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FC.OTOTO管理人室 『個人的反省会日誌拡大版』

オシムを惜しむ(ありがちな・・・)

2009-01-07 23:14:28 | 日本代表

イビチャ・オシム前代表監督が日本協会との契約を満了して帰国した。 突然の病気による監督辞任後も現場復帰を望む声もありながらの離日となった。。。 脳梗塞という大病を乗り越えて、サッカーへの情熱は微塵も衰えず。。。Osimu

次から次へと選手が湧いて出てくるようなサッカーで「あの弱小」ジェフ千葉を対戦相手から「あんなサッカーは見た事ない、もう千葉とはやりたくない・・」とまで言わせた、「走るサッカー」(←オシムに言わせると「走らないサッカーがどこにありますか?」となるが・・)

「オシム語録」に代表される、聞く者の心を揺さぶるような言葉の数々。辛口でなるジャーナリストの猛者どもを前に持論を語り、拍手で会見を終わらせる理論と話術と深いサッカーへの愛情。

引く手あまたの欧州クラブからの誘いを断り、東アジアの弱小チームの監督になった理由のひとつが、「東京五輪の際、ユーゴ代表として来日時に、練習の帰りに道に、見ず知らずの老婆から梨をむいてもらって食べたら素晴らしく美味かった。それから日本が好きになった。」ことだという。。。。なんと深い話であることよ。

岡田ジャパンがどうのこうのではなく、もしあのアクシデントがなく、オシムジャパンが続いていたらどうなっていたか! オシムが率いる日本代表が南アフリカでどんなサッカーを見せてくれたか! 見てみたかった。 中盤での少ないタッチでのパス交換から大きなサイドチェンジ。サイドBKがその後ろを追い抜くように駆け上がりボールが渡る、そのセンタリングにFW陣が飛び込む。惜しくも跳ね返えされたボールに、自軍ゴールを空っぽにして駆け上がったDF陣がミドルシュートでゴールを狙う。。。。去年ユーロでスペインが、今シーズン、CLでアーセナルやバルサが見せているサッカーと同じモノを標榜する日本代表が見られたと思うのは私だけではないはず。。。

「サッカーと人生は似ている、残念ですがこれも運命です。」たぶんオシムはこんな事を言って離日したことだろう。。。彼にならそれを言える資格がある。。。それにしても、もっと見ていたかった、オシム・ジャパンを。。

コメント
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