たーさんの裏街道を行く!!

世界中の街角から数々の失敗談,ちょっとエッチな話,面白情報をお届けします。(ノンフィクション)

たーさんの裏街道を行く 原発徒然

2011-03-31 | 閑話休題


やっと、東電も小心サラリーマン社長に代わって実力者の勝俣会長が表舞台に登場。

2008年2月の週刊ダイヤモンドに下の記事が記載されていたのを見つけた。

新社長となる清水氏は馬力があり、物怖じせず、なんにでも前向きに愚直に取り組むといわれる。「カミソリ勝俣」の異名を持つ切れ者の前任者とは性格が大きく違う。・・・・院政といっても、勝俣氏が原発関連の問題に専念し、清水氏が業務執行に専念する役回りが明確になれば、いい役割分担といえるかもしれない。

さぞかし貴重な記者会見でマスコミの皆さんからは鋭い質問(特に今後の対策やスケジュールについて)が、でるもんだと楽しみに見ていたのだが・・・・。
どうにかならんもんでしょうか?
知りたいことが山ほどあるのに、あんなくだらない質問しか出ないのか?日本のマスコミは!

アメリカじゃあ、なんで長期化してるのかわからない的な意見も出ているのに、「やっと長期化という発表が・・・」だと。
長期化しちゃあ困るから短期で収束する方法論が必要なんでしょうに。
どうしてこのへんの質問が集中しないのか不思議でしょうがない。

布をかぶせるだの何だの、ごたごた議論してないでさっさと無人操縦でまわりを片付けて、シーリングしてしまったほうがいい。
と考えているのはあっしだけだろうか? 長期化したら現場の皆さんに被害が集中するだけなのでは?

避難地域の方々も、輸送もままならない状況ならさっさと余っている西日本やその他の地域の住宅に一旦避難して全てが
片付いてからお戻りいただくのが、よろしいでしょう。少なくとも今の環境よりはずっといいはず。

イライラが募るばかりで、何一ついい方向に向かわない・・・

って、こうなると三流国家の一大特徴になってしまう。

日本の政治家様、すこしはサルコジを見習ったらどうでしょう?

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たーさんの裏街道を行く お見舞い

2011-03-25 | 閑話休題



いまさらではございますが、

宮城県三陸沖を震源とした「東北地方太平洋沖地震」により被災された皆様に

心よりお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

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たーさんの裏街道を行く 計画停電

2011-03-23 | 閑話休題



幸か不幸か、未だ一度も計画停電がない。

有難いことだが、仕事場は未だかつてない大節電大作戦。
オフィスにいる限りは、薄暗くなった通路も気にはならないし、エアコンの温度を下げても
まあまあ大丈夫。
オフィス内の照明も落としているが、海外のオフィスに慣れているあっしとしては、全然気にも
ならない。パソコンの画面だけでも結構明るいしね。

ここのところはさすがに早めに帰るようにしていたけれど、いつまでもそういうわけにもいかず
久々に少し遅い時間に帰って来て驚いた!
巷は計画停電などと大騒ぎしているというのに、大型のオフィスビルなどは、煌々と明かりが
ついているし、ご丁寧にビルをライトアップしているところもある。
JRも昼間も、ホームの電気は煌々と点いているし、私鉄や地下鉄に較べると、全く節電する気が
ないとしか思えない。

さらには、夜ともなると、道路もさすがにこの時期交通量も相当減少しているのだけれど、
”全て”の水銀灯からなる道路灯・街路灯が点灯している。
安全対策上のこともあるのだと思うが、夜に計画停電している地域の安全の問題を考えると、
都内はもっと照明を絞りこんでもいいはずだ。
明るすぎる!!

商業店舗も郊外ともなると、ひっそりと看板を出しているのに、都内はレフ珠をあかあかと点け、
普段となんら変わりないように見える。少しはものを考えているんだろうか?

「いいのか?こんなことで?」

国土交通省はこんなときこそ、公園レベルの照度をベースに節電すべきじゃあないの?
それとも”想定外”で間引き点灯はできない仕組みになっているとか?
店舗は全部LED照明に変えてしまおう!

