えいや！ついでに・・・
↓ の記事は、なんと「2009年2月15日」の文章です。
なんかタイミングを逃して、アップできなかった内容・・・
最近「オセロー」を繰り返し観ているのもあって・・・
「オセロー」上演当時（うーん・・・ なつかしい！！）、
“戯曲”を繰り返し繰り返し・・・読んでいた頃に書いた記事。
相当に、今更ながら・・・ですが、UPしてしまいます。
何度観ても、何度聞いても、哀しくて哀しくて、
涙が堪えられなかった、オセローのこのセリフ・・・
「かつて私は この痩せ腕とこの剣で、
立ちはだかる敵の只中を切り抜けたこともある
あなたが二十人束になって邪魔立てしても無駄だ。
だが、所詮むなしい大言壮語
誰が自分の運命を支配できる？ この期に及んで。
心配は無用です、このとおり武器は持っていますが・・・
ここが私の旅路の果て、ここが私の終着地、
遠路はるかな船旅の港を示す灯台だ。
オセローは、胸に突きつけられた藁しべ一本で
たじたじとなる。
オセローはどこへ行けばいい・・・？
そうだ、お前は今どんな顔をしている・・・？
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冷たい、冷たい、かわいい娘
ええい、呪わしい、呪わしい下郎！
悪魔よ、俺を鞭打ち
この神々しい姿の見えないところへ追いやってくれ！
吹きすさぶ風のまにまに俺をさまよわせ、
硫黄の業火であぶってくれ、
切り立つ崖下に渦を巻く液体の火で洗ってくれ！
おお、デズデモーナ！ 死んでしまった・・・ デズデモーナ！
死んでしまった！ ああ！ ああ・・・！」
このシーン・・・
何度観ても、鋼太郎さんのすばらしさに打ちのめされ、圧倒されていた。
そして、こみ上げてくる涙で全身が震えることを、
どうすることもできなかった・・・。
本当は私たちには知る由もないはずの・・・
オセローの人生が、目の前にばーっと広がって見えるような感覚に陥る。
彼の苦難の道のりが、その末に勝ち得た栄光の日々が、
そして、その哀しすぎる結末が・・・
そんな瞬間だった。
オセローだからこそ、彼だからこそ、
この“最期”が余計に哀しいんだ・・・。
それを、そう感じさせてくれる鋼太郎さんって、
本当にすごい役者さん＆人だ・・・ と、
心からの尊敬の念を感じずにはいられない。
イアゴーの最後（最期）のセリフ・・・
「何も訊くな。
これから先、俺はひと言も口をきかない。」
これも、何度観ても、何度聞いても、
全身全霊で耳を傾けてしまうセリフ。
自分の身体のすべての感覚が研ぎ澄まされて、
その一点に向かっているような感覚に陥る瞬間。
それくらい、イアゴーの最期のセリフは、私にとって大切。
そして、目は洋さんイアゴーから離せないんだけど、
耳から入ってくる言葉が哀しくて哀しくてたまらなかったのが、
このロドウィーゴーのセリフ。
「ええい、スパルタの犬め、
苦悶も飢えも荒海をもしのぐ残忍なやつ、
見ろ、このベッドに折り重なった悲劇を。
貴様のしわざだ。 この光景には目もつぶれる。
カーテンで隠せ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それから、総督、
あなたに残されたのは、この地獄の悪党の処刑です。
時、ところ、拷問の方法を定め、有無を言わせぬよう！」
洋さんイアゴーの胸の内を、これまでの人生を、
そして、その行く末を思ってしまって、哀しすぎてたまらなくなる。
そして、「スパルタの犬」・・・
あの言葉が、自分でも驚くほどに胸に突き刺さってつらい。
確かにイアゴーはそれだけのことをしたんだけれど・・・
すべてわかった上で、それでもやっぱり・・・つらいんだ～
洋さんは今、新しい環境の中で精一杯頑張っている。
その努力と苦労は、計り知れないものだ・・・と、
心の底から思っている・・・。
そして、いつか、“舞台”でも“映像”でも活躍できる、
段田さんや堤さんや秋山姉さんのような・・・
そんな役者さんになってほしいな・・・なんて思ってる。
来たるべき“その日”にむけて、
私は映像で頑張る洋さんを全面的に応援しています！！
それでもね・・・
ごめんなさい、洋さん。
私はやっぱり、一日も早く舞台であなたに会いたいです。
だから、その気持ちを胸に秘めて、
映像で活躍する洋さんを応援していきます！！！
ごめんなさい・・・ やっぱり支離滅裂ですね・・・
・・・と、ここまで。
とどのつまり・・・
私は、「オセロー」が、「イアゴー」が、
そして、何より誰より、
「洋さん」が大好きなのです。
・・・以上～！！
