今更留学記 Family medicine

家庭医療の実践と、指導者としての修行も兼ねて、ミシガン大学へ臨床留学中。家庭医とその周辺概念について考察する。

procedure 外来

2010-06-20 00:13:14 | 家庭医療
FPOローテーションのコアであるprocedure(手技)外来は

木曜と金曜の午前にあります

各クリニックでは、レジデントの教育のために、予約の外来手技を週1回の決められたコマになるべく集中させます

その外来はアテンディングとレジデントがマンツーマンで診療を担当します

手技の種類は以下が主です
  • 皮膚生検(shave biopsy, punch biopsy, excision biopsy)
  • 皮膚病変切除(皮脂嚢胞、皮膚がん、懸垂繊維腫など)
  • 液体窒素による寒冷療法(AK, wartなど)
  • 産科エコー
  • 精管切除
  • 陥入爪切除
  • ステロイドの関節注射

多くの手技が皮膚絡みですので

皮膚科外来の研修と同時期にできているのは大変ためになります

さすがに精管切除術は、日本で続けることは無いと思いますが

陥入爪切除術、関節注射などはしっかりマスターしたいところです

ちなみに、婦人科がらみの外来手技(コルポスコープ、子宮内避妊具の装着など)は、Women's Healthのローテーションのときに研修することになります


研修の方略として、精管切除術と皮膚生検はそれぞれオンラインモジュールがあり、また必須の課題論文も10ほど指定されています

課題論文のうち二つは、手技外来を担当する2人のアテンディングがそれぞれ書いたものですので

彼らと働く直前にこれを読んでおくのは「必須」です

Essentials of Skin Laceration Repair<o:p></o:p>
Management of the Ingrown Toenail

最新の画像もっと見る