かつて中国がそう呼ばれたのは18世紀、欧州の人が広大な見果てぬ中国にそういう幻想を抱いたのも無理はない。しかしその幻想はイギリスとのアヘン戦争で木っ端微塵に砕かれました。本格戦闘は1840年からですが、その前哨戦とも言える戦いは1839年中国から逃げていた外交官チャールズエリオットは東インド艦隊の軍艦2隻(偶然なので艦隊で来たわけではない)を使って清に対して反撃をします。わずか2隻で1839年9月4日に九竜沖砲撃戦、11月3日に川鼻海戦に及んで清国船団を壊滅させた。
その後清への派兵が議会で可決され1840年8月までに軍艦16隻、輸送船27隻、東インド会社所有の武装汽船4隻、陸軍兵士4000人が中国に到着。1841年には清が講和条約に応じ停戦するも、艦隊が去るや否やすぐさま条約の締結を破棄、再び戦争が始まる。しかしやはり中国軍は弱く、一方的な戦闘で本土を次々と占拠されます。1842年に南京条約が締結され終戦になりますが、艦船数では10倍以上の戦力がありながらイギリス艦隊16隻の前になすすべなく敗れた中国軍。後に「眠れる豚だった」と揶揄される事も多い。
これは現代の中国軍でも言えそうです。数だけで見れば航空機4000機はアメリカの17,000機には及ばないが世界2位の規模です。だが航空戦力が世界2位だと言う軍事評論家は居ません。なぜなら現代戦は単純な数の勝負ではないからです。無論戦闘機のキルレシオが同等ならば数が多い方が圧倒的に有利だが、艦船もそうだが古い物が多く、稼働率も疑問視されているからです。早い話戦闘機の能力が低い、パイロットのレベルが低い、などです。
米軍が世界最強と言われるのはこの質の高さが大きい。単純に数で比較すれば陸軍だけで230万と言われる中国軍の前には歯が立ちません。それでも戦えば米軍の圧勝でしょう。
軍事だけでなく経済面もそうです。果たして中国の経済は本物なのか?様々な分析がありますがまずジニ係数が異常。普通0.5で革命が起きる、と言われますが中国は0.6台です。これだけ格差があるのに政府が維持できている、と言うのは共産党独裁だからでしょう。以前知り合いの中国人(ハーバード卒のエリート)と話した際も「共産党支配が好きな者も殆どいないが逆に独裁政権でなければ13億人を統括など不可能でしょう。」と言っていた。現在中国本土では年間1万件を越えるデモが起きています。天安門のような死傷者も多数出ているが報道は一切報道しない。中国ではネットも閲覧し都合が悪い情報は流さない。YOU TUBEすら見ることが出来ません。
日本は1991年バブル崩壊と共に緊縮財政を取り暗黒の20年を作ってしまったが、中国の資産バブルは2010年には起こっていると思われます。それまで急成長だった鉄鋼出荷量、鉄道物流量が鈍化し、不動産価格の上昇が止まりました。もし日本ならばここでGDPもストップしてますが、中国はお構いなしに不動産、公共事業など投資を続け、とにかく遮二無二成長を続けます。
しかし2012年明らかにおかしい現象に遭遇する。鉄道物流量がアメリカのシンクタンク調べで20%もダウンしているのにGDPは依然7%以上の成長を中国政府は発表したのだ。イギリスの調査でもエネルギー消費が2010年以降横ばいなのになぜかGDPは右肩上がり。つまり2010年以降は政府が成長を誤魔化してるフシがある。経済界全体が中国政府の「大国」と言う幻想に騙されている可能性がある。
何しろ中国は広い。地方によって満足に統計さえ取られていない。軍事も3つに分散され共産党が全軍把握しているわけではないとも言われる。昨年だったか、中国共産党幹部が「GDPは盛られている」と暴露。その実数は共産党本部もわからないらしい。何しろ地方に目標を掲げ、達成しなければ処分されるので虚偽の達成報告ばかりで、それを合算してGDPとしているそうで。これってただの「目標」に過ぎない。こんな事やってる国が大国とか言われてもね。
その後清への派兵が議会で可決され1840年8月までに軍艦16隻、輸送船27隻、東インド会社所有の武装汽船4隻、陸軍兵士4000人が中国に到着。1841年には清が講和条約に応じ停戦するも、艦隊が去るや否やすぐさま条約の締結を破棄、再び戦争が始まる。しかしやはり中国軍は弱く、一方的な戦闘で本土を次々と占拠されます。1842年に南京条約が締結され終戦になりますが、艦船数では10倍以上の戦力がありながらイギリス艦隊16隻の前になすすべなく敗れた中国軍。後に「眠れる豚だった」と揶揄される事も多い。
これは現代の中国軍でも言えそうです。数だけで見れば航空機4000機はアメリカの17,000機には及ばないが世界2位の規模です。だが航空戦力が世界2位だと言う軍事評論家は居ません。なぜなら現代戦は単純な数の勝負ではないからです。無論戦闘機のキルレシオが同等ならば数が多い方が圧倒的に有利だが、艦船もそうだが古い物が多く、稼働率も疑問視されているからです。早い話戦闘機の能力が低い、パイロットのレベルが低い、などです。
米軍が世界最強と言われるのはこの質の高さが大きい。単純に数で比較すれば陸軍だけで230万と言われる中国軍の前には歯が立ちません。それでも戦えば米軍の圧勝でしょう。
軍事だけでなく経済面もそうです。果たして中国の経済は本物なのか?様々な分析がありますがまずジニ係数が異常。普通0.5で革命が起きる、と言われますが中国は0.6台です。これだけ格差があるのに政府が維持できている、と言うのは共産党独裁だからでしょう。以前知り合いの中国人(ハーバード卒のエリート)と話した際も「共産党支配が好きな者も殆どいないが逆に独裁政権でなければ13億人を統括など不可能でしょう。」と言っていた。現在中国本土では年間1万件を越えるデモが起きています。天安門のような死傷者も多数出ているが報道は一切報道しない。中国ではネットも閲覧し都合が悪い情報は流さない。YOU TUBEすら見ることが出来ません。
日本は1991年バブル崩壊と共に緊縮財政を取り暗黒の20年を作ってしまったが、中国の資産バブルは2010年には起こっていると思われます。それまで急成長だった鉄鋼出荷量、鉄道物流量が鈍化し、不動産価格の上昇が止まりました。もし日本ならばここでGDPもストップしてますが、中国はお構いなしに不動産、公共事業など投資を続け、とにかく遮二無二成長を続けます。
しかし2012年明らかにおかしい現象に遭遇する。鉄道物流量がアメリカのシンクタンク調べで20%もダウンしているのにGDPは依然7%以上の成長を中国政府は発表したのだ。イギリスの調査でもエネルギー消費が2010年以降横ばいなのになぜかGDPは右肩上がり。つまり2010年以降は政府が成長を誤魔化してるフシがある。経済界全体が中国政府の「大国」と言う幻想に騙されている可能性がある。
何しろ中国は広い。地方によって満足に統計さえ取られていない。軍事も3つに分散され共産党が全軍把握しているわけではないとも言われる。昨年だったか、中国共産党幹部が「GDPは盛られている」と暴露。その実数は共産党本部もわからないらしい。何しろ地方に目標を掲げ、達成しなければ処分されるので虚偽の達成報告ばかりで、それを合算してGDPとしているそうで。これってただの「目標」に過ぎない。こんな事やってる国が大国とか言われてもね。