ビーンの不定期日記

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 「思いつき
   いかげん日記」

医者の心

2017-06-05 21:35:11 | 日記
姪(死んだ長兄の娘)は医師です。
国立大学の附属病院に勤務しています。

麻酔医です。

結婚して関西に住んでいますが、身内が病気で入院すると、直ぐに東京へ上京してくれ、見舞ってくれます。 

亡くなった父が入院してた時も、
亡くなった次兄が入院していた時も、
そして、いま母(姪にとっては祖母)が老人ホームから病院へ移った時も、いち早く上京してくれて、容態を見てくれます。

全くのところ、身内に医者がいる、ということは頼りになり安心感を持つことができるものです。

何と言っても、
「助かる」「助からない」を冷静にハッキリと言ってくれるのですから。
私にとって、身内の医者の姪が言う事ほど、信じられるものはありませんから!(苦笑) 


ところで、

私はその姪から学んだことがあります。
姪から"人間の心"を学んだ気がします。
 
それは、
昨年の9月、
母が体調を崩し、老人ホームから病院へ入院した時のことです。 

知らせを受けて、翌日私は仕事を休んで病院へ行きました。
すると、もう病室には関西から駆けつけた姪がおりました。

その時、私が"ハッ!"と気がついたのは姪の手でした。
苦しそうに息をする母の手を優しくずっと握っているのでした。 

私はその姿を見て思いました。
患者の心に寄り添うことの大切さ。
人間の死には冷淡だと思っていた医者の姪から、人間の心の暖かさを教わりました。

それ以降、私は母を見舞うときは、必ず手を握ったり、胸に手を当てたり、髪を軽く撫でたりしています。

心の温もりが伝わりますように、と。

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