翻 身 Fanshen

いつの日か『翻身』を遂げる事を夢見て
歩き続ける想いの旅。

10億円どーんとちょうだい

2007年11月26日 | 家族

半年遅れの新婚旅行。
17日から24日まで、8日間のイタリア旅行から無事帰国しました。
今日からまた厳しい現実がスタートしました。

順序立てて最後までちゃんとレポートできるか不明ですが
思うままに、旅の記憶を綴ってみようかと。


11月17日、日本出発の朝。
品川経由、成田国際空港を目指して6時台のこだまに乗車。
この日をむかえるまでが、諸々大変だった。

航空券・ホテルのチケットを予約したのが2週間前。
すでに各種ツアーの申し込み期限は終了。
イタリア行きのチケットを手に入れるための残された
手段はかなり少なかった。

それでも定番の予約サイトを通じて、

航空会社指定なしのヨーロッパ乗り継ぎ往復航空券
ローマ、フィレンツェ、ミラノ 各都市2泊のホテル予約
イタリア国内の列車移動チケット

はかろうじて予約がとれた。

チケットは予約したものの、出発1週間前まで、
ホテル・航空会社ともになかなか決まらず
ホテルが決まらなければ、旅の基点が定まらず
現地での観光プランも練れず・・・

それでも1週間前にバタバタと決まり
何とか頭の中では移動・観光プランも構想でき
出発日を迎えることができたのだ。

17日の朝、新幹線で軽い朝食をとった後、
新聞をひらくと驚くべき記事が。

「現金10億円どーんと寄付」
この千鶴さんというお婆さんは四十数年間、
コツコツとお金をためて、自分の米寿の誕生日に
市に10億円を寄付したと言うではないか。

交通費・ホテル代諸々でかさむ旅行費用、
こんなにお金を使って良いものか・・・
と罪悪感すら感じていた私。
日々の炊事もガス代をケチってお湯ではなくお水を
使うよう、心がけていたというのに・・・。

私の浮かれた旅行気分は全てこの千鶴さんにもってかれたのだ。

10億円の100分の1でもいいから私にください。
どうやってコツコツ貯めたら10億円貯まるのだろうか。
このお金を全てワクチンに変えたら、一体何人の子供達が
助かるのだろうか。
イタリア旅行、何回行ったら、使い切れるのだろうか。

と、成田空港行きの新幹線で私は、
千鶴さんに必死に語りかけていた。

きっとお金持ちゆえの事情があるに違いない。
それでも千鶴さんに語りかけずにはいられなかった。

10億円・・・。

そのお金、私にちょうだい。

成田空港に着き、チェックインカウンターにて
座席予約の交渉を行うまで、
私は10億円という自分の想像をはるかに超えた
巨大なスケール感の中、利己的な妄想にふけるばかりだった。


この後、旅の随所で“交渉”を試みる私たち。
果たして二人の想いは言葉の壁を乗り越えることが
できたのでしょうか・・・。
続きはまた今度・・・。

父の謎

2005年03月25日 | 家族

先日、父がスクラッチ式の宝くじを買った。
後日、当選を確かめる為、再び買ったお店にカードを持って行った。
そこで初めて、自分が買った宝くじが、削らなければ当選がわからないくじだと知った父。
その上、スクラッチカードと言う存在も削り方も知らず、全てをお店の人に教えてもらったらしい。

果たして父は、削る楽しみを知らずに何ゆえそのカードを買ったのか?
私にははかり知れない。

おばあちゃん

2005年03月22日 | 家族

最近のおばあちゃんは、歩くペースを少し緩めた。
私達家族とは違う、おばあちゃんタイムに生きている。

でも、今まで頑張って歩いてきたのだから、
今はゆっくりおばあちゃんのペースで歩いていて下さい。

私達はもうしばらく頑張って歩くけれど、
また同じ歩幅で歩ける時は、必ずやってくるから。
そしたら、また一緒に歩こうね。

何てことするんですかっ

2005年03月01日 | 家族

夕食後、椅子に腰掛け背もたれに寄りかかり、頭をぐーっと後方へ傾け、しばらくの間、目をとじてのびをしていたら、突然、額にたら~と冷たいものが。
それは、とても香ばしい匂い。
犯人は醤油さしで私の額めがけ、醤油を1滴たらすつもりが、1滴で止まらずに大分垂らしてしまったらしい。

母:「インド人がおでこにつけてるあれ、黒い点あるじゃない、あれをあんたにしてやろうと思って。」

私:「ああ、ビンディーね。っておいっ!」

あなた!何てことするんですかっ!

恐るべし遺伝子

2005年02月20日 | 家族

今日、スーパーへ行った。
目的の商品の場所へ辿り着く前に、フルーツコーナーを通らざるを得ない。
オレンジとイヨカンが安売りしていた。

そう言えば、お母さんがサッパリしたものを食べたいって言っていたな。

予定外にオレンジ、イヨカンを1個ずつご購入。
その後目的物をGETし、帰宅した。

キッチンへ行き、買ってきたオレンジ、イヨカンをフルーツバスケットに入れようとした。
が、すでにそこには、オレンジとイヨカンが1個ずつあるではないか。

fanshenの風邪にビタミンCでもと思って、買ってきたのよ、と母。

私と母は30分位の時間差で同じスーパーへ行き、同じようにオレンジとイヨカンを一個ずつ買って帰宅したのだ。
私がスーパーで自主的にフルーツを買うのは、何年かぶりとも言えるほど、珍しい。

私はまぎれもなく母の子だ。

藤原紀香と私の父と私

2004年10月16日 | 家族

今朝の我が家の食卓は、何故か「藤原紀香」の話題でもちきりだった。

きっかけは父親の一言。
「実はお父さん、藤原紀香って女性はいいなぁと思うんだよ。」

この父の発言は意外だった。
極端な言い方をすれば、「NHK以外の民放局は全てが有害かつ虚偽で無責任な情報を流している」との信念をもつ父。
そんな父が、あの藤原紀香を好きだと言うのだ。
現在藤原紀香がNHKの夜のドラマに出演していると言っても、その露出頻度は明らかに民放の方が勝る。

聞くところによると、どうやらきっかけはあの○オパレスのCMだったらしい。
なんと父は本当に「○オパレスに住むと藤原紀香がついてくる。」と思っていたようだ。
それで、好きになってしまう父もどうかと思う。(何歳になっても男の下心がちらついて少し嫌だ)

しかしまあ、まさかあのCMのコメントを本気で信じてしまう人がいようとは。私的にはびっくりである。
まず第一に、藤原紀香は一人しかいない。もし本当に藤原紀香が付いてくるとしたら、○オパレスの契約者全員に対してどう対応するのだろうか。父にはその点に早く気付いて欲しかった。

でも私の父が政治・経済・社会問題以外の情報にもそれだけ興味をもてるようになったと思うと、少し安心もした。
藤原紀香と私の父では、天地が逆転しても似合わない組み合わせだが、あらゆる事に何かと否定的な父に好きな対象が一つ増えた事が、子である私としてはどことなく嬉しくて微笑ましく思えるのである。

とこんな風に想いを廻らしてしたのにもかかわらず、父親の紀香LOVE宣言に対して
「へーそうなんだ。」
とだけしか答えない私。

「藤原紀香と私の父」より「私と父のコミュニケーション不足」について、もう少し考え直した方がいいのかもしれない。