夏場はクーラーなしでは過ごせないから、今のうちからギリギリの線を確認しておこうよ。
駄目なら・・・、海外に逃げるしかないな・・・。

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たーさんの裏街道を行く 原発事故

2011-03-22 | 閑話休題


毎日毎日、マイクロシーベルトだ、ミリシーベルトだ、ベクレルだのと、マスコミは大騒ぎ。

発表の数値もまちまちなので、知らない人は右往左往するばかりだ。

マイクロとミリでは単位が桁違いであることも、ろくに説明しない原子力に詳しい?解説者。

当初は一時間当たりであることも発表していなかったために、情報が錯綜している。

詳しいところは、wikiあたりで調べるのもいいでしょうが、ま、一般的にはこの程度がわかって

いれば問題ないでしょ。



放射性物質への対応策 - 毎日jp

一番しんどいのは、現地で対応している皆さん。
フランスから防護服1万着届いたら、東電総出で対応お願いしますよ。

被爆と言った意味では、世界中を飛行機でうろうろしていた時期には念のためCTやレントゲンを
撮っていたので、マスコミベースで考えると既にあっしは健康被害を受けているはずだ。

あっ!脳のほうは前からいかれていたので、被爆してさらにいかれているかもね・・・。


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たーさんの裏街道を行く 大震災その5

2011-03-21 | 閑話休題



中国から日本に来ていた才媛が一時北京に戻るという連絡があった。

彼女は、本来の仕事とは別に関わっている、環境関連の仕事で中国政府のある機関とのやりとりが必要だったので、より格調の高い文章で作るために手伝ってもらっていたのだ。
(広東省や上海界隈で夜の中国語を勉強している方々の先生はあまり学歴が高くないので、教養のある文章を習うことはできない。→ たまには大学卒がいるが・・・)

「たーさん、23日に北京に戻ります。」
「ええっ!? そりゃまたどうして?」
「折角ご紹介していただいた、いい仕事ですから続けたいのですが、昨夜母から電話が来て、原発事故で放射能が心配だから、すぐに戻って来いって・・」
「何てことない数値だよ。今のところは。」
「母は中国から出たことがないので、政府の発表する数字なんか信用できないって。」
「さもありなんだよなあ。中国じゃあSARSの時もそうだったし、鳥インフルエンザの時もそうだったしね。」
「とりあえず、席がとれるうちに一回戻ります。」
「まあ、そうしたほうがいいねえ。ところで、後釜は?」
「一人心当たりがあります。私よりも頭が良い。お母さんだけど。同じ条件で話しておきます。」
「助かるよ。」
「北京にいますから、現地で用事があれば連絡ください。」
「頼む。じゃあ、気をつけて。」
「落ち着いたら戻ってきます。」
「じゃあ。近々北京に行くことになるだろうから、そのときに連絡する。」
「有難うございます。」

あーあ、助かってたのになあ・・・

日本に長い彼女は、地震は怖いもののあまり気にはしていなかったけれども、詳しい事情がわからない現地の普通のお母さんはさぞかし心配に違いない。
それにしても、中国人の災民体質はこんなときにも遺憾なく発揮されていて、災難が近づいたらとにかく”逃げ”をうつのは天下一品の速さがある。

そういえば、たまに行く中華料理屋で元気が良くて、気の強い東北のお嬢さんがいたけど、地震が起きた翌週には故郷に帰ってしまった。とママさんがボツリと。

「私?私は日本で頑張るわよ。」武漢出身のママは頼もしい。

数ある中国人パブもこの様子では大分歯抜けの状態になっているのかも・・・


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たーさんの裏街道を行く 閑話休題

2011-03-20 | 閑話休題
節電しましょ。



3連休

民放も先週末から徐々に通常番組に戻している。
が、相変わらず都内でも買えないものは買えない。

トイレットペーパー、パン、牛乳、卵、米、ガソリンあたりが最右翼。

幸い、トイレットペーパーは買置きがあった。棚一杯に置いてないと、落ち着かないので、たっぷりと買ってあるので、全然問題なし。
パンは毎日は食べないのでこれも問題なし。米は新潟から30KGS単位で買っているので、問題なし。牛乳・卵・・・、うーん、まあなくてもいいか。
ガソリンはちょっと困ったが、ガソリンスタンドの行列を見ただけで、並ぶ時間の無駄を考えて、昨日までチビチビ乗っていたけれど、さすがにこの連休中に入れておかないといけないので、仕方なく朝から並ぼうと思っていたのだが、なんのことはない。近所のもう一軒のセルフは長蛇の列だったのに、もう一軒の有人ENEOSはほんの20分ほど並んで、難なく\4,000分をゲット。

