爪の痛みが薬を塗ってもよくならない

「深爪をしてから爪が痛くなり、薬を塗っているんです」

半年ほど前に爪を切りすぎてから爪の痛みに悩まされている70代の女性が
フットケアにいらっしゃました。
自分で足の爪を切っているようですが、うまく切れずに切りすぎてしまったようです。

深爪や巻き爪の痛みは、変形した爪が皮膚を圧迫、または傷をつけているために
生じているので、外から薬を塗ってもなかなか改善しません。
フットケアでは、爪が皮膚を圧迫している状況を改善するために、まず、
爪の形を整えることからはじめます。これがとても大切なのです。

爪の形がおかしい方は、フットケアにご相談ください　→　☆

糖尿病の方のフットケア

「糖尿病があるので足のケアをしてもらおうと思ってつれてきました」

40代の女性が80代の女性を連れて、フットケアにいらっしゃいました。
実の娘さんではないのですが、実の息子さんに頼まれて連れてきたそうです。

糖尿病の方のフットケアがなぜ大切かというと、神経障害、血流障害
（動脈硬化により血液の流れが悪くなったりする）などの合併症により、
足の傷があっても痛みを感じなかったり、傷ができると治りにくいためです。
足の傷が治らないと、手術になることもあるからです。

今日いらっしゃった方も、痛みはないそうですが、爪の変形、かかとの乾燥など
トラブルがあり、いつ傷ができてもおかしくない状態でした。

糖尿病のある方は、痛みがなくても　定期的に足をみてもらうことが大切です　　

足の先天異常:中足骨短縮症の方のフットケア

生まれつき両足の4番目の指が短い方がいらっしゃいます。
気にしなければ気にならない、気がつかない。生まれたときに、
医者や看護師が声をかけてくれる場合もあるようです。
詳しい説明　→　★

痛いわけでも歩けないわけでもありませんが、歩き方のバランスは
正常ではなくなってしまうので、爪の変形、足の変形などのトラブルを
生じることがあります。
フットケアには、そんな方も多くいらっしゃいます。

手術をするほどではありませんが、足にトラブルがあるままでは、
日常生活に支障をきたすが場合があります。
できるだけ、足をよい状態に保つことが大切です。
気になる方は、フットケアにご相談ください　→　☆

母の足がすごくよくなったので、私もやったほうがよいと思いました

「母の足がすごくよくなったので、私もやったほうがよいと思いました」

８０歳代の母親の介護をされている６０代の女性がフットケアにいらっしゃいました。
この方と会うのは２回目で、前回あったのは　８０歳代のお母様の付き添いで
フットケアにいらっしゃったときでした。

お母様のケア中、ご自分の足も問題があるのではないかと気になっていて
自分もケアしよう！と思ったそうです。
もちろん親子で足の形が似ていますので、同じようなトラブルを抱えていました。
お母様よりは、ひどいトラブルはありませんでしたが、足のトラブルはしっかり
ありましたし、今、ケアしておかなければ、お母様のようにひどいトラブルに
なってゆくことが予想される状態でした。

なんどもお伝えしていますが、「痛みがなければだいじょうぶ」と
足のことなど気にもしない方が多いのですが、痛みがなくても、
大丈夫ではない方がたくさんいらっしゃいます。
気になる方は、はやめにフットケアにご相談ください　→　☆

5本指靴下2枚重ね履き?

「３年前から５本指靴下をはくようになり、爪がおかしくなりました。　
　痛みもあるのでなんとかしないといけないと思いました」

体調を崩していたときに、５本指靴下がよいという話をきき履きはじめ
途中から５本指靴下を２枚重ねではいていたという５０代の女性がいらっしゃいました。
その後、体の不調は改善したようですが、足の爪の厚くなり、徐々に、
痛みが生じてしまったそうです。
いろいろ調べると、「５本指靴下により爪のトラブルがおこる場合がある」と
書かれていて、そのあと「いずれ爪はきれいになる」とも書かれているようです。

「５本指靴下による足のトラブル？足にいいのに？」

フットケア的には、５本指靴下はおすすめしません。
５本指靴下を履くことによって、足の指の動きが制限されてしまうことで
爪が靴にあたり、爪のトラブルを生じやすくなってしまう、そして、
足の指を開きっぱなしのような状態にすることで、足部の筋肉がのばしっぱなしに
なってしまうため、足の裏の痛みを生じやすくなってしまうためです。

５本指靴下が、だめなのではありません。
仕事や生活スタイルによって５本指靴下が適切に使われている場面もあります。
ただ、毎日５本指靴下を履かないように、気をつけてほしいのです。

足は、指が自由自在に動かせる「はだしが一番心地よい」と思っているのですから～