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政治は誰がやっても同じではなかった!

2009年01月03日 11時50分33秒 | 思想信条
「植草一秀の知られざる真実」の今日の記事「市場原理主義者の詭弁-NHKスペシャルから-」は、小泉竹中政権が犯した、過ちを事細かに説明しておられる。
さすが経済学者のブログだと思った。
やっぱり植草さんが捕まったのは冤罪だったに違いないと、改めて確信した。

それにしても何と汚い事をする輩であったことか、小泉竹中一派は!
以前の記事によると、りそなの報道に関わった新聞記者で不審死をされた人も有るというから凄まじい。
(りそな銀行はその後、自民党に対する融資を激増させた。この重大ニュースをスクープしたのが朝日新聞だった。しかし、この重大事実をスクープしたと見られている朝日新聞の敏腕記者はスクープ記事掲載と同時に東京湾で死体で発見されたと伝えられている。《記事中一部引用》)

小泉、竹中という人たちは、そこまでして日本をどうしたかったのだろうか?
今あらゆる所で、そのひずみが出て国民が苦しんでいると言うのに、竹中平蔵は、未だに平然として今の困った状態は、改革を途中止めにしたからだと嘯いているらしい。
彼等は本当に分かっていないのだろうか?
それとも分かっていて、居直っている確信犯?

いずれにしても、国民がどんな政治家を選ぶかで、国はこんなにもひどくなるものであると言う証明をして見せてくれたような面々であった。

一時「政治なんて誰がやっても同じことだから、選挙になんか行かない。」という言葉が、国民の大部分の思いを占めていた時期が有ったけれど、
政治を誰がやるかによってこんなにも違いが出てくると言う事を、私達国民は肝に銘じなければならないのではないだろうか。

やっぱり自分達の身は自分達で守らなければならないというのは、真実であると言う事だろう。
この「身を守る」ということは、必ずしも武力によって守るということではない。
国民はたゆまず政府を監視して、選挙では必ず落とすべき人を落とし、選ぶべき人を選ぶということなのではないだろうか?

軍備は大抵の場合国民を抑える事に使われると聞いたことが有るから、
程々にしたほうが、かえって国民は安心なのではないかと思う。
軍事大国アメリカの今の惨状を見るにつけても、その感は深まる一方である。

今日は曇り勝ちながら今年になって初めて、外に洗濯物を干す事ができた。


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5 コメント

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Unknown (ejnews)
2009-01-04 05:25:14
市場原理主義とはあの問題のノーベル経済賞を貰ったミルトンフリードマンの市場経済理論だと思いますが彼は此れも悪名轟くニクソン大統領の経済アドヴァイザーだったのです。然し流石のニクソンもフリードマン経済理論を政策として取り入れると次の大統領選に落選間違いないと信じていたのでフリードマン理論を政策として取り上げなかったと言う歴史がありますが(唯、チリのアイェンデ大統領が陸軍のピノチェと米中央情報局によってクーデターで暗殺され、その後シカゴ大学でフリードマン教授の学生だった若いチリ人がチリの経済を左右した様に、アメリカは“コンドル作戦”と言う中央情報局と中南米の極右翼と連携しクーデターなどで軍事政権を作り出し、このフリードマン経済を実施していった訳ですが、こういう理由で中南米の経済は徹底的に破壊され最近まで混乱が続いていたのです。この様な理由で現在中南米では反米社会民主主義が勢力を得て市民にとって非常に平等な政治を実施しているのです。)レーガン大統領がこの経済理論を取り上げそれ以降はアメリカは経済的に徹底的に資本層に支配され富の集中、企業の納税率の極端な低下、ホームレスの増加、製造業の海外流出、規制の撤廃、民営化等々で現在の金融危機で締めくくられています。
 最近の金融危機でアイスランドが経済破綻したと言うニュースが世界を驚かしたのですが、北欧型社会主義で有名な北欧各国で如何してアイスランドが?と皆が疑問に思ったものですが、確か90年代初頭にアイスランドはこのフリードマン経済を取り入れた保守政党が政権の座についていたそうです。
 日本でも小泉が郵政民営化の是非が争点となった2005年の衆議院選前に小泉前首相は米広告大手BBDOワールドワイドのアレン・ローゼンシャインと会談したそうです。(これについては2008年10月26日のA VIDA EM ROSAのカカセオさんと私のコメントのやり取りに触れられていますhttp://bichir.blog95.fc2.com/blog-entry-31.html#comments )
世界的に資本家層の経済支配が強まっていますが中南米の様に全く違った模索をしている国々もありますので色々な人々国々から習う様に心掛けたいと思う今日この頃です。
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ejnews様 (和久希世)
2009-01-04 15:52:48
コメント有難うございます。
ニクソンはこの経済政策を取ると、次の選挙に落ちると思う程に、酷い経済政策と分かっていながら、どういう積りでフリードマンを使う気になったのでしょうね。
おまけにノーベル賞まで授けるとは?