ちょっとおかしいと思うのは、近郊地域じゃあないナンバーの車が並んでいる列に多く見られること。大宮をはじめとしてさいたまナンバーが多いのはどういうこと?
商業車はまだしも、普通の車が並んでいるのはさいたまに較べると、列が短いからという理由の人が多いのかもしれないが、こういう時には地元で”できることをやる”スタイルがいいんじゃないかと・・・。

トイレットペーパーがないと大騒ぎしている中、とある商店街で昔懐かしい”ちり紙”タイプの大きな包みが売っていて、「おおっ!」と思ったのだが、まったく売れている様子がない。
パッケージを見ると、水洗トイレで使用可能とある。進化してるんだ。

同行の30代前半に言わせると、
「たーさん、あれ何に使うんですか?」 
知らないのだ。首都圏育ちは・・・
「昔は田舎に行くと、まだ水洗じゃあないところがあったから、あの紙がトイレットペーパー
だったんだよ。スキーなんかに行くとまだあるところもあるよね。もちろんティッシュとしても使うさ。」
「へええ。」
昔ながらの商店街は古い人も多いので、こういう時の知恵があるんでしょうね。

実際に停電したグループもあった計画停電もここいらへんは一度もなく、とりあえず普通の生活ができているのは有難い。LED関連の仕事を手伝っている関係で、家の殆どの電球がLEDなので、節電とも無縁だ。
こうなって見ると、切れることのないLED照明に変えておくのは重要だなあと。
(勿論、LED照明と言っても、ピンキリなので、気をつけないといけないが・・・)

仕事場でも節電と称して、照明を落としているけれど、ヨーロッパは中国に較べるとまだまだ明るい位、この際、JISの照度基準や、道路関係の照度基準も今回のことを参考にもっと規制緩和したほうがいいんじゃないだろうか?

いずれのケースにしても、被災地支援のためには従来の規制ではまったく機能できないことは、役人の皆さんが一番わかっていること。
ここはみんなの力で現行では円滑にできないことを抽出して、一日も早い復興支援をするべきでしょう。

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たーさんの裏街道を行く 大震災その4

2011-03-17 | 閑話休題


昨日ご紹介していたThe New York Timesの原発の詳細説明。

目立たないけれど、下のほうに東北関東大震災で被害を受けた各地のBEFORE/AFTERが掲載されています。

真ん中のバーを動かすと、元の状態と被災後の現地が見られる仕組み。
海岸線が失われたところ、内陸で水がそのままになっているところ、根こそぎ被害を受けたところと客観的な被害の様子がわかるようになっています。

ここ数日、交通手段などで不便を強いられていますが、これを見てしまうと何てことはありません。
非常事態宣言を出して、いっそのこと、一日だけ首都圏の物資を全て被災地に振り向ける、なんてのはどうでしょう? ねえ、首相。

被災地のBEFORE/AFTER

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たーさんの裏街道を行く 大災害

2011-03-16 | 閑話休題
*上の放射能高レベル防護服は\651,000.-
 買っとこうかなぁ・・・・



残念ながら、あっしは地震も原発も専門家ではないので、詳細を解説するなどということはできないが、
長年培って来た野生の勘から言わせてもらうと、非常に”ヤバイ”事態。

地震

地震・雷・火事・親父
怖い順番はコントロールができるものかどうかの順番でもある。
地震関連でも予断を許さない状態は継続していると見る。

今回未曾有の災害に遭われた東北地方では、時間を経過して徐々に余震も数は多いものの、その規模も
小さくなりつつあって、前回のような大規模なものは起こらないような気もするが、ぼんやりと考えていたのは
別の地域。

茨城県沖から千葉県東方に震源がおりてきているのを見て、フォッサマグナや中央構造線が交差する地域を心配していたのだけれど、案の定、長野県のM6をはじめとして、ここのところ同様の地域、”長野県北部・中部、新潟県中越地方、岐阜県飛騨地方”
に断続的に地震が発生していたのが気になっていたのだ。 茨城県南部の地震もそうなのだろうと思う。

そして昨日の静岡県東部の地震。あまり大きく報道されていないが、山梨・富士五湖付近で小規模ながら4-5回の地震が起きている。 いずれも今回の大地震によるストレスなのかとも思うが、とにかく不気味。

