「おおしたさん」のブログです

2005年6月に始めたこのブログ、鍼灸院をやってた頃のことを含め、今も気ままに書いています。

葉酸;妊婦さん!もっと摂取を 

2007年04月24日 | 安産・逆子

 

葉酸:妊婦さん!もっと摂取を

健康:MSN毎日インタラクティブより

葉酸とは、脳の栄養とも言われぐらい、神経の機能維持にとっても必要な水溶性のビタミンB群の仲間。

脳や脊髄の先天異常を予防するので妊娠可能年齢の女性は特に必要とのこと…。

このビタミンは遺伝子情報のコピーや造血に関係が深く、妊娠中、授乳中の女性には不可欠のビタミンです。

細胞の分化には必ず必要な栄養素なので、「妊婦さんは積極的に1日400μgの葉酸を摂るように!」と、厚生労働省も推奨しています。

 

2000年からは母子健康手帳にも、胎児奇形の発生予防のための葉酸の必要性が記載されるようになりました。

 

日本の推奨量 : 240μg

アメリカの推奨する保健量(ODI) : 400~1,200g

 

背骨や内臓が正常に発達せず、歩行困難などの症状が表れる神経管閉鎖障害を持って生まれる子どもの率が、日本では世界的に見て非常に高いそうです。

 

だけどいまいち認識不足…

 

ということで、大切さを知ってもらうために4月3日を「葉酸の日」と決めました。

 

実は無脳症や二分脊椎など、神経管閉鎖障害と総称されるものは、日本では出生数1万人あたり10人前後だが、米国や英国など先進国では1~2人と少ないそうです。

特に国内の二分脊椎の発生率は出生数1万人あたり約6人と高く、米国やドイツなどでは減少しているのに対し、逆に過去30年間で3倍近くも増えているとのこと。

 

理由として、葉酸の大切さが国民に浸透していないことが二分脊椎の増加の背景のひとつにあるらしいんです。

 

妊娠した女性の場合、望ましい葉酸の摂取量を1日あたり約400マイクログラム…。

 

葉酸を含む加工食品がふえそうです。

 

とりあえずこんなものに含まれています。

◇野菜・果物に含まれる葉酸量

 (葉酸の含有量単位はマイクログラム)

(1)からし菜   1本(50グラム) 155

(2)ホウレンソウ 2株(60グラム) 126

(3)アスパラガス 3本(60グラム) 114

(4)春菊     3株(60グラム) 114

(5)ブロッコリー 2房(50グラム) 105

(6)アボカド   半個         84

(7)マンゴー   半個         76

(8)イチゴ     5個         68

(9)パパイヤ   半個         57

(10)オレンジ  1個         44 

 

以下記事全文

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葉酸:妊婦さん!もっと摂取を

健康:MSN毎日インタラクティブ

葉酸:妊婦さん!もっと摂取を 緑黄色野菜や果物に多く胎児の発達に不可欠

背骨や内臓が正常に発達せず、歩行困難などの症状が表れる神経管閉鎖障害を持って生まれる子どもの率が、日本では世界的に見て非常に高い。ビタミンの一種である葉酸の摂取量が妊婦に不足しているのが原因のひとつといわれる。危機感を抱いた専門家たちは4月3日を「葉酸の日」と決めた。これから赤ちゃんを産む女性に葉酸の大切さを知ってもらうのが狙いだ。【小島正美】

 

■大切さの認識不足

葉酸はビタミンB群の一種。ホウレンソウやブロッコリー、イチゴなど緑黄色野菜や果物に多く含まれ、胎児の神経組織が発達していく際に必要な栄養素だ。妊娠前や妊娠初期に不足すると、無脳症になったり、背骨や内臓が正常に形成されずに歩行困難や排尿障害などが生じる二分脊椎(せきつい)という病気になるリスクが高くなる。

無脳症や二分脊椎などは神経管閉鎖障害と総称され、日本では出生数1万人あたり10人前後だが、米国や英国など先進国では1~2人と少ない。特に国内の二分脊椎の発生率は出生数1万人あたり約6人と高く、米国やドイツなどでは減少しているのに対し、逆に過去30年間で3倍近くも増えている。

二分脊椎の総合外来を設けている東京慈恵会医科大学脳神経外科の大井静雄教授は「米国政府などは葉酸の大切さを積極的にアピールしているが、日本ではその努力が足りない」と話し、葉酸の大切さが国民に浸透していないことが二分脊椎の増加の背景のひとつにあると指摘する。

厚生労働省はこれから妊娠するか、妊娠した女性の場合、望ましい葉酸の摂取量を1日あたり約400マイクログラムとしている。ところが、女子大学生の摂取量は半分以上が200マイクログラム以下(ビタミン広報センター)という報告もある。

 

■鉄分なども少なく

国立保健医療科学院生涯保健部の瀧本秀美・母子保健室長が産科外来に通院中の妊婦79人を調べたところ、葉酸の平均摂取量は妊娠初期で314マイクログラムと望ましい量に達していなかった。瀧本さんは「鉄分やカルシウムの摂取量も少なかった。妊娠中なのに喫煙者が約2割もいたのには驚いた」と胎児への栄養配慮が欠けている現状を危惧(きぐ)する。

日本では体重が2500グラム未満で生まれる低体重出生児の出生比率が約9%(04年)と増加傾向にある。妊婦がバランスのよい食事を取っていないことが原因でもあり、葉酸不足もこうした食事スタイルを反映したものだ。神経管閉鎖障害が増えている状況に危機感を抱いた大井教授らは、このほど「葉酸と母子の健康を考える会」を組織、葉酸の大切さを啓発する活動を始めた。

 

■米では各種食品発売

米国では葉酸が添加されたシリアル食品やヨーグルトなどが売られている。日本では医薬品と食品の研究開発を進めるファーマフーズ(京都市)の開発で1個あたり約70マイクログラムの葉酸を含む卵が誕生、流通し始めた。ドラッグストアでは葉酸のサプリメントも売られているが、今後、米国並みに葉酸を含む加工食品が出てきそうだ。

大井教授は「積極的な葉酸摂取で神経管閉鎖障害は減らせる。政府や母子医療の現場での認識はまだ低い」と葉酸の大切さを訴えている。

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 ◇野菜・果物に含まれる葉酸量

 (葉酸の含有量単位はマイクログラム)

 (1)からし菜   1本(50グラム) 155

 (2)ホウレンソウ 2株(60グラム) 126

 (3)アスパラガス 3本(60グラム) 114

 (4)春菊     3株(60グラム) 114

 (5)ブロッコリー 2房(50グラム) 105

 (6)アボカド   半個         84

 (7)マンゴー   半個         76

 (8)イチゴ    5個         68

 (9)パパイヤ   半個         57

 (10)オレンジ  1個         44

※1マイクログラムは100万分の1グラム。動物では牛や豚、鶏のレバーにも50グラムあたり500マイクログラム前後含まれる。納豆にも多い(厚生労働省調べ)

毎日新聞 2007年4月22日 東京朝刊

 


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1 コメント

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ヒロの「美容と健康」どっとcom (ひろ)
2007-05-18 22:09:05
はじめまして。
先月、
「妊婦に必要不可欠な【葉酸】」
という記事にトラックバックしていただいたのですが、どうも調子が悪いようで、
トラックバックの承認ができませんでした。

つきましては、
コメントの方にメッセージを投稿して頂きたいと存じます。

ご迷惑をおかけしますが
よろしくお願いします。
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