樹樹日記

じゅじゅにっき。樹木と野鳥に関する面白い話をご紹介します。

鳥と映画と仕事

2017年01月05日 | 野鳥
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお付き合いください。
さて、年末から正月にかけて、私は結構忙しく過ごしておりました。まず、鳥。
12月26日に、京都支部として2016年最後の探鳥会を担当。宇治川沿いのコースを歩きながら、参加者に43種の鳥を見ていただきました。そして、1月2日は近くの干拓田で冬鳥を観察する恒例の新春探鳥会を担当。例年より多い45名の参加者を2人で案内しました。
ありがたいことに、昼食時間に干拓田の近くに住む会員夫婦が、大きなポットに入れたコーヒーと数十人分の紙コップを持って来てくれました。4年ほど前、この探鳥会で私が勧誘して入会された会員です。「探鳥会には参加できないけど、fagusさんの顔を見に来ました」とのこと。うれしいですね~。こういうことがあるから探鳥会の担当を続けられます。


12月26日の宇治平日探鳥会の様子

私は1年に約20回の探鳥会を担当しますが、長い間一会員として参加したことがありません。たまには参加者として鳥見を楽しもうと、翌3日に隣の八幡市で行われた探鳥会に出かけました。結局お手伝いをさせられましたが、天候にも恵まれ、久しぶりのベニマシコ雄やこの場所では多分初登場のオシドリなど、じっくり鳥見を楽しむことができました。
その午後、鳥が主役の映画『鳥』をつくったヒッチコックのドキュメンタリー『ヒッチコック/トリュフォー』と、1966年にベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『アルジェの戦い』を見るために京都市内へ出かけました。探鳥会のはしごに続いて、映画のはしごです。
前者はヒッチコックを敬愛するフランスの映画監督フランソワ・トリュフォーのインタビューがベース。ヒッチコックファンの私としては見逃せない1本でした。後者はベネチアと同時に1967年のキネマ旬報外国映画第1位に輝いた傑作ですが、まだ見ていませんでした。フランスの植民地アルジェリアが独立するまでの戦いを描いています。たまたまですが、2本ともフランスがらみ。



そのフランスのある会社が日本で新しい事業を展開するので、その広告展開を手伝ってほしいという仕事が舞い込み、昨日大阪へ打ち合わせに行ってきました。クリスマスの頃にも別の仕事でインタビューを3件こなし、そのライティングで大晦日と元旦を費やしました。
というわけで、年末と正月は鳥と映画と仕事のはしごでした。今年1年、こんな感じで趣味と仕事がバランス良く続くといいのですが…。
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4 コメント

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Unknown (guitarbird)
2017-01-08 07:56:47
こんにちわ
今年もよろしくお願いします

宇治川探鳥会43種も出たんですね。
水辺だからでしょうか、ちょっとばかり驚きです。
ちなみに昨日A公園で今年初めての野鳥観察会をしましたが16種でした。

年末年始は忙しく過ごされたのですね。
私は変わらず初日の出を見る以外は家でゆっくりしていました。
その割に本が読めなかったのですが・・・
そうですね (fagus06)
2017-01-09 08:57:10
水鳥が多いですね。ちょうど記録を作っていたので、以下にコピーします。
多分、そちらとはだいぶ違うでしょうね。宇治川ではツバメが越冬しているのでイワツバメが記録されています。
ルリビタキやアオジは私は確認できなかったのですが、耳のいいベテランが声を聞いたそうです。

オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、カワアイサ、キジバト、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、オオバン、イカルチドリ、イソシギ、トビ、カワセミ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、カワラヒワ、イカル、ホオジロ、アオジ
Unknown (guitarbird)
2017-01-09 12:44:05
ふたたびですがリスト見せていただきありがとうございます。
やはりこちらの夏鳥が多いですね。
カモ類がいるのはいいですね、ますます一度参加したいと思いましたが、冬だと行く機会が持ちやすいかもしれないと思いました。

ちなみにですがでは一昨日のA公園の観察会で出たのは以下の16種です。
アカゲラ、コゲラ、ヤマゲラ、ヒレンジャク、ヒヨドリ、ツグミ、シジュウカラ、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、ゴジュウカラ、エナガ、ウソ、ベニヒワ、シメ、ハシブトガラス

なおスズメとハシボソガラスは観察会中には出なかったのですが(それらがあまりいない場所に行くため)、同じ日にA公園内で出ています。
クマゲラとキバシリとマヒワは前後3日以内に出ています。
トビとオオアカゲラとキクイタダキは時々出ます。
こんなところが冬のA公園の鳥です。

あとハクセキレイとムクドリは街の方にはいますがA公園では冬の間はほとんど出ません(ムクドリは夏もほとんど出ません)。

キツツキが (fagus06)
2017-01-10 08:46:01
3種類見られたのですね。クマゲラとオオアカゲラを入れるとも入れると5種類。
ヒレンジャクはこちらではまだ見ていないです。
探鳥会でベニヒワが出るのは、北海道ならではでしょう。
こちらではまず無理です。
ハクセキレイとムクドリはほとんどの探鳥会で記録されています。
地域によって普通種と希少種は全く違うということですね。

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