１９２３年の関東大震災も阪神淡路大震災も都市直下型地震です。
７０年周期で起っている首都直下型地震が今日にも起こるかもしれません。
私も母親も写真撮影が趣味で、いつもは大きくて重い
１眼レフカメラで撮っています。
しかし阪神大震災の時は被災者に対して、報道カメラマンでない素人が撮るのは不遜だと感じたので2人共コンパクトカメラで隠し撮りの様にして撮りましたので
画像が荒いです。
阪神大震災から１９年経ち、３年前の東日本大震災では阪神大震災の３倍の死者があり、阪神大震災以上の悲惨な惨状を知りました。
そのため阪神大震災における遺族や被災者の気持ちの整理もついたと思うので１９年前に２人が撮った震災の写真を掲載する事にしました。
もしこの写真を見て不愉快に思ったり、心を傷つけた
遺族や被災者がいれば心より謝ります。
しかしこの写真の掲載で東京の人の防災意識が高まり、２万３千人の死者が出ると言われている首都直下型地震での犠牲者が少しでも減ることは阪神大震災の遺族や被災者も望んでいると思っています。
１階で寝ていて１階が倒壊した事による圧死と２階に寝ていたが倒れてきた家具やテレビによる圧死の合計が阪神大震災の死亡者の８０％を占めます。
この家も１階が倒壊しています。
この食堂も１階が倒壊しています。
鉄筋コンクリート造りの家でも１階がガレージで壁が少ないと倒壊します。
１階が店舗やショールームで２階から上が住居だと１階は倒壊します。
この学校も１階の窓が多く壁が少なかったのか完全に倒壊しています。
駅の1階は階段や店舗が多く、壁が少ないので倒壊します。
上と同じJR六甲駅を横から撮りました。
阪神新在家駅は２階の天井が崩落し、鉄道の高架橋も崩落しています。
１階から高層階まで同じ構造の２つのビルはどちらも
３階が倒壊しています。
三宮駅前の９階建てのビルは５階だけが倒壊しています。
上と同じビルを横から撮りました。
神戸大丸の上から5番目の階が完全に倒壊しています。
このオフィスビルの高さの中央の階が倒壊しています。
上のオフィスビルを正面から撮りました。
神戸市役所の６階が完全に倒壊しています。
上と同じ神戸市役所を別の角度から撮りました。
神戸新聞ビルはほとんどの窓ガラスが落下しました。
直下型地震ではP波で緊急ブレーキがかかってもＳ波まで２秒しかないので停車出来ず、しかもＳ波は上下の揺れなのでM７の地震でも９３％の列車が脱線するそうですが、阪神大震災当日S波発生時AM５時４６分に走行していたこのJRのコンテナー貨物列車が脱線していました。
阪急、阪神、JR通勤列車は幸いな事に始発前でした。
新幹線の武庫川の橋脚はコンクリートがはがれ鉄筋がむき出しになっていました。
新幹線も幸いな事に始発前でした。
国道は亀裂が走り段差が出来て車が前に進めず大渋滞でした。
阪神高速は完全に崩落してました。
阪神高速の橋脚
水圧が低く、火に届かない消火活動。
阪神大震災の死亡者の１０％が焼死でした。
消火をあきらめた地区
焼け落ちた家々。
首都直下型地震に備えるには
１、木造２階建ての家に住む人は絶対に１階では寝ない。
１階にいて地震の揺れを感じたらすぐ庭か道路に飛び出す。
寝室にはテレビや家具を置かない。
地震では寝ている顔にめがけて全ての家具やテレビが落ちてくる。
枕元には新聞紙を敷いて水と靴と懐中電灯を置いておく。
家が倒壊し閉じ込められても水があれば生きられる。
逃げ出せても足元はガラスの破片だらけなので、靴を履かないと逃げられない。
２、１階が店舗やショールームや画廊やドコモショップや日本旅行で２階から上がマンションのビルや２階か
３階に電車のプラットホームのある駅ビルは地震では必ず１階部分は倒壊するので、地震の揺れを感じたらすぐに道路に逃げてビルから離れる。
ビルに近いとガラスが落ちてくる。
震災において特に準備する必要はないが、私個人的に震災で助かったものを掲載します。
オフロードバイクのおかげで震災当日に西宮から両親のいる神戸にカセットコンロや食品などを届けられた。
道路に亀裂が走り段差が出来ても越えられるし、また道路が瓦礫と人の群れで走れないなら電車がストップしている線路の上も走れたので便利でした。
キャンプ用組立て式リヤカーは重い水を運ぶのに便利でした。
登山に使っていた３０ｍザイルは、屋根の瓦が落ちてブルーシートを張るのに命綱として屋根に固定し役立った。