もしかして、国の経済を破壊するような経済論を考え出したフリードマンは、根っからの馬鹿というよりは、誰かの手先だったと言う事なのでしょうか?

アメリカの政治家が、その政策を採用する事によって、国を瀕死の状態にして終うと分かっていても、仕えねばならなかった相手は、一体誰だったのでしょうね。
もしかしたら、アメリカ人ではなかったのでしょうか?
だとすると、アメリカの立場も、日本の立場とよく似たものであると言う事になりますね。

郵政選挙の時は、アメリカの腕利き広告マンに、日本人はころりとだまされたと言う事なのですね。
おまけに民主党の広告は、お粗末きわまるものでしたし・・・・・
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ejnews様 (和久希世)
2009-01-04 21:41:17
http://bichir.blog95.fc2.com/blog-entry-31.html#commentsの、カカセオさんのところの、コメントの遣り取り、面白く読ませていただきました。
途中までは読ませていただいていたような気がするのですが、後の方は気がつかないでいたよですので、面白く拝見しました。

今の日本も、アメリカも政治家不在というより、
盗賊に乗っ取られているような感じですね。
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Unknown (Unknown)
2009-01-04 22:41:32
1929年の世界大恐慌以後ドイツとイタリア、スペインでは資本家、国家社会主義、保守勢力、カトリック勢力等が協力しファシズム政権を作り出しましたが(ヒットラー、ムッソリーニ、フランコ)アメリカでも保守資本家層によるルーズヴェルト大統領に対する軍事クーデターが計画されていたのです。此れはどの国アメリカでも学校では教えられないし殆ど話題にならない事件ですが(多くの人類愛、平等の為に戦った人々の話は無視されるか、変えられているのですが。例えばヘレンケラー等)ビジネスプロットと呼ばれていて当時の民主党の政治家と資本家によっての陰謀でした(デュポン家、スタンダードオイルのロックフェラー家、等アメリカの有力資本家達が参加していました)このクーデターは指揮を執るはずだった退役軍人のスメドリーバトラー海兵隊将軍が協力する振りをしてクーデターの前に議会にクーデターの存在を報告しクーデターは頓挫したのですが、クーデターに参加した資本家、政治家達は法律で裁かれる事も無く現在も米資本の支配の中枢に居る家族が多いのです。つまりファシズム思想を持っている人々がアメリカでは罰せられず現在も存続していると言う事なのではないかと思うのです。
 カカセオさんとの話にあった“ビルダーバーグ会議”は政府要人、有力資本家がメンバーなのですが、政府間の正式な会議ではなく民間の会議なので市民の機関である政府とは全く関係ないのです。70年代に設立のビルダーバーグ会議の派生機関であるトライラタラルコミッションも同様です。
 長くなりましたが欧米の資本家達の間では秘密結社では無いのですが、強いて言えばカントリークラブの様な存在がビルダーバーグ会議なのです。彼等が何を話しているのかは外部に漏れず、人によっては秘密結社扱いする人も居る様です。
 少なくともビルダーバーグに参加している欧米の資本家達と政治家は密接な関係が有るようです。昨年のビルダーバーグ会議はアメリカで行われヒラリークリントンとオバマ氏も招待されていたとの話です。
 私には現在始まっている南米の国々の民主社会主義と安定した国家経営を続けている北欧型社会主義は日本が学ばなければならない政治形態だと思えます。
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Unknown (和久希世)
2009-01-05 14:07:19
コメント有難うございます。
ビルダーバーグ会議とは、世界的財閥の会議なのですね。
「晴耕雨読」さんが、言っておられるところのパワーエリートの事ですね。
パワーエリートは会議をして、世界中からの略奪を論議していたのですね。
今日本で問題になっている、「ゼネコン」の世界版が、何十年も前から有って、世界各国の政治を握って、税金の上前を如何に巧妙にピンはねするかを相談していたと言うのでは、庶民には手も足も出ない感じですね。

そんな所で、折角与えられていた、労働基準法をやすやすと手放すなんて、日本人は何と馬鹿な事を許してしまったものでしょう。
今日本では派遣社員の突然の解雇寮追い出しで、凍死しかねない人々を多数出させられています。

次は憲法9条を改悪して、命そのものまで差し出させられようとしていると言うわけですね。

幸いまだ選挙制度だけは残っているのですから、
何としても憲法9条の改悪には反対して、
平和憲法を守りぬきたいと痛感させられました。
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