フェレーロの独り言

私フェレーロ(仮名)が経済や日常を中心に分析、自身の考えを時事書き込んでいく日記帳です。

IS掃討作戦中米軍兵士が死亡

2015-10-25 05:03:32 | 日記

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151023/k10010279521000.html

ISと戦うクルド人部隊の訓練をしていた米国特殊部隊の兵士が死亡した、と報じています。

以前にもここで「米軍が直接軍を派遣しなければ米国は負ける」と書きましたが、とうとう初めての米国兵士が死亡しました。ここが大きな分岐点になるかと思われます。米国と言う国は日本と違い良くも悪くも戦争に慣れた国です。他国の兵士が何万人死んだ所で大統領が方針を変えることは考え難い。議会の承認を得るのが困難だからです。ところが米兵、それもエリートの特殊部隊兵となれば風向きが変わる可能性があるのです。

米国と言う国は史上最強の軍隊を持っています。これは中国とは次元が違うレベルです。本気になれば世界とだって互角には戦えるでしょう。だが1番の敵はこれは日本も同じですが国内にいるのです。米国は基本的に大統領の決断と議会の承認が全ての国です。そしてこのどちらかが戦争に傾けば容易に開戦の口火を切れる国なのです。湾岸戦争はブッシュの決断だけでした。そして今度はオバマですから軍をまだ動かさないかも知れません。ですが議会が後押しをするのではないか?と考えられるからです。そうなると既にレームダック政権であるオバマは議会に圧される格好で軍を動かす可能性は高い。

仮にどちらも動かない、となると死亡した兵士の家族はどうでしょう?報復攻撃を議会に迫るのではないでしょうか?顔を潰された国防総省はこの家族から提言を支持し、議会の議員の何割かはそれを開戦に結び付ける行動に出る可能性がある。結局のところ米軍が動かなければISとの戦いは米国の撤退という事実上の敗北になる可能性が高い。ロシア軍が参加しているのも米参戦の口実にはなるでしょう。少なくともこれまでの米国であれば人権擁護などと理由を付けて参戦するはずです。オバマがどこまで覇気があるのか全く読めませんが。これでも動かないなら南シナ海有事でも動かないのではないか、と思っていますが・・・


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