、ファイアーポンチョの赤もさんざん迷った。モスグリーンやグレー系の色合いのほうがいいのではないかと……。しかし、実際に着てみるとどうもしっくりこない。つまり、汚いのである。
 ポンチョがではなく、着たぼくが汚いのである。年寄りにはやっぱり暗い色は合わない。ま、この赤が似合うかというとそれも疑問だけど……。
 
 ファイアーポンチョはすでに4月末のキャンプで活躍してくれた。これから夏場に向かい、焚火をしないかぎりは留守番になるだろうからいささか寂しい。
 秋を迎えたら、足元はAIGLEのラバーブーツで決めてフィールドに出かけたいものだ。
 自己満足ではあろうが、そんなお洒落気分もアウトドアには大切なファクターだとぼくは頑なに信じている。


あれからの1年……

2012-06-19 00:05:28 | Weblog

 最愛のキャンプ同伴犬・シェラ(♀)が死んでしまって4か月あまりになる。
 昨年の7月にむぎ(♀)を喪い、そしてまた2月6日にシェラを見送った。むぎは突然だったが、シェラはガンを宣告され、苦痛に耐えての最期だったのが辛かった。痛みに苦悶するシェラを見かねて最後は安楽死を選択した。
 前の晩、ぼくはシェラに朝まで添い寝をして、「明日は楽になろうね」と話した。じっとぼくを見つめてそれを聞いてくれたシェラの目がいまも忘れられない。
 睡眠薬を注射してもらい、穏やかに安らかに息を引き取ったシェラの姿にむしろほっとしたものだった。
 「シェラ、よかったね。これでゆっくり眠れるね。お疲れさま。むぎが待っているよ。17年間、幸せをくれてありがとう」
 ぼくは心からそう思い、覚めることのない眠りについたシェラに語りかけた。


 シェラが亡くなる4か月前、わが家はむぎ(上の写真)のいない喪失感に負けてコーギーのパピィを迎えていた。このルイ(♂)と名づけたコーギーがやってきたのは10月1日だった。
 むぎが消えてしまい、いかにも寂しそうなシェラがどんな反応をみせるかなと期待したが、容易には心を開いてくれなかった。ルイのほうはシェラに近づきたくてウズウズしていた。だが、すぐに跳びつくので、足腰の弱っていたシェラにはただただ迷惑以外のなにものでもなかった。一日の大半を寝てすごすシェラのじゃまにならないようにと、ルイは大半の時間をサークルの中へ閉じこめた。
 この子たちをキャンプに連れていったらどうなるだろうか。ぼくは暗澹たる思いで二匹の犬をながめていた。
 
 シェラの首にあるしこりの検査の結果、悪性だとわかったのは、ルイがきてまもなくだった。おそらく、年は越せまいと覚悟した。
 そうこうしているうちに年末になり、幸い新しい年を迎えていた。当然ながら恒例の年越しキャンプは見送った。キャンプ場から「予約をいただいていますが、どうなさいました?」という電話が暮れの30日の夜にあった。キャンプ場のスタッフのどなたかが気を利かせて予約を入れておいてくれたのだろう。
 
 2月にシェラを送り、5月のキャンプに躊躇したが、連休の前半を使って松本にある「美鈴湖もりの国オートキャンプ場」へ出かけた。
 ここはシェラやむぎと数回きているが、4年前のゴールデンウィーク以来である。直前にキャンセルが出たのか、幸いにして滑り込むことができた。


 ルイのキャンプデビュー(上の写真)である。
 4年前には場内のサクラが満開だったが、今回はまだツボミが固い。下界の松本市内がちょうど満開だった。
 ルイのために折りたたみのケージを買って持参した。クルマも買い換えていた。2週間前に衝動買いし、キャンプ出発の前日が納車という、わが家らしいドタバタぶりだった。

 結局、ルイのキャンプデビューは課題を残して終わった。音に対して敏感に反応するルイの性格が裏目に出たのである。夜、よそのサイトから聞こえてくるイビキに神経質になり、ときおり吠えて朝を迎えた。
 まだ薄明のなかをぼくはルイを連れて散歩に出た。どこからイビキが聞こえてくるかを教えるためもあったが、その夜も同じだったから効果はなかったといっていい。ただ、ルイのおかげで最初の朝は林道を歩き、二日目の朝は美鈴湖を一周することができた。
 
 さて、次は梅雨明けのキャンプとなるが、どんな展開になることやら……?
 ただ、シェラとのキャンプでもハプニングはときたまあった。1歳のときのゴールデンウィークはキャンプ場のたくさんの人の気配に落ち着かず、最初の夜をぼくとクルマの中で寝た。晩年にも何かに怯えて寝られず、やっぱりクルマに移動してぼくとひと晩を過ごしたことがある。そんなことが何度かあった。
 
 ルイはシェラのような神経質な犬ではないと思っていたが、デビュー戦での意外な展開に面食らった。そいうい意味では、むぎがいちばんキャンプ犬としての資質を備えていたといっていいだろう。まったくぼくたちに手間をかけず、いつも、テントの外で見張りをしてくれたのだから。
 ルイの今後に期待したいところだが……。

新しい防水カメラをゲットしたから……

2012-06-17 23:24:31 | Weblog

 新しいカメラを買った。
 デジカメは一眼レフも含めて10台近く持っているので今度のカメラは女房には内緒にしている。バレると、「わんこ撮るだけなのになんでそんなにカメラが必要なのよ」と嫌味をいわれかねない。ま、たしかにそのとおりなのだが……。

 6年前に買った赤い「μ 725SW」は、ヤフーの掲示板仲間の推薦もあり、「水深5mまでの水中撮影と落下衝撃に強い構造を実現」という謳い文句に惹かれて買った。以来、雨のときにかぎらず、アウトドアで酷使しても期待を裏切らなかったが、このところ、電気系統が不調になり出番がなくなっていた。
 
 新しいシルバーの「Tough TG-820」は、「水中10m、防塵設計、衝撃、寒さに強く過酷な環境で安心の動作」とますますタフネスになっているけど、ぼくのアウトドア・ライフにはまったくのオーバースペック。とくに水中撮影は、これまでそういう使い方をする機会がなかったし、これからもきっとないだろう。
 
 最初は、この6月に発売された「Tough TG-1」を買うつもりだったが、これはもっとオーバースペック。しかも重い。 
 ぼくにはいちばん安価な「TG-320」や、次に安い価格の「TG-620」でじゅうぶんなのだが、色が気に入らなかった。TG-820のシルバーがよくてこれにした。ネット通販だと2万5,000円代からあるけど、面倒なので近くの量販店で購入した。5,000円ばかり高いので迷ったが、結局、買ってしまった。

 昨日はアウトドア・ショップで夏用の衣類も数点買った。このところ、相次いだ愛犬の死に加えて仕事が忙しくてご無沙汰気味のキャンプだけど、新しいカメラをデイパックに入れて出かけたくなった。