善きサマリア人化計画 I wanna be Anpanman.

救命処置普及や災害救援活動、バス釣り、バイクツーリングや日々の徒然などの日記で~す。(@満州ぎょうざ)

島黄硫

2008年03月19日 01時02分30秒 | Jeep&ミリタリー
旧陸軍陸地測量部謹製の硫黄島測量図で、実物の初刷り(1枚目)です。
某測量団体にて撮影。元の画像は3MB以上あるので縮小しましたが、擂鉢山や塹壕線等が見て取れます。こんな小さな島で死闘が繰り広げられたとは…
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船舶事故

2008年03月10日 17時42分52秒 | 徒然日記
(※画像解説:重巡プリンツ・オイゲンと衝突したU-33。よく見ると黒シャツの哨戒長はあさっての方向を見ているし、一番手前の兵士は鼻クソをほじっているw。)

第28ゼンジーペキン丸船長こと、ぎょうざです。こんちわ。

イージス艦と漁船事故に始まり、明石海峡の小型タンカーと貨物船事故、そして今日の巡視船と漁船の事故と、海難事故が続いているが、とりたたて海難事故の多い年って訳ではないのではと思う。

船舶免許の更新の際には、事故の事例などの講習を受けるが、同様の事故が多かったと記憶している。

小型船舶の操縦経験者なら分かると思うが、広い海面上(湖面上)で操縦していると、他船(小型船舶)がこちらに向かっているかどうかなんてあんまし気にしない。
いざとなれば急速回頭で右に舵を切ればいいことだし、小型船舶は大型船にはない高い機動性を持っているので簡単に回避できる。

しかし、相手が大型船舶の場合だと、いくらこちらに優先権があったとしても心理的にこちらから回避するのが常だし、船舶操縦をするうえでのマナーだと思う。
回避というと大げさな気もするが、単に進路を変えずに速度を落としてやり過ごすことでもある(避航動作という)。

今回のイージス艦の事故は、衝突直前とその後の不可解な行動に関してはあたごが悪い。しかし、小型船の漁船側にも非があるのは、船舶免許所持者なら誰でも知っていること。

当初マスコミがこぞって右舷優先(保持船)の原則論でイージス艦を叩いていたが、進路を右に左に自由気ままに変更する漁船に関して言えば、一概に保持船側に優先権があるわけでもあるまいし、ましてや衝突回避義務は双方にあるはずである。

今回の過失では、イージスは接近する保持船に対して①減速するなどしてやり過ごすなどの避航動作を取らなかったこと、②保持船の船首方向を横切ろうとしたこと。
漁船は①左舷から接近する大型艦船(避航船)への警戒を怠ったこと、②避航船に対して警笛を鳴らさなかったこと、③衝突しそうな状況なのに右転などの避航措置をとらなかったこと、などが過失であろう。

海自幹部は只々頭を下げて平身低頭でいるが、被害者の家族や漁協関係者も恐縮しきっているようだ。
そりゃそうだ、今回も「なだしお」事件の時みたいに、海難審判では漁船側の過失も指摘されるであろうし。

船の操縦って単調なので、眠くなるし、又は他の事をやりながらでも操縦できてしまう。
例えばオイラの事例で言えば、GPSや魚探の画面に見入っていて沖の杭や橋脚に衝突したことがある。
「さっき見たときはあんなに離れていたし、進路もぶつかりそうな方位ではない」のにだ。
これは風の影響や海上なら潮の流れなどで自船の進路が変わってしまった事を気がつかないために起こる。
幸い大事には至らなかったが、このようなことはよくある事。車と同じでわき見運転が原因なのだ。

今回もたぶん「12分前にはあんなに離れていたイージス艦が、気がついたら目の前にいた」っていうところかな。

仮に漁船側の警戒が疎かだった場合、もう少しどちらかの船の速度が速かったり遅かったりしたら、イージス艦の右舷に頭から漁船が衝突していたっていう可能性もある。
まぁイージス側も挙動のおかしい漁船に対して早めに警笛鳴らしゃぁ、ぶつからずに済んだ事故な訳だが(この場合短音5回の警笛)。
海難事故ではよくある、ありふれた衝突事故なんじゃないかね。
それと今後の事故対策として、両舷の見張りウイングに警笛ボタンや小型の警笛ホーンを設置したほうがいいんじゃないかね。観艦式で乗ったけど、一番良く見える場所なわけだし。

ちなみにオイラの良くいく湖でも、トロール漁船が沢山いる。ここでは保持船やら避航船だかは関係ない。
こちらが停船していようが、保持船でがあろうが関係ない。漁船優先なのである。
オイラ達は遊びで、彼らは生業なのであるからと理解している。

それらの水域にはそれぞれの慣習があると思う。
今回の漁船だって、別にイージス艦に特攻したわけでもあるまいし、ましてやイージス艦に進路を譲れと、チキンレースを行ったわけでもあるまい。

ちなみに過去に起こった同様の事故(漁船同士)の海難審判では、両船の船長の過失を指摘して、双方に戒告の採決を行っております。
早いところの原因究明と海難審判開廷を希望したいところである。

その他気になる点。

艦長が寝ていた件について、どうのこうの言われているが、寝てちゃ悪いんですかw?
そんなこといったら加山雄三さんのクルーザーなんか、永遠に港から出れないでしょw。
当直士官は三佐の航海長だそうです。ジパングではナンバー3くらいの実力者ってことでしょ?当直って制度に問題でもあるんですかね?
そうなると船舶関連の国際法を変えないと。
そもそも船は操縦資格免許のある船長さえ同乗すれば、船長自身は寝ていたってテレビ見ていたっていいんです。操縦を行う人(当直士官他)を指名してさえおけば。
大型船は知らんけど、小型船舶は船長さえ免許持ってれば、あとは無免許の人間に操縦を下命しても問題なし。長い航海を船長一人で操縦するなんて無理でしょ。

それから、
被害者家族は艦長の涙ながらの謝罪を受入れたようですな。
この件について、ご家族は大人の対応をしていて非常に好感を覚える。当初イージス側を非難していた漁協関係者も、謝罪後は寛容な態度で好感度うpだ。
艦長の涙の謝罪以降、地元からイージス艦に対する非難のコメントが少なくなったような気がする。
先に述べた大人の事情だけでなく、同じ「海のオトコ」的な気質がそうさせるのか。

が、よく囲み取材を受けてる「親族」とか名乗っている老女、(石破長官に「うちんなか真っ暗だよ」とか言ってたバァさんのこと)その後のコメントぶりがかなりKYな気がするのはオイラだけかなw?
「親族」ならもうちょっと被害者家族と打ち合わせしてからマスコミに出たほうがいいんでない?
家族の心情とは別のことを言いそうな気がするスポークスマンですなw。
リップサービスやパフォーマンスで、マスコミ的には視聴者受けしそうなコメントを言ってくれるので、是非とも映像を取りたい対象なんでしょうねぇ。
カメラさんはこの「親族」さんから目が離せないでしょ。他局に出し抜かれないように。イージスをいつまでも非難する貴重な存在なのかな。テレビの報道局も乙ですなぁw。
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