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島根県庁林業課林業普及スタッフからのお知らせ

木材生産の低コスト化の必要性を痛感

2007年11月19日 | 森林・林業関係者の皆さまへ
11月16日 仁多郡森林組合事業合同センターにおいて、木材市が開催されました。この市は、県森連斐伊川共販所の閉鎖に伴い、仁多郡内及び大原郡内の製材業者の方への、木材手配の利便性確保のため、仁多郡森林組合が独自に開催される市で、今年は、スギ・ヒノキを中心に300m3が競りにかけられました。

      市の全景

仁多郡森林組合の森林管理隊及び従業員が素材生産した木材であり、市の状況を森林管理隊及び従業員も興味深く観察していました。

       せりの状況

価格は、スギで9000円~10000円程度
    ヒノキで10000円~12000円程度
    マツで12000円~18000円程度と、特にヒノキの価格が下がって    いるように感じられました。

  出荷された木材に貼付された「しまねの木」シール
    (今はやりの産地偽装ではありません)

午前中の市に引き続き、午後からは場所を仁多郡森林組合横田支所に移動し、「効率的な素材生産のために」と題して講習会が開催されました。
午前中の市で、木材価格が10000円前後でしか取引されていない現状をみて、素材生産コストをいかに下げていくかが課題であると、それぞれ痛感させられた。

講習会においては、生産コストを下げるためには、労働生産性を向上させることは必要不可欠であり、そのため、現状の労働生産性を把握するとともに、労働生産性向上のため、1人1日当たりの生産性の目標を立て、目標達成のために、職員・森林管理隊・従業員が一丸となって取り組みことが重要であるとまとめました。

      講習会風景




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