当面の間はMSNの地震情報を注視しておく必要があるだろう。

ひとこと
報道の皆さんが現地の声を届けてくれている。
難しいのかも知れないけれど、折角現地を訪れているのだから、少量といえども救難物資を運んではいかが?
どこそこの避難所に○○の取材陣がこれこれをお届けしました。とテロップが出るほうが心が温まる。

原発

報道が地震と津波一辺倒になっている時から、原発のほうが深刻になるだろうと予想していたが、残念ながらその通りになってしまった・・・。
見慣れない風向きと風力の予報にお目にかかった人も多いはず。
(あっしは海のスポーツをやっていたお陰で天気図を見れば風がどのように吹くのかわかるが、一般の人は無理であろう)

幸いにもまだ、放射能被害が深刻というわけではないだろうが、漏えいしているのは事実だし、当の原発が
世界的に見ても非常に古い部類に入っていて、最近の安全な原発とは違うこともあまり報道されてはいない気がする。
現場で作業をされている方々は大変だとは思うけれど、安全に万全な対応をしていただきたい。
(3号機の問題が深刻だとの裏街道ニュースも入っていますので・・・)

中国電力からのボランティアの皆さん、頑張ってくださいね。

海外ではもう下のような分析までされているのに・・・・

こういうのを詳細な情報提供と言うのだ。
頭の悪い日本新聞社は見習って欲しいもの。分析能力がないから写真に頼ることになる。
映像を見せて、個々で判断しろということか?

*The New York Times/Asia Pacific*

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たーさんの裏街道を行く 大震災その3

2011-03-15 | 閑話休題


地震被害が深刻だが、さらに深刻だろうと思っているのが原発の問題。

枝野氏はまるで、東京電力のスポークスマンのような発表を繰り返しているが、現場の対応状況や改善状況が見えて来ないのは不安材料だ。
どこの局に登場する解説者も同じフリップで説明はするものの、どういった事象が危険水域なのか、具体的な話ができない皆さんばかりなので、もっぱら外国報道を見ていたのだが、3/12の今中教授のコメントが一番正鵠を射ているような気がする。

この説明を是とするなら、今回の事故はチェルノブイリまでの深刻さはないものの、スリーマイルよりも大きな事故であって、予断を許さないことになる。
現場の作業者や東電のことだから、何とか解決してくれるとは思うけれども、万万が一のことが起きた場合にどの程度の被害になるのか、分析してくれるところはないのであろうか?アメリカでは図面と付近の地図まで新聞に掲載して詳細がメディアで報道されているので、日本にはそんな力のある新聞社がないのであろうか??

いずれにせよ、一両日中に30キロを超える避難指示が出たときには、厳しいということなんでしょうかねえ・・・・?
ドン管首相、一番最初のコメントで原発は安全だとか、こいてなかったっけ?


「退避勧告、今後も見守って」
今中哲二・京大助教
2011年3月12日 22:26 日本経済新聞

爆発の報告を聞いたときは原子炉を覆っている最後の防護壁である原子炉格納容器が大きな損傷を受けた可能性を危惧したが、大きな損傷がないとわかり、ほっとしている。

1986年に旧ソ連で起きたチェルノブイリ原発事故のように、大量の放射性物質が外部に漏れ出すという最悪の事態はとり あえず避けられた。

核燃料が非常 に高温にならないと出てこないセシウムが外部で検出されていることから、燃料棒や炉心が溶融したのはほぼ間違いないだろう。原子力事故としては、1979年の米スリーマイル島事故の水準を超えた。スリーマイル島原発では炉心が溶融して放射能が漏れたが、爆発までは至らな かった。

核分裂を止めるホウ酸を原子炉に注入すると、もう原子炉は使えないが、格納容器の災害という最悪の事態を避けるためには仕方がない判断だろう。とにかく燃料を冷やす必要があるので、炉格納容器に海水を注入することも妥当な判断だ。

今後も微量の放射性物質は排出され続ける。避難指示は今後も守った方がよい。





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たーさんの裏街道を行く 大震災その2

2011-03-13 | 閑話休題


帰宅難民中のちょっといい話

1.電話
携帯電話が通じず、あきらめたあっしは使用しなかったものの、めっきり少なくなってしまった公衆電話に群がる人々。
約束があったり、重要な案件ですぐにも連絡をとりたい方々ではあったのでしょう。
とある公衆電話を通りかかった時に、
「このテレフォンカード誰のでしょう?」
と大きな声で呼びかけている人が。
店先の公衆電話だったので、店の人が出てきて言うには、
「さっき、皆さん小銭のない方もいるでしょうから、使ってもらってください。と言って、置いていったんですよ。どうぞ、使ってください。」と。
もしかすると、NTTの関係者の方だったのかも知れませんが、皆さん一様に”ありがたい”という表情が浮かんでいました。

2.自転車
様子がわかるまで、緊急避難的に入っていた中華料理店。
テレビも有難かったが、一宿一飯の恩を受けるまでは、「はて、どうやって帰ろうか?」と思案したわけだ。
①運動靴か、ウオーキングシューズを買って帰る。
 → はいていた靴を持ち歩くのは帰って邪魔になるので断念。
②近所の自転車屋でこの際自転車を買う
 → 安いのはもう売り切れていたという他のお客さんの掛け声で断念。
③ラブホテルに泊まる
 → すでに満員
④普通のホテルは?
 → 満室になったことのないホテルすら既に満室。
⑤車でおくってもらう
 → 幹線道路はヘルメットと非常持ち出し袋をしょった皆さんで溢れていて、車道と歩道の区別もつかず、何時に到着するかわからない。

と、料理屋の女将さんが、
「自転車なら2台あるから、乗っていってもいいよ。」と一言。
大変有難い申し出なので、揺れていたのだけれど、よくよく考えて見ると、
乗って行った自転車は戻さなければならない。ということ。
自力で漕いてくるのであれ、車に積み込んでくる方法であっても、もう一度この店に来なきゃいけないし、手ぶらじゃあ帰れない。
で、結局のところは断念。
しかしながら、見ず知らずのあっしらの会話を聞いて、自転車を貸してくれるというありがたい申し出をしてくれた女将さんに感謝。

3.携帯
充電器を購入する前に、すでに電池は一回カラになってしまっていたのだけれど、とあるコンビニでお嬢さんがいうには、
「私と同じなら、ここでちょっとだけ充電していってください。」と。
見ると彼女の機種はauだったので、結局できなかったのだが、その気持ちがありがたい。

4.通りすがり
都営地下鉄に乗り換えるためにバスを降りて商店街を歩いていたら、表で新聞を見ている商店主の方が一人。見るともなく、「ああ、やっぱりひどいことになっているなあ・・」と横目で見ていたら、
「これから帰るところですか?」と、声をかけられた。
急ぐ帰り道でもないので、
「そうなんですよ。大変でしたねえ。」
「今朝同じ新聞が2部入ってたから、よかったら見るかい?」と。
早速頂戴して、店先でタバコを吸いながら雑談。
おかげで帰り道は新聞のおかげで退屈せずにすんだ。

普段は干渉のない街などと言われてはいるものの、まだまだ日本人の人情は廃れていないんだなあ、とつくづく感じた一日でした。

お声をかけていただいた方々に感謝です。

 ご訪問有難うございます。



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たーさんの裏街道を行く 大震災

2011-03-12 | 閑話休題


さっき、やっと家に帰り着いた。

地震のあった昨日は東京ビッグサイトにいたのだけれども、ちょうどお客様とビッグサイトの外にいた。

あまりにも揺れがひどかったので、ご一緒していたお客様の車に同乗して、大田区界隈までいち早く避難。会場からの人の波、あきらめてゆりかもめに沿って歩き始める人達で周辺は相当な混雑だった。

JRをはじめ、私鉄、地下鉄とも完全ストップしてしまったため、帰るに帰れず、車も大渋滞がはじまってしまい、復旧まではどうにもなりそうにない。
あきらめて、最初は喫茶店、次は中華料理屋でワンセグテレビで、日がの様子を見ていると、どんどん悲惨な状況が明らかに。
JRはいち早く、運行停止を発表したけど、合理的な理由の開示はなし。
とある駅で聞いて見たら、赤羽で陥没箇所があるとの駅員の説明があったが、なんで、全線止まってるのかの説明はなし。

「たーさん、JRは何かあると、安全確認は目視が原則だから、今日は無理だろ。」と。

揺れ始めはゆっくりとした横揺れだったので、震源は遠いだろうと思っていたのに、都内でもあの揺れ。多分いままでの体験した中では一番大きな揺れだったろう。
この時点では、すぐに鉄道は復旧するだろうという、甘い考えで、100円ショップで歩いて帰るために、とLEDのライトを買い込んだり、携帯の充電器を買ったりしていたのが、後に役に立った。

今回のような大規模な災害で痛感したのは、携帯がなんの役にも立たなかったこと。
とにかく通じない!
アンテナは立っているのに通じない!
(ちなみにDOCOMOとSOFTBANKの2本を持っていたが、まったく駄目!奇跡的につながったのは、地震直後のDOCOMOからAUへの1通話のみ。)
たまにかかってくる電話は台湾や香港からの電話のみ。どういうこっちゃ!
DOCOMOさん、iモードは災害時も大丈夫って言ってなかったっけ?
伝言板?何人にやり方を聞かれたか知ってる?
今回の一件で、スマートフォンよりも若干ではあるものの通常の携帯電話のほうが非常時には役にたつことが判明した。SKYPEが使えても回線に繋がらなければなんの価値もない。

結局、10時すぎに一部の私鉄が開通したとの情報だったので、意を決して(歩いてでも?)帰ろうとしたのだけれど、あまりの寒風にあっしの堅かったはずの決意は、あっという間に崩壊し、一緒に食事までお付き合いしてもらっていた方のご自宅に一宿のお世話になることに。

東急池上線の踏み切りは警報機がなりっぱなしで遮断機は降りているものの、一向に電車が来る気配もなく、やっとの思いでバスに乗れたであろう人々もまったく走っていない電車のための遮断機で立ち往生。かれこれ20-30分は止まったままの様子。

とにかく電話が通じないので、詳細の確認がとれず、この時点ではテレビの情報だけが頼りなのだが、どの局も震災被害を受けた地域の情報のみに終始していて、都内がどのようになっているのか、さっぱりわからない。
せめて1箇所だけでも、都内の交通システムや避難場所を断片的ではなく、一括してやってくれればいいのに。
余震を警戒して、公共交通機関が止まるのには賛成するけど、何故そうなっているのかの告知がまったく不充分でオプションも取れない状態だった。
11時過ぎには少しずつ電話が繋がるようになってきて、徒歩で帰っていった人や、遠方の人、都内で渋滞にまきこまれて立ち往生している人との連絡が取れ始める。

「たーさん、どこだ?無事か?」
「ええ、帰れそうにないので、一宿一飯のお世話になってるとこです。」
「そうか、こっちは東京駅近くでもう3時間も足止めくってる。大渋滞だよ。」
「大丈夫そうですか?」
「まあ、車はあるからな。最悪どこかに止めて寝ることにするさ。」
「お気をつけて。」
「ああ、来週落ち着いたらメシでも食おう。じゃあな。」
無事辿り着いたかなあ・・・・

一宿のお世話になったご自宅は実に閑静な住宅街で、1時過ぎにはぐっすり。

朝食までご馳走になって、ご自宅を後にした時にはあまりにも落ち着いた周辺の雰囲気もあって、山手線が内回りしか走ってないことなど知らず、都営バスや地下鉄を乗り継いでやっと自宅まで。
交通機関の中では、都営が比較的安定していて、頼りになりました。はい。
石原都知事、都民のためにありがとう。次も頑張って頂戴。

ベトナムや中国にいる東北ご出身の方達からも様子が知りたいとの連絡があるものの、大きな被害にあっている市町村の情報はあるものの、○○県xx郡レベルの情報が全然放送されない。テレビに拠点給水施設なんて放送されてるけど、現地で大変な目にあっている人たちにこの情報、きちんと伝わっているのでしょうか? 本当に心配です。

福島・仙台は小さい頃に住んだことのあるところ。当時可愛がってもらった方達は無事でおられるのか。こちらでは無事でおられることを祈るしかありません。

政府も支援内容を具体的に報道を通じて、発表するようにしてもらいたい。
遠隔地での対応もこんなに遅いと、首都圏で起きたらどうなるのか。

Twitterでの情報提供と言っても、停電していなかった首都圏ですら、不自由したのに、停電している現地でパソコンや携帯??? まったくナンセンスな対応。
残念ながら、瓦礫になってしまっているのだから、詳細情報を印刷したビラをまいたほうが効果的だと思うんだけれども。 こんなところも日本の対応はどこかずれている!

一刻もはやく、食料と水と、こごえない対応をしていただきたいものです。